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御水舎 輪藏 南蛮灯籠 東照宮 日光 栃木県

★御水舎 輪藏 南蛮灯籠 東照宮 日光 栃木県

 

想像の像を見ていよいよ『陽明門』に行く階段の横手に『御水舎』があります。

 

 

とても立派な建物です、特に目を引くのは石造りの柱ですね。

花崗岩造りにしたのは、水で腐食しないようにとの配慮といわれています。

この画像正面から写したものなので、分かりにくいですが、四隅の柱が三本なんですね。

これはかなり珍しいと思います。

そして唐破風の妻の部分には『飛龍』の彫り物が飾られています。

これは、『飛竜』が『火難から守護する水の霊獣』という中国の伝説に基づき、この水場を鎮護しています。

さらに、その下を見ると『蟇股』がありさらにその下は欄間づくりとなっていて、透かし彫りの彫刻が取り付けられています。この透かし彫りから日が差し込んできます。

この水盤は1618年に佐賀藩主鍋島勝茂によって奉納されています。

 

次は『輪蔵』です(経蔵)のことです、何で『輪蔵』というかといいますと、この中に八面体の回転する書架があって、その中に『一切経』が納められているからなんです。

 

ご開帳されているときにお参りして、この廊下をぐるっと一回りするとここに収められているお経をすべて読んだとおなじ功徳があるそうです。

この建物一見は二階建てのように見えますが、下の屋根のように見える部分は『裳階』と呼ばれ、屋根のひさしの役割を果たす部分だそうです。宮には様々な匠の技が駆使されているんですね。

 

『南蛮灯籠』がありました、陽明門の側の石垣の手前に立っています。

 

画像で見ると一番左の一番前の、茶色の灯篭です。

これは、『伊達政宗』がポルトガルから鉄を取り寄せて作ったものだそうです。

これらの奉納物を見ているとこの時の『徳川家』の力がいかに強かったかがわかりますね。

『参勤交代』やこういった『徳川』の建物を建てるときには、寄進が要請されそれによって、各大名が財力を過度に蓄えないようにしたわけですね。

三百年間体制を継続させるためには大変な努力があったわけです、そしてそのために日本はかなり特殊な国になったのではないかと私は思っています。


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