アトリエ 籠れ美

絵画制作、展覧会、美術書、趣味、その他日常の出来事について
平成27(2015)年5月4日より

第24回旺玄会東京支部展出品作制作記(M80号)その6

2025-03-27 03:00:00 | 絵画制作記、スケッチ記、版画制作記
*「第24回旺玄会東京支部展出品作制作記(M80号)その5」(2025-02-28 の記事参照) の続き。

 えらく時間が空きましたが、昨日ようやくカンバスを張りまして、これでいよいよ実作、木炭デッサンに入れます。

 来週の水曜に始める予定です。

 今作はどうしてもカンバス上で悪戦苦闘する、そういう木炭デッサンをしないといけないので、もう覚悟してます。

 まあ、それも自分の腕前のなさが要因ですが、それだけでなく、やろうとしていること、試み自体が無茶なんで、こればっかりは仕方ない。


 問題はどの辺で妥協するかですね。デッサンさえうまくいけば、油絵具を使っての着彩はもはやどうでもいいとさえ言ってもいいくらい。

 ですので、この木炭デッサンには一ヶ月以上かけるつもりでいます。ああだ、こうだと悩みながら、考えながらのデッサンになります。

 慎重に進めることにもなりますし、大胆に、まあこの辺でもいっか、っていう、ある意味、いい加減なところもないと、いつまでもデッサンが終わらないので、一気呵成なところ、大らかさもないと、いけないでしょうね。


 頭の中では、大体のところは決まってますし、取りあえずはまだ時間はたっぷりあるので、最初はのんびり、ゆっくり始動します。

 あまり苦しまないのを願いつつ(悩んだ末に、脳天気にデッサンができちゃいますように)。


 付)今作はM80号、縦構図の人物画(日本神話の神一柱を描いたもの)です。

 注)支部展は今秋、10月上旬です。しかし遅くとも6月初旬から油絵を使っての制作に入るつもりでいます。

 蛇足)今回は搬入出を業者に委託予定。今回は初日のオープニングパーティーと最終日の打ち上げに出たいと思っているんですが、ちょっと無理かなあ。

油絵下地最終テストその5

2025-03-24 03:00:00 | 絵画制作記、スケッチ記、版画制作記
 昨日、5枚とも制作。

 もうね、次回が山場、山場って言うのは止めにします。 

 っていうか、訂正し、お詫びします。

 制作は滞りなく進んでいますが、まだまだ結果を得るには時間がかかります。

 少なくともあと2回は必要かと。


 下地自体の作り方はもうこれで決まりなのでいいんですが、問題はその上に乗せる絵具層、つまりは描画層の下地をどうするか。

 用意した5枚とも、同じじゃあ、意味がないので、あれこれ変えないといけない。

 もちろん本命の描き方はあるし、それも当然試しているんですが、他はどうするのか。そこで手を替え品を替え、というわけなんです。

 その本命の描き方も、今回やってみて、変えた方がいいとわかり、その変えたやり方のも描いてます。


 つまりは試行錯誤しながらも着実に先へ進んでゴールが見えている状態ですので、繰り返しになりますが、安心してます。到達すべきビジョンは見えてますもんで。

 これまた繰り返しになりますが、5枚とも最終的には似たような仕上がりになります。問題はどれが自分の望むものなのか、具体的にはどの描き方がより短時間で効率がよいのか、それを確かめています。

 これまでは、何だかんだ言って、迷いながら、ああだこうだって、最終的には、それなりの仕上がりになっているわけなんですが、それをシステマチックにしたいわけなんです。

 自分なりの風景画の、決まりきった描き方、それを確立したいわけなんです。

 そんなに難しい話じゃなく、良い意味で手数を減らしたい、今までちょっと画面をこねくり回し過ぎなんじゃないかと、そういう疑惑を抱いているわけでして。


 何とかなると思ってますが、まあ油絵は乾くのに時間がかかるよなあ、っていう。

 だから確実に週一回の制作を維持しつつ、あとは他の絵に取り組む、とかするしかないですね。


 付)そう、いよいよ今秋の支部展制作のM80号のカンバス張りを明後日の水曜に行います。そうしたらいよいよ木炭デッサン開始です。

 注)やっとですかあ、少々もたつきすぎ、いやさぼりすぎか。これから夏に近づき、油絵も乾きが早くなっていくとはいえ、急がないと間に合わなくなるぞ(今作は背景は、ほぼ真っ黒なので、黒は乾くの、時間かかるゾ)。

