ホーエンザルツブルク城
このお城の始まりは、12世紀に神聖ローマ帝国皇帝ハインリッヒ4世とローマ教皇グレゴリウス7世の間で叙任権闘争が起こるですね。これはヨーロッパじゅうを巻き込む広範囲な戦争だったわけです。
この闘争のさなかに教皇派の大司教ゲプハルトが帝国軍と闘うためにこのお城を建設したんですね。この戦争は帝国側の敗北に終わりました。
この闘争は歴史的には皆さんもよくご存じの「カノッサの屈辱」(1077年)として名をとどめているんです。
ザルツブルクの街から望むザルツブルク城
ゲプハルトが建設し始めたこの城の増改築はマイセン辺境伯コンラート1世(在1098-1157年頃)の時代にさらに発展したようですね。
ザルツブルクは塩の砦という意味です、ザルツブルク周辺と塩の歴史は古く紀元前7000年にはハルシュタットで塩が取れていたということです。
塩は白い金でとても高値で取引れてました、この売り上げがザルツブルク城の繁栄に貢献しています。