熊本から気ままに山と自転車のブログ

益城町葉山古墳・城の本古墳石棺・猫伏石

益城町葉山古墳
2017/9/13(水) 晴

今日は晴天。真夏日の予報ではあるが、10日ぶりに自転車に乗るべく朝から張り切っていた。
が、出かけたのは午後3時になってしまい、遠くへは行けないので益城町葉山古墳を目的地とする。

第二空港線を東に走り、砂原辺りから東南方向への道を走ると変則五差路の中心に「猫伏石」(写真1参照)と謂う大石がある。



猫伏石解説板(ねこぼくいし・写真2参照)では、「横手の五郎が熊本城築城の基礎石にするためここまで担いできたが、猫伏が破けたのでそのまま残して帰ってしまった」とある。が、民話としては面白いが本来の伝承が忘れ去られているように思える。
「ネコボク」とは稲籾等を干す莚のことだが、「猫―伏石」だとすれば「ネコ」は根子岳のネコ、伏石は鞍岳の登山口名称と同じ地名ではないかと解釈してみた。
更に飛躍して、宇土市の「猫の城古墳」荒尾市の「猫宮」と共通の「ネコ」から、古墳ではないかとも考えた。
私には、四ツ山古墳の大石にも似ていて、巨石による古墳跡にも思える。
変則五差路は、古墳築造時の工事用道路がそのまま里道として残ったのではないかと推測する。



西方向に回ると祠(写真3参照)が祀ってある。
猫伏石の場所:(マップファン地図)



猫伏石を後にして、東南方向に時計回り回ると鎮守の森のような樹木が見える(写真4参照)。
目的の葉山古墳だろうと進入路を探す。



南方向から森に向かうと、石段があり墳丘に上れる(写真5参照)。



墳頂(写真6参照)は、隅に火の見櫓が建っている。
整地された空間は、稲荷社の跡らしい。
前方後円墳の前方部か。



西側の進入路からの風景(写真7参照)。
前方後円墳の後円部か。
足元の窪地は、周溝の跡のように思える。
葉山古墳の場所:(マップファン地図)



夕方のラッシュに遭遇しないうちに帰途に就くことにする。
今日も無事だったことを天に感謝する。
熊本(自宅)15km→一葉山古墳15km→熊本(自宅)
所要時間3.5時間(実2.5時間) 総計30km 走行累計21,965km



城の本古墳石棺
2019/2/4(月) 晴

城跡公園の丘陵を上がって右側の丘の上に、城の本古墳石棺(写真1参照)はある。



この石棺(写真2参照)は移設したものか?
屋外の雨ざらし日ざらしで、内面にわずかに赤色顔料が残っている状態。
益城町のホームページを見ると、赤色顔料がたっぷりと残っている。
移設ということであれば屋内か、せめて上屋でもかけてくれたら、劣化の進行も少しは遅くなるのではないかと思うが、文化財としての取り扱いが粗雑過ぎるのではないかと心が痛む。それともレプリカか?



説明板(写真3参照)では、昭和57年の豪雨時に木山城北端の崖崩落により発見されたとある。
男女2体分の骨と、副葬品の鏡、勾玉、管玉類が出土したとある。
城の本古墳石棺の場所:(マップファン地図)



15時を過ぎ、早めに帰途に就く。
今日も無事だったことを天に感謝する。
熊本(自宅)18km→木山城跡20km→熊本(自宅)
所要時間3.5時間(実3時間) 総計38km 走行累計27,098km

自転車で探訪した史跡・文化財等の記録です。一部山行の記録もあります。

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