いのちゃんの

「時間」
それは人生の中で最も価値のあるもの

たかがほおずき、されどほおずき

2017年08月09日 | よもやま話
「できれば週の真ん中に、一度顔を出してやってほしい」

と言う介護施設からのお願い

しかたな~く、仕方なく顔を出すようにしている

それは母が「帰りたい」「家が心配」「飼い犬が心配」を連発しているとのことから

母の施設に会いに行くと必ず手を振ってくれるおばあちゃんがいて

母よりも先に私に気付いたり

というか、ドアを開けたらみんなが一斉にこちらを見るわけで

ああ、その瞬間がちょっとなぁ、、、

スタッフが「〇〇さん(母の名前)待ってた人が来ましたよー!」だとか

「後ろを振り向いて、ジャジャーン!誰かしらー?」とか

大げさに大声で言われるのが嫌だな

「ハイ、こんにちわ、会いに来たわよ」

しかたな~く仕方なく笑顔で対応

カラオケを聞いたり(飽きる)

折り紙を折るのを見たり(飽きる)

母の作った作品を見ては

「上手にできましたねー」なんぞと他人行儀で言ってみたりする

母が何度も私の手を引いて

「みんなにお世話になっているから、こっちに来て挨拶してよ」

何度も何度も同じことを言う

この繰り返しが我慢出来ず、毎日一緒にいればストレスになる

先週行った時に、Mさんと言う頭はハッキリ、下半身動かずのおばあちゃんに

帰りがけに泣かれた、、、、ちょっと困った

そのおばあちゃんが「ほおずきが欲しい」と言ったので

りっぱなほおずきを2本買って今日は持って行った

物凄く喜んでくれて、みんながそのほおずきを眺めてニコニコしていた

「本当はね、ほおずきの根っこが欲しかったんだよ」と言われて

買ってきたとは言えず、また困った

帰る時にも涙を浮かべながら私に手を振る、バイバイって

。。。なんだかなぁ、帰るたびに私に手を振る年寄りが増えて来て困ってる(笑)