 蛇足)今年でなく、来年の本展(旺玄展)出品作は、何をどう描くか、題名を含め、何もかも決まってますが、これが時間がかかりそうなので、いやかかるだろうね、こっちも早く取りかからないと(M100号、縦構図、人物画)。

今週のこぼれ話(第516週)

2025-03-23 15:56:25 | 随筆(日記、旅行)、お知らせ、こぼれ話
 今週のこぼれ話を。

 久し振りに「ジムビーム」を飲んだんだけど、こんなに甘かったっけ? ロックで飲むとちょうどいい感じ。これって、それだけ舌が肥えたのかも。



 休日の朝食は、インスタントコーヒー(マグカップ一杯、ミルクのみ入れる)にブラックサンダー。いつの間にかカントリーマアムから変更。これはこれで良し。



 私の体調不良、小便が黄色いのはやっぱり水分不足。意識して大量摂取を続けたら治りました。

 また就寝時や起床時の頭クラクラは、ほんの少しずつですが、日々改善し、ここんとこの気温の上昇を受けてか、ほぼ治まる。季節の変わり目によるものかも。



 只今、埼玉テレビで毎週土曜、夜22時から22時30分、「機動戦士Zガンダム」再放送中。

 運良く第一話から録画できました。テレビ版はほとんど見てないので、ちょうどいい機会かと。

 それにしてもこんなに話の展開が遅かったかしらん。じっくり描こうということなのかもしれませんが、ちょっと意外でした。



 春のお彼岸は本日の最終日。母と無事に墓参。近くのお寺なんだから、お彼岸と言わず、もうちょっと行かないと。

 親戚のお墓、これも近所なんですが(ただしこちらは小平霊園)、木曜の夕方、アルバイトが早上がりだったので、少々強引に独りで行ってきました。

 お供え花をスーパーの安いのではなく、花屋でちゃんとしたのを買うようになったのが、私なりの進歩かな。

 だって普通はもっと遠くて、交通費や時間がかかるものね。だからせめて花代くらい、けちらないように気をつけるようになりました。

 これでもうちょっと信心深くなればいいんですけど。

油絵下地最終テストその4

2025-03-20 03:00:00 | 絵画制作記、スケッチ記、版画制作記
 今月16日の日曜に制作。

 前回の記事で下地は2層になると書きましたが、3層になることが正式決定。

 あれこれと二転三転してますが、目指すビジョン、到達すべき仕上がりは見えてますので、方向性に迷うことなく邁進している状態にて、不安等は一切ありません。


 すでにあれこれ試した下地ですが、結局は5枚とも同じ色となってます。そこでどうするか。

 用意した5枚、M3号2枚、F8号、F10号。そのうち3層にしたのはM3号1枚とF10号1枚。これが本命。

 残る3枚、同じ描き方をしたのでは意味がない。そこで、私のいつもの癖でやりがちな、間違った描き方を敢えてしたのが、M3号2枚。そして全く違う描き方をしたのがF8号。

 こうして違う描き方をしてどうなるか、ということなんですが、実は結果は同じ。そうなると思ってます。

 ただし、本命の、つまりは私にとっての正しい描き方をしないと、その分、手間がかかる、時間に無駄が出る、ということになります。


 さあ、あとは本当にそうなるかどうか。目指すは幻想的な画面。その画面作りに向けて鋭意制作中、というわけです。


 付)前回の記事で次回の制作、つまりは今回が山場と書きましたが、それは次回に持ち越しです。

 注)明確な目標が見えている分、それに向けての試行錯誤、制作手順の変更、再確認等なので、精神的には何の重圧、負担もありません。

 蛇足)うまいこと結果を得られると思ってますが、果たしてどうか。

独自技法追究(第91回旺玄展出品作含む)その17

2025-03-17 03:00:00 | 絵画制作記、スケッチ記、版画制作記
 昨日、この記事で制作中の、第91回旺玄展出品作のF50号、F20号の風景画、F6号の人物画(頭部のみ)を検討した結果、そのいずれもこのままで完成としました。

 ということは、肝心のF50号もこのまま出品することにしました。まだかなりの時間的余裕があるんですが、筆が止まっており、もうこれ以上手を入れないと決めました。

 F50号については、もっと描き込む手もあるんでしょうが(具体的には最明部と最暗部を追求し、画面にメリハリをつけ、より立体的、活人画を目指す)、そうした場合、私の狙い筋から外れるのでこのままとする決断をしました。

 輪郭線は敢えて、薄くですが、残してありますし、それよりも何よりもこの状態のまま出品し、批評を乞いたい気持ちも正直あります。こんな気持ちになったのは初めてですが、積極的に聞きたいわけでもありません。

