★古代ローマ様式との調和 ジョバンニ洗礼堂 フィレンツェ
内部の柱や丸みを帯びた窓から、古代ローマ時代の香りが漂ってきます。
天井画から床にかけて数層にわたる壁画や、飾りなどが施されていますが、どれも素晴らしいものです。
コーディネートも絶妙ですね。
天井画を視野に入れながら主祭壇を撮ってみました。
大きく描かれたキリストが、主祭壇の上にあります。このキリストも素朴で近親間を覚えますね。
失祭壇です、どことなくエジプトの雰囲気を感じるんですけれど、色の具合でしょうか?
ルネッサンスの文化は、古代ローマ、ギリシャの文化や芸術の復興であると同時に、古代の文化に含まれている多神教の部分を捨象するか、うまく取り込んで、キリスト教の教義化していくということが大きな特徴でした。
ですからこういった、古代の様々な要素を美術工芸、デザインや建築にも取り入れながら発展をしていきます、ここでもその総合力のすごさに圧倒されます。
最後に床のモザイクをご紹介します、ここの床面美術館はとても素晴らしいのでもう少したくさん画像を撮ってくればと後悔しています。
素晴らしいデザイン力ですね。