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伊勢根付職人 梶浦明日香の『手のひらの幸せ』

若手職人グループ『凛九』『常若』について 自己紹介④

こんばんは。
今日は一日、雨降りでしたね。

今日は雨も重なって、心が重かった人も多かっただろうな。
大型連休最終日。雨降り。
明日からまた、学校、会社。

心がしんどい人は、まずは一番は、自分の体を大事にしてくださいね。
心を無視しすぎると、人間って生きてけないんだから。

誰にどう思われてもいい。
まずは、自分の心を大切に。
笑顔でまた前向きに頑張れるようになったら、頑張ればいいよ。
人間にも、物事にも、波があって、
頑張れない自分もいるから、頑張れる自分もいるんだよね。
頑張れない自分も、愛おしい自分。
それでいいのだ。

・・・



さて、今日は自己紹介の最終章。
伊勢根付の職人としての私だけでなく、
私のもう一つの顔。
若手職人グループのリーダーとしての顔をご紹介させてください。

私は、このままだと後継者がおらず、
さまざまな伝統工芸が受け継がれることなく失われてしまう
と思い、伝統工芸の道に入りました。

伝統工芸の世界に入って気がついたこと。
弟子入り希望の職人が来ても、続けられずに辞めてしまうこと。

私と同時期くらいから、徐々に若い人が
あちこちの伝統工芸で弟子入りする事例が出てきていたんです。
取材させてもらった職人さんから
「実は4月から若い子が弟子入りしたんだよ。」
って、うれしい電話をもらったりして、
仲間がいるんだなあと嬉しくなっていました。
しかし、決して甘い世界ではないため、
せっかく自らの意思で職人になる道を選んでも、
続けられなくて辞めてしまう人も。

理由の一つが、
職人って師匠と弟子の2人だけの世界で、
息抜きがないというか、
アナウンサーの頃は、同期とか
仕事が終わったあとにあれこれ話しをして
また明日も頑張ろうって日があったのですが、
それが、職人は一人ぼっちで出来ないんですよね。

なので、同じ立場の友達作りたい。
と、最初に三重県の若手職人全員に声をかけて
2012年『常若』というグループを作りました。
当時、伊勢根付3人、伊勢型紙、伊勢一刀彫、浅沓の職人
6人のグループです。

最初は、飲み会とか、
わちゃわちゃ日頃の情報交換や愚痴など
仲間が出来たらいいなと思っていただけだったのですが、
仲間とだったら、こんなことできる、あんなことしたい
と、一緒に話しをしながらいろんな希望がみんなで膨らんで、
あれもこれも、実現するためにいろんな人に相談して。
夢がどんどんあれもこれも実現していって。
2017年には海外での活動もイオンさんがスポンサーになってくださり
県の事業に参加させてくださったおかげで実現し、
たくさんの経験をさせてもらいました。



そして、2017年には
東海3県の若手(当時20代〜40歳まで)の女性職人に声をかけ
『凛九』というグループを結成。
尾張七宝、美濃和紙、有松絞、伊勢一刀彫、漆、伊賀くみひも、伊勢型紙、豊橋筆、
そして、伊勢根付の9人の女性職人のグループです。
全員、伝統工芸のその道一筋でなんとか生きていきたいという
覚悟を持ってこの世界で頑張っている職人たち。
高齢の男性のイメージが強いこの業界で、
師匠たちが出来ないこと、やってこなかった挑戦をして
新しいきっかけを切り開いていきたいというグループです。
徳川美術館で展示をさせてもらったり、
日本橋三越・横浜高島屋・名古屋タカシマヤ
と、展示販売、
NHKの『イッピン』という番組で90分特番を組んでもらったり
Youtubeでラジオを放送してみたりと
様々な新しい経験をさせてもらっています。



実はね、このブログも
その凛九の新しい挑戦の一環として
始めたものなんです。

その新しい挑戦については、
また追々・・・

いろんな挑戦ができることは、
新しい経験を積めることは、
なにより嬉しい、ありがたいことだよね。

未来のことなんてわからないけれど、
日々、新しいことに怖がらないで
みんなと一緒に助け合って、
自ら行動し、挑戦していけたら、
どうあったって、必ず素敵な未来になるんだって
私は私の運命を信じてるんだ。

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