 こういうのって、自然と伝わるんですよ、良くも悪くも反響がある場合。そういった風聞を手に入れるためにも支部に入っていることは必要でして(本展会報で大きく取り上げられることはなくても、支部展や支部総会等で耳にすることになるものです)。

 なあーんだか、私も公募展、すれっからしになってしまったところもあって、困ったもんです。しゃあしゃあとしてます。

 というわけで、いずれの作品も仕上がったので、これでこの記事も終わりです。


 付)さあ次は、今秋の支部展のM80号です。木枠は既に組んであり、カンバスロールから必要なサイズを切り出してあるので、いよいよ明後日にカンバスを張ります。そうしたら即、木炭デッサン、開始です。

 注)これで油絵の人物画の描き方を完全習得しました。具体的には、油絵具を使っての、人肌の表現を最低限できるようになった、ということです。意外とこれができない人が多い。

 蛇足)これで風景画をものにできれば、いよいよ画家宣言ができそうです(これについては時期が来たらきちんと記事にします)。

今週のこぼれ話(第515週)

2025-03-16 09:22:52 | 随筆(日記、旅行)、お知らせ、こぼれ話
 先週の日曜は起床後から酒飲んで午睡、投稿できず。また教本の中級編に突入はしたものの、クラッシックギターも滞りがちでした。

 それでは今週のこぼれ話を。

 母が、舌と口内の薄い皮が剥がれる感覚があるということで、かかりつけ医へ。いつもの高血圧で通院しているところでして、私も付き添いに。

 荒れているのは事実らしく、ビタミン剤とうがい薬、塗り薬をもらう。

 再度医者へ行くと、見た目は治っているとのこと、そこで今度はビタミン剤だけもらう。

 考えられる原因は、野菜不足、肉不足、果物食べてない、そんなところ。しかし肉不足は当たっているものの、日々の夕食は野菜だらけ。そして確かに果物食べてない。

 毎日の夕食作りを任されている私としては深刻に受け止めざるを得ず、みかんを買ってみたり、スーパーで買った惣菜(揚げ物)を食べたりしてみたんですが、ついにこれだと思われる原因を発見。

 それは水分不足。母(生前の父もそうだったんですが)、あまり水分を取らないんですね。冷蔵庫の麦茶パックで作った麦茶が全然減ってないことに私が気づきまして。

 それで意識して母に麦茶を飲んでもらうことにすると、改善の傾向に。おそらくは完治するでしょう(っていうか、先生は見た目は治っていると言っているわけで)。

 意外な原因、まさに灯台下暗しか。



 さて、その私も体調不良に。私の場合は小便が黄色で、しかもかなり濃かったりする。しかしこれも母同様の水分摂取不足が原因で、たくさん水分採ったら改善。

 また最近、起床直後に、頭がくらくらし、視界がぐるぐる回ってます。すぐに治まるし、気分が悪くなるわけでもないんですが、まるで気分の悪くならないメニエール病状態。

 これにも思い当たる節があって、もちろん、ここんところの気温の寒暖差も考えられますが、夕食で、小松菜と水菜の食べ過ぎが原因じゃないかと。

 野菜高騰にて、私の使っているスーパーで最近よく特売されている小松菜と水菜を2袋ずつ購入、夕食作りで使っているんですが、それまではあまり食べたことないため、急にたくさん食べ出しました。

 だからひょっとするとカリウム過剰摂取なのかも(小松菜と水菜、双方に含まれている)。過剰摂取になるほど食べているわけではありませんが、急に食べ出したので、その可能性は否定できず。

 というわけで、手持ちの小松菜と水菜、2袋ずつを使ったら、当分買うのを止めて様子を見ます。

 何だか親子して何やってんだか(しかし母は私と同じ夕食を食べているわけで、その辺は謎ですが)。



 わが家の一階の屋根の雨樋(あまどい)の先が、この間の強風で吹き飛ばされたらしく、なくなっていることが判明。

 別にこのままでもいいんですが、ホームセンターでパイプを買ってきて自分で修理します。本当は今日、屋根へ上がって必要なサイズと長さを測り、自転車で近く(でもないか)のホームセンターへ買いに行くつもりがあいにくの雨。

