非日常の世界に誘ってくれる光景です。
俵山1,095m
俵山へは県道熊本高森線を下ります。御池さん、萌の里からは、標高差約700m強を登ります。
登山案内板の所から牧場に入る。草山の急登をピークを目指す。
ピークからは防火帯を東に行き林道に出る。そこを左に桧の林を進み、道が右に曲がった所から防火帯を登る。
この防火帯から振りかえれば正面に鞍岳が望める。
急登して尾根にでる。眺望はよい。
尾根を辿り右に杉林に入り林を抜けて潅木の中を急登すれば山頂です。
別ルートとしては随道を通らずに旧道の峠から登ります。
いきなり50m程の急登ですが、後は緩やかな登りで、途中一箇所と山頂手前を急登すれば山頂です。
秋にはマツムシソウや女郎花が咲きます。
登山口]萌の里、俵山峠
写真1:俵山々頂から一の峰方面の眺望
一の峰858m
緑々した風景は、実に綺麗で心を和ませてくれます。
この山でお会いしたある同好の士は、「ここは自分にとって天国の地」とおっしゃっていました。
まったく同感です。初夏から秋まで草花が咲きます。
一の峰の頂上からの俵山のロケーションは最高です。
足元は北側にすり鉢状に深く落ち込んでいて元噴気口らしい形状が見て取れます。
そこには牛が草を食んでいます。のどかな風景です。
隣に同形に峰があり、更に尾根を辿れば、俵山と冠岳をつなぐ外輪山の稜線に出ます。
そこから1時間弱で冠岳に着きます。
この写真の轍は、オフロードカーが乗り入れてできたものです。
緑の大地が痛々しい感じがします。
登山口:宮山牧野
写真2:新緑の一の峰
冠岳1,154m
冠岳には、地蔵峠からがさしたる登りもなく最短です。
地蔵峠を通る林道が完成してから登山する人も多くなりました。
眺望は西に熊本空港、市街地、金峰山、その向うに雲仙普賢岳と飽きない。
東は地蔵峠の先に大矢岳、大矢野岳、そこからなだらかに下る外輪山の斜面の緑がすばらしい。
北の俵山、阿蘇五岳の眺めもいい。
南は50m程行った岩の上からの吉無田高原方面の眺めも飽きない。
山頂から西側に下る山腹は、春はミヤマキリシマが咲く。
冬場は西風が強く着氷し易いので樹氷がきれいです。
本谷越の広場もからの西方向の眺めもいい。
登山口]地蔵峠
写真3:冠岳山頂、遠景は俵山
地蔵峠
県道28号線(熊本高森線)を上ナワ須から右折する。突き当たりは恐が淵という小さな滝壷がある。
ここに駐車し道を引き返し西方向、恐が淵から見て左折して草原の中の牧野道を登ります。
登山道は途中から涸れ沢添いの藪のなかの踏み分け道を登り、前記の道路を2,3回横断して登ります。
登山道の風情はすばらしい。
下の方は草地の原野で、峰の上に松の木を観ながら歩きます。
上の方は自然林のなかを登り、急登するとぱっと開けた所が地蔵峠です。
が、地蔵峠を通る道路が完成してからは登っていませんので今も踏み分け道があるかどうか分りません。
すみません、自己責任で登って下さい。
登山口]恐が淵
写真4:地蔵峠登山道から牧野の野焼き風景
南阿蘇外輪山(地蔵峠~駒返峠)
地蔵峠から大矢岳(1220m)までは草原の道です。地蔵様は西向きに安置されている。
昔、九州電力の方が雪のなかに送電線を巡視中遭難されたのを祈念して安置されたのこと。
大矢岳から東に自然林の道を進むと左にちょっと外れた樹間に大矢野岳(1236m)の山頂があるが、眺望はない。
外輪山の最高峰です。
更に東に2時間で駒返峠に至る。
多少のアップダウンはあるものの樹間のすばらしいハイキングコースです。
夏は木陰で涼風を受けながら、秋は紅葉観ながら、冬は樹氷と自然を満喫し歩きます。
登山口]地蔵峠・駒返峠
写真5:地蔵峠~駒返峠間稜線の秋の風景
南阿蘇外輪山(駒返峠~清水峠)
駒返峠へは、県道高森線をグリーンピア南阿蘇方向に右折する。
この道は、グリーンピア南阿蘇を過ぎるとUターン気味に大きく方向を変え、右下にグリーンピアを見ながら地蔵峠に至る。
駒返峠へはUターンして程なく右手に桜の広場、左手に記念碑のある所を通る。
登山道は、この広場に駐車し記念碑の横から牧野道に入る。200m程行った所でから右手に沢を渡る。
後は杉林のなかを進み途中コンクリートの林道に出るが再度杉林に入る。
道は天然林になり板で整備された所を過ぎると駒返峠(1060m)に出る。
駒返峠から右に行けば地蔵峠、左に行けば清水峠(920m)に行く。
多津山峠には、夏場には渓流が現れるが、秋から冬には涸れ沢となる所がある。
その先のピークの一つに高千穂野(1101m)がある。
高千穂野の両側は、長い雁木段になっている。
登山口]駒返峠・清水峠
写真6:高千穂野付近の登山道初夏の風景
清栄山1,006m
清栄山へは黒岩峠から20分で登れるが、高森峠から猿丸峠経由か、上村から登りたい。
山頂からの阿蘇中央山岳の眺めはすばらしい。山頂は稜線の一部で、稜線は更に北に続いている。祠がある。その先は藪が濃く行けなかった。
高森峠から南に御成山を経て上在峠、中坂峠、くえんど峠と九州自然歩道が続きます。
俵山から清栄山まで、草原、樹林、草原と多彩な自然歩道が続きます。
俵山峠から北に広尾根を辿れば、藪の中に北向山の山頂の標柱があります。
写真7:清栄山々頂から高岳(左)、根子岳(右)風景
敷根山1,065m・筒が岳1,296m
高森町から高千穂町に国道325線を行き、高千穂町河内から祖母山北谷登山口方向に直進する。
五箇所、津留を過ぎ、神原牧野方向へ右折するが、詳細は地図を参照下さい。
敷根山の頂上には祠があり枝振りのよい松の木がある。
緩木山から縦走できるルートもあるようだ
筒が岳は祖母国観峠から延びる尾根の西端にあり、登山道から見た屹立した雄姿は登山意欲をそそられる。
頂上には、東側の鞍部から岩場を草木に掴りながら登る。眺望は全方位良い。
写真8:仏舎利塔かモスクのような容姿の筒が岳
自転車で探訪した史跡・文化財等の記録です。一部山行の記録もあります。
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