ここまで読んでくださった方いましたら(いるのか?)ありがとうございます。 物語も佳境…とはいえ、まだその半分をようやく過ぎた所という衝撃の事実。もとより独りよがりのブログですが、よろしければ最後までお付き合いください…
イナギの意図は?
シルシと彼の家族の事故を忠実に再現することだった。(031-モノの冒険)イナギによる事故直前に起きた出来事(イナギ07‐ヨミが倒れる)が彼の行動の引き金になったようだが、直接の動機はまだ判然としない。
また、アノンによるとイナギは過去に2度アノンの命を狙ったようだ。(037-イナギ?)二度目はイナギの事故だとすると、一度目はいつ?そしてその目的は?イナギが事故を起こしたヤエコの命日の夜、アノンは取り乱した様子だったが…(016-命日)
ヤエコ達の主治医だったウケイは一年前雲隠れした後も密かにイナギの恋人ヨミの診察していた。(イナギ07‐ヨミが倒れる)繰り返される悲劇の裏にはヨミがヤエコの二人を結びつける何かが存在している…
モノとアキラはそれらをつなぐ因子を見つけた様子。(036-探るアキラ) シルシがイナギを亡き者にしようとしたこととも関連しているのだろうか?(022-その時、アキラ)
アノンの謎
アノンの首筋にあるバーコードのような刺青(029-刻印)が意味するものとは?そしてスフィア界隈で流行っているナンバーと呼ばれるタトゥーシールとの関連は?(038-事件)
デウ・エクス・マキーナ神話の元型(アーキタイプ)
マキーナ…ヤエコ(アノン説)? ヨミ? ???
マキーノ(マキーナを研究所から救いだした男性型アンドロイド)…イナギ? ???
博士(亡き娘に似せてマキーナを生み出した張本人)…シルシとヤエコの父親? ウケイ?
これから
皮肉にもイナギとヨミの事故によってかつてない盛り上がりを見せるスフィア『デウ・エクス・マキーナ』もその勢いとは裏腹に徐々に変質している。(039-権力の構造)一つの宗教やイデオロギー運動の趨勢に等しく起こる現象として。
そして教祖の受難を模倣する『まねび』のように、またフラクタルの図式ように過去を転写する『マキーナ神話』の元型(アーキタイプ)が暴露されていく。