住まいはどこで建てても同じ?・・・・・冗談じゃないです
誰かにこんな事言われたら?
冗談じゃ無いと思いの工務店主様も多いと思います。
さて、
「どこで建てても、そんなに違いがあるわけでは無い」と
貴方はそう思っていませんか? 内断熱・外断熱工法も同様です。
創り手にとってこの様な事を真顔で言われると本当に情けなくなります。
どのように勉強されたのかは知りませんが、
中途半端な知識を持って言うのですから、
その対応に苦笑いした経験が有ります。
〔腹の中では何をいっているのと少し怒っているのですが〕
中には稀ですが、こちらの話は上の空、まともに話をするのも、
馬鹿らしく「どこで建てても同じと思っているのなら、見に来ないで」と
正直、思った事もあますね。
ここで一言、この業界の常識の一つに、自社に不都合は一切言いませんし、
教えません。〔肝に銘じて下さい〕
話はそれますが、4年程前の事です。弊社では、その以前から
薬剤を用いないで施工しています。それをあるハウスメーカーが
手抜きと, 建築予定の方に言ったのですが、どうして、無農薬にしているのか、
その施工をするにどれだけ注意しているのかの理由を一切聞かずに
玄関ばらいにあいました。
それは、薬剤を用いるデメリットを言わないで、
メリットばかりを言ったからではと推察がたやすく出来ます。
教えられた事、それを正しいと思うのは勝手ですが、
折角、時間を割いて見学に来たのであれば、
話を聞かなければ損と思うのですが。
最も、そのような方に限って、外断熱のデメリットを口にするのですが、
それを補って余るメリットを知らないと言うのか、素直に聞かないし、
どの工法で建てても変わらないだろうとの考えですね。
所が現場では
価格競争に加えて、断熱・気密は表裏一体の意識が少ない事と重なり、
今でも大多数が気密処理をしないで、隙間だらけの断熱施工がまかり
通っているのですが、お客様その現状を知らないのと、
隙間が起す不具合を教えられてないのです。
だから、どこで建てても、どの工法でもたいして変わらない考えに成るのでしょう。
その他には、外断熱をした事も無いのに、あさひホームと同じ様に施工して、
安くすると言われたから、その業者で決められたと言う客様もいました。
構造躯体においても同様です。「あさひ」と同じ様にすると言うらしいです。
何が同じ施工が出来る?
冗談じゃないですと言いたいのですが、時すでに遅しが多いですね。
最も、住まいは出来上がればお客様の言う通り大差が有りません。
中身の違いの見分けは出来ません。それに不具合は直ぐには起きません。
それにしても、昨日から外断熱を始めた施工者と同じにされてはたまりません。
「見えない所で施工方法に使う部材の違いや技術の差が有ります」
それにしても、目に見えない耐久性・快適性は言葉で理解して頂くのは難しいです。
その対策と言うのでは有りませんが、理解を深めて頂く為に、
より第三者の目で公正に判定できるCASBEEの建物評価システムを使って、
弊社で建てる標準的住まいの総合評価を明示し、
更にご縁の深まったお客様にはその個別の建築プランで、総合評価を
提出するようにしました。
さて、8月23日、24日の超長期優良住宅(200年住宅)造りの講演会に皆様の
申し込みお待ちしています。
断熱・気密の大切さを知ったプロの方が解りやすくお話して頂きます。
TEL・メールでの予約を受け付けています。
まじめな社長のまじめな住まい造り実践会 代表 米田正憲