熊本から気ままに山と自転車のブログ

野部田六地蔵板碑・両迫間六地蔵石幢

野部田六地蔵板碑・両迫間六地蔵石幢
2021/5/26(水) 曇

雨や黄砂で、今回のポタリングも中三日ぶりとなった。今日は午前9時過ぎ出発、目的地は、玉名市野部田の六地蔵板碑、晒榊神社の石造り狛犬、繁根木神社の石造り狛犬、両迫間六地蔵石幢、和水町民家村の旧布施家と欲張った行程とする。

先ずは、玉名市天水町野部田の六地蔵板碑(写真1参照)に参る。


大きい板碑(写真2参照)である。古墳の天井石であったものかと思う。


この位置に六体の地蔵尊(写真3参照)が刻んである。


後ろに廻って板碑(写真4参照)の全体を観る。後ろ側は、表面のように扁平ではないが全体としては加工した石板のように思う。


説明板(写真5参照)には、「・・・なお、この板碑の右端には文明十七年(1485)二月十八日開眼 願主徳宋と刻んである。
この板碑にはいたる所に穴が穿たれているが、地蔵信仰の一つとして病を防ぐべく、板碑を穿いて石粉を薬としていたためであり、先人の信仰の証として貴重である。」とある。


大浜町を通り、国道501で菊池川を渡り晒地区に入る。
地区の入り口に「太神宮」(写真6参照)がある。境内左側が一段下がっており、干拓がなされるまえの海岸線か?境内には井戸もあるので、古くは集落にとって大事だった所と思う。


玉名市指定文化財の狛犬があるという「榊宮」(写真7参照)に移動する。


阿形の石造狛犬(写真8参照)


吽形の石造狛犬(写真9参照)


この後晒船着場を探すが、見当違いだったらしく分からないので諦めて、国登録記念物のハゼ並木(写真10参照)がある菊池川右岸堤防を遡る。


玉名市指定文化財の繁根木八幡宮の石造阿形狛犬(写真11参照)を観る。
針金が巻いてあるので「何ごと?」と思って見ると、石が割れているのを補修した針金だった。地震の被害か?


吽形の狛犬(写真12参照)は、無事だったようだ。


繁根木八幡宮を後にして、両迫間の六地蔵石幢(写真13参照)に移動する。


かなり大きな立派な六地蔵石幢(写真14参照)である。


説明板(写真15参照)には、「地元では「六地蔵さん」と親しまれているもので、龕部に地蔵菩薩が彫られた六地蔵石幢です。・・・
・・・この六地蔵石幢は、・・・幢身上に中台があり、中台の六面には風化していますが獅子と牡丹の浮彫りが交互に見られます。六角の龕部には、地蔵が各面に刻まれ、・・・傘と相輪の間には別の石塔の部材が見られますが、形態から千五〇〇年前後に造られたものと推定されます。
六地蔵の地上高は三・四五㍍(別の石塔の部材を含んだ総高三・九〇㍍)あり、玉名市内にある二十二基の六地蔵石幢のうちでも大きく、県内でも最大級のものです。」とある。
この後、肥後民家村の旧布施家に移動する。


16時帰宅したが、直後から雨になった。今日も無事だったことを天に感謝する。
熊本(自宅)49km→肥後民家村26km→熊本(自宅)
所要時間7時間(実6時間) 総計75km 走行累計40,920km

自転車で探訪した史跡・文化財等の記録です。一部山行の記録もあります。

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