★表門 阿吽の呼吸とは知らなかった 東照宮 日光 栃木県
『五重塔』の先に階段があります。
どれだけ時代を経たかわからない木(杉かな)大木ですね。
『表門』が見えてきました『仁王』さんも見えています。
登りきるとこんな感じ、切符もぎりのおじさんがいます。
この建物は『表門』1636年(元和三年)徳川家光によって造営されました。
四本の門柱の前後に控柱(ひかえばしら)が八本あります。
その両脇に『仁王』像が置かれている、寺院門です。
明治政府が天皇の権威を拡張するために仏教をないがしろにする前は『仏教』も『神道』も仲良く同居していたのです(神仏習合)。
仁王さんです。この『仁王像』は今日の大仏師『法眼康音』の作品です。
こちらの『仁王』さんは右側に控えているので、『阿形』(あぎょう)さんですね、大きく口を開いて行を吐き出しています。
こちらの『仁王』さんは『吽形』さんですね、口を一文字に閉じています。
あなたは『阿吽の呼吸』という言葉はご存じですね、では、その意味はご存じですか?
『阿吽』とは宇宙の始まりから終わりまでを表すサンスクリット語です。
というところから、二人が呼吸まで合わせるように以心伝心した状態ということだそうです。
薄っすらと走っていたのですが。
『欧州』では石と石を加工する技術をたくさん見てきました、そして、今度は『日光』で、木と、木を加工する知恵と技術を見ています。本当に素晴らしいです。
さて、明日は『蟇股』かな?