 来週の水曜にそうしようかと思ったら、その水曜も雨。私の休みは水曜と日曜。

 まあ急ぎじゃないので、休みの日、晴天のときに修理するとしましょう。



 絵画制作はここ一週間ほどしてませんが、肝心要の公募展出品作だけは仕上がっており、これ以上手を入れるのかどうかの検討しないといけません。

 正直、もうこのままでいいかなと思ってます。近々投稿予定です。



 何だかんだ言って、酒飲んでます。バランタインでなく、今はジムビーム。そして最近お気に入りの焼酎「刀」。

 ジムビームはストレートかロックで、刀はお湯割りで。どちらも特売価格、税別でぎりぎり千円未満。

 別に飲まずにはいられない、というほどはありませんが、まあ、気晴らし、気休めに必要かと。

 大して量は飲まないので、とはいえ、ついたくさん飲んでしまうときもありますが、安酒に手を出さないだけ、ましかなと。



 また寒くなるのね(今日も寒い)。今週の木、金、土は、アルバイトへはジーパン穿いて行きました。制服のスラックスでは寒くて。

 これも私服解禁の恩恵。来週もジーパンで行くかな。

油絵下地最終テストその3

2025-03-06 03:00:00 | 絵画制作記、スケッチ記、版画制作記
 この間の日曜、2日に制作。


 そろそろ2、3枚ずつの制作になるのかなと思ったんですが、今回も5枚同時制作でした。

 今回で、下地は3層ではなく2層にすると決まり、その上での作業でした。今回の制作でもかなりの収穫があり、今後の私の油絵制作の基本手順となるでしょう。

 次回分までは5枚同時制作のような気がします。次々回からM3号3枚と、F8号、F10号と、3回に分けての制作になると思います。

 次回の制作が実は山場になります。ここでうまくいくかどうか。頭の中では既にどうするか、どう制作を進めるか、決めてあるので、その通りに描くだけです。


 微修正、微調整を進めながらの下地作りも今回で終了、次回から本格的な描画に入ります。本格的な描画といっても、半下地作りめいています。この過程が大事だと、肝だと捉えていますが、それが正しいかどうか、次回でわかります。

 今までの私なりの風景画は、ちょっとどころか、実はかなりの描き込み過ぎなのではないかという仮説を立てています。いい意味であまり描き込まない方がいいと、遅まきながら気づいた次第。それを実作で確かめたいのです。

 そうすることによって、よりいい仕上がり、出来栄えの、自分でも納得のいく画面になると思っています。

 次回の制作は週末、9日の予定。楽しみです。

独自技法追究(第91回旺玄展出品作含む)その16

2025-03-03 03:00:00 | 絵画制作記、スケッチ記、版画制作記
 昨日は、第91回旺玄展(今年5月下旬に東京都美術館で開催)出品作であるF50号のみ制作。2週間待っただけあって、画面はしっかり指触乾燥してました。


 画題は女性の裸体画なんですが、髪の毛を描くのはこれが2回目。黒髪なので、基本色は黒。でも油絵具の黒は乾きにくい。

 前回の記事で先月の24日の水曜に制作するとか書きましたが、あれはボケました、私。ここはひとつ9日間ではなく、じっくり14日間待たないといけない。

 さて、これにて本当にこのまま出品できる状態ですね(画面が指触乾燥すれば)。あとはどうするか。できるだけ微修正するつもりですが、あまりいじって、せっかくの仕上がりをダメにしてしまわないよう、注意が必要。

 次回は一週間後の9日に制作予定。次回は髪の毛はいじらないで、他を描きますので。画面を見て、何が足りないのか、どこに筆を入れれば更に良くなるのか、こうなると描くよりも見る時間の方が圧倒的に長くなります。

 題名もすでに決めてありますので、憂いなし。とにかく作品の完成度を上げることに努めます。


 付)そろそろ搬入出を委託すべく業者に電話するのを忘れないよう、頭の隅に置いておかねば(といっても、まだ早いですが、さっさと連絡してしまう人も多いそうです)。

 注)残るF6号、F20号も、折を見てやります。

 蛇足)ここんとこ暖かかったのは、油絵の指触乾燥には好都合でした。ちょっとついてました。

今週のこぼれ話(第513週)

2025-03-02 07:21:03 | 随筆(日記、旅行)、お知らせ、こぼれ話
 今週のこぼれ話を。


 気づけば、油絵制作三昧。充実してますが、これで自分の画風が決まるので大事なところ。


 寒くて、晩酌は焼酎お湯割りばかりだったんですが、久し振りにウイスキーを買ってきて飲んだらうまった。毎度のバランタインですが。


 そうなんです、寒くて、最近は家の掃除を分割してます。今日はトイレ掃除だけとか、拭き掃除だけとか、掃除機がけとか。2回、3回にしてしまえば、アルバイトが早上がりなら帰宅後にできたりもしますので。


 ガンプラ、高いですね。出来は良いですが、ネットで見て指をくわえているばかり。お金持ちになっても買うのかなあ、平気で税別4、5千円はしますもんねえ(下手すると1万円近くする)。


