熊本から気ままに山と自転車のブログ

熊本市近郊の山

熊本市近郊にも、西山群をはじめとしてハイキングに格好の山々が多々有ります。
見方、興味のもち方によっては、阿蘇・九重にも劣らない楽しい山歩きができます。
小萩山は東、金峰山は南、二の岳は西、三の岳は北と四峰合わせれば熊本平野から有明海まで360度の眺望となる。
単峰登山も良、縦走も良。軽重自在なハイキングが楽しめる。


金峰山665m
熊本市のシンボル的山。金峰山は一の岳の別名。
数千回の登山歴の方もいらっしゃるポピュラーな山ではあるが、この山を抜きで西山は語れないので、あえて私が好きなルートを記す。
老人憩いの家付近から岳集落を北に道をとり途中から左折して西に向う。
ほどなく道の左側に石の阿吽像を見る。
島崎の石工さんの江戸時代の作という。
ここが北登山口。北方向の二の岳を背にして登山開始。頂上まで50分。
東に熊本市街地、南に雁回山、宇土半島、天草諸島、眼下に坪井川、白川と平野、西に有明海と雲仙普賢岳と眺望は抜群。
登山口:大蒋陣、北登山口

写真1:梅雨の晴れ間の山頂から島原雲仙岳を望む(2010/7/17)


写真2:金峰山北登山道入口、石の仁王様 2012-1-07



二の岳685m
金峰山カルデラの外輪山の雄。
南に金峰山、西に有明海と雲仙普賢岳と眺望がすばらしい。
頂上には明治初期に起きた地震の鎮護を祈念する祠が祭ってある。
また、頂上東側直下には自然石に刻んだ江戸時代の植林記念碑がある。
三の岳へはここから50分。初秋には登山道脇の紫色のヤブランの花が美しい。
私は幸運にも寒冷前線の通過の光景をこれで二度目にした。感動ものである。
足元の小天方向から湧いてきた雲は、二ノ岳、三ノ岳の稜線北側を満たし、やがて溢れて南側の大多尾集落方向へ流れ落ちる。
自然の壮大な変化を俯瞰的に見学できる場所はそう多くはあるまい。
登山口:熊本市河内町野出
写真2:二の岳山頂、三の岳登山道方向



三の岳681m
熊本市の西北に位置し、金峰山を中央火口丘とするカルデラ火山の外輪山の一峰をなす。
二の岳登山口方向から見る三の岳の屹立する雄姿は秀麗。登山意欲をそそられる。
有明海とその向うに雲仙普賢岳、横島町の平野から小岱山と眺めは飽きない。
登山口:熊本県植木町山口
写真3:三の岳山頂、山口・半高山登山路方向



拝石448m
芳野農協倉庫脇から南方向へ稜線を辿る。
写真5:拝石は、巨石崇拝の場所



小萩山420m
熊本市の北西に位置し、小萩公園、小萩山と近場のハイキング目的地として愛好者は多い。
熊本市河内町東門寺方面から林道に入れば山頂まで自動車で行けるが、やはりここは徒歩で登りたい。
県道1号線馬の水から小萩公園駐車場まで天福寺林道が通っている。
小萩公園駐車場に駐車し徒歩で林道を歩く。
途中尾根筋が南西方向へ延びている地点から登山道に右折し、緩急のある坂道を登ること30分で頂上に飛び出す。
眺望は南の荒尾山から熊本市街地、竜田山、植木町までと広い。
馬の水からの登山路八合目付近右側に放牛地蔵が鎮座する。
登山口:県道1号線馬の水、小萩公園駐車場
写真4:小萩山登山路の放牛地蔵(2012/1/11)



荒尾山445m
山頂は自然林だが伐採されて小広場となっている。個人的には手付かずの鬱蒼とした樹海も好きだが・・・。眺望はない。


石神山123m
山頂から南に花岡山、東に熊本市街地、北に本妙寺山、西に西山の山塊の眺望が得られる。石神山公園の一部。


花岡山132m
山頂まで車で行ける。山頂には仏舎利塔があり、市街地からも見える。


万日山138m
緑地公園として整備されていて、途中からの眺望も良い。標高50m地点辺りに駐車場がある。


権現山273m
熊本市中松尾町から登る。東南方向の眺望がえられる。坪井川の流れと市街地の眺望がきれい。


木原山(雁回山)314m
熊本市富合町雁回公園から登る。山頂展望台からは全方向の眺望がえられ、不知火海も見える。


戸島山133m・神園山183m
戸島山は、戸島神社境内から山頂へ登る。両山とも山頂は整備されていて眺望が良い。
神園山は、山頂まで車で行けるが、運動公園側から急登の路を登ればちょっとした登山気分。山頂には展望台がある。


小山山189m
水道局配水所横から山頂へ、熊本県民総合運動公園側からも登れる。


立田山152m
市民憩いの山。
私が山行を始めたころは、小萩山から見て立田山の向こうに楠、武蔵丘団地が島のように見えていたが、現在は立田山が市街地の中の島に見える。

飯高山125m
菊陽町弁光の森の北、JT熊本工場の南。
県道沿いに駐車場がある。
山の南側半分が公園になっている。山頂に展望台があり、菊陽町光も森や熊本市街地等の眺望が楽しめる。


弁天山146m
西合志町弁天温泉センターの西。北側の水道配水地側から登れば山頂は直ぐ。東側山頂直下に弁財天を奉った社がある。眺望は南に熊本市街地が眺められる。
熊本からは菊池線を須屋から左斜七城町方向へ進む。途中県道脇の須屋と野々島堺に放牛地蔵が鎮座する。この放牛さんの傍に大きな一本杉があった。私は幼い頃、春日八郎さんの「別れの一本杉」の歌はこの場所をテーマにしたものと思っていた。
登山口:弁天山公園内
写真1:弁天山遠景



岩野山218m
植木町市街地の北、3号線の右手に位置する。
山の南面には、ロッククライマーの練習場になっている岩場がある。
この岩場を左側に迂回するようにの登れば山頂に至るが、現在はゴルフ場のグリーンになっている。
山頂からは東の阿蘇から西の三の岳まで、平坦地に群山、弁天山、横山、岩野山、平尾山と山高50m足らずの火山性の丘陵が続くのが面白い。


平尾山216m
植木町市街地の北、3号線の左手、山頭火が堂守をしていた味取観音裏手から登る。
静かな山頂の岩に腰をおろし、眺める景色は一服の清涼感のひとときです。


半高山294m
三の岳の北に位置し西南戦争時の篠原国幹が戦死した地として有名。植木町側からの道路脇笹尾の枝垂桜の巨木は見物だ。


内空閑城跡187m
植木町県道3号線を本村から左へ。駐車場から階段を5分程で山頂に着く。
眺望は北に米野山、東に平尾山、岩野山、遠方に鞍岳等が望める。


金毘羅山264m
県道3号線を砥石から左へ
標高差約120m、登山路は整備されている。眺望は西側を除き、不動岩から金峰山まで三方向がよく見える。
写真1:金毘羅山遠景


自転車で探訪した史跡・文化財等の記録です。一部山行の記録もあります。

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