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500年の時の流れ ドゥオーモ ミラノ

 2020年1月訪問 イタリアからコロナがなくなるまで書き続けます。

 少し角度を変えてドゥオーモを見てください。




 『ドゥオーモ』は最終的に現在の形になるまでに500年という長い年月がかかっています。

 創建は1386年、日本では室町時代でした、室町時代にもなるとたくさんの建築物が日本でも建てられました、しかし、500年の長きにかけて延々と作り続けられた建築物はありません。

 『ドゥオーモ』は1386年から作り続け始められて尖塔が完成したのは1887年です。この間にはヨーロッパの歴史に翻弄されるように何回も工事は中断しました。



 この『ドゥオーモ』の建設を発想したのは、ミラノ領主ビスコンティ家の『ジャン ガレアッツォ』「ローマのサン ピエトロ大聖堂」に次ぐ大聖堂を作るという夢のために着工しました、さすがに、『サン ピエトロ大聖堂』をしのぐとは言えなかったのでしょう。

 『ジャン ガレアッツォ』は1387年にはヴェローナ、1399年にはピサ・シエナそして1402年にはボローニャを相次いで併合しました。さらに、家格を高めるため、豊富な資金を当時の神聖ローマ皇帝ヴェンツェルに献上して、引き換えに帝国諸侯の身分を買い取りました。そのころはあまり核が高かったわけではなかったんですね。1395年にはミラノ公・パヴィア伯に任じられ、正式にミラノ公国を成立させました。

 戦争に優れた能力を持っていましたが、文化や芸術にも造詣が深く、その考え方がこの『ドゥオーモ』にも反映されているのでしょう。

 

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