 今週暖かかったのに明日からまた寒くなるらしい。アルバイト先の服、制服から私服へ戻し、特に下ズボンはジーパンにして防寒対策しようかな。

クラッシックギター、独学中その14(テンポ100で弾けるようになるには)

2025-03-01 03:00:00 | 将棋、チェス、囲碁、麻雀、花札、クラッシックギター、社交ダンス、乗馬、書道
*「テンポ100で弾けるようになるには」はこの記事の下段、注)をお読み下さい。


 もたつきましたが、26日水曜に、写真の教本の初級編を終わらせました。

 これでついに第三部の中級編に入ります。ちょっと考えてみると、まるで夢のよう。よくがんばりました。えらい。


 初級編、最後の曲「練習48」がなかなかのもの。難しいようで簡単でもあり、簡単なようで難しいという、初級編の総仕上げにふさわしく、感心することしきり。

 年末年始の家庭の事情がなければ、もっと早く終わらせることもできたでしょうが、この曲には、メディア・セーハという簡単なセーハが繰り返し入っているんですが、これが初心者には大変。

 必要以上に指に力が入り、練習してしばらくすると、左指のみならず、なぜか右指までもが痛くなり、練習を中止することしきり。

 当日のみならず、翌日も指が痛いままで数日練習しないこともありました。

 だから結局は時間がかかったでしょうね。



 また最近は、出勤前の30分ではなく帰宅後の30分だったり、練習しなかったりで、毎日ギターを弾いていないということもあり、時間がかかったというのもあります。

 これについては、大いに反省しており、これから改善します(朝寒いから、ぎりぎりまで布団に潜っているだけという、情けない話のような気が)。



 というようなわけで、中級編に突入してます。青写真では今年の4月に開始予定でおりましたので、御の字。

 中級編では、まずはハイポジションの練習があり、続いてさまざまなギター奏法をいよいよ習得していき、最後の上級編では、一通りのことはできるようになっているということで、ただただ曲を弾いて終わりになります。

 よってこの中級編がこの教本の肝になります。ここでちゃんと学んでおかないと、あとで痛い目に遭うという。

 そうはいっても、これまでの、つまりは初級編までのことでも、強拍弱拍やアルペジオなど、端折ってしまった練習もあり(そう簡単には、つまりは短時間での習得は困難なので)、そういったものについては、これからいずれ本格的に取り組むことになります。


 とにもかくにも初級編を終わらせました。やったーつ! これで超簡単な曲なら一生懸命練習して弾けるはず(だよな)。

 あともう一山、教本の中級編を終わらせれば、いよいよクラッシックギター中級者が見えてきます、中級者になれます。それを目指して頑張ります。



 注)実は日々のクラッシックギター練習を諦めてしまいがちな、大袈裟に言えば絶望してしまった、最大の理由がありまして、これはいずれ別立てで記事にしよう、しようと思って、ずるずるとここまできてしまったのて、今ここで書くんですが、

 要するに、テンポ100で弾くには(ギター初心者が先生からよく言われることのうちの最難関ですが)、これって、パソコンで言うところの、ブラインドタッチをやれって言ってるのと同じだと気づいたからなんです。

 パソコンでワープロソフトをよく使っていると、自然と、いつの間にかブラインドタッチができるようになるじゃないですか、ある日突然。

 私もブラインドタッチができるんですが、できるようになった日のことを今でも覚えています。ある日、できるんじゃなかとふと思って、試しにやってみたらできた、という。とても不思議でした。嬉しいとかいうのでなく。

 ブラインドタッチができるようになるには何年もかかります。

 それと同じことをギターでやれということなんですよ、テンポ100で弾けというのは。

 テンポ100で弾けるようになるというのは、ギターの指板の、どのフレットにどの音があるのかを体で覚え、指板を見なくても無意識にそこへ指が動く、これは左指の話ですが、右指も同様に1弦から6弦まで、弦を見ずに左指に対応して自然とそこへ指が動くようにする、という。

 だからかなりの時間がかかります、テンポ100で弾けるようになるのは。おそらく何年もかかるでしょう。

 それでつい、うんざりしてしまったわけ。

 だからといって練習しないとダメで、いつまで経ってもできるようにはならないんですが、長期的な話なので、ちょっとげんなりし、そう日々根を詰めなくても、みたいな気持ちになっちゃってます(もちろん、それじゃあいけないんですけどね)。

 のんびりゆっくり、気を長くして、みたいな、そんな気分。

 いずれはできるようになるんでしょうけどね、何年も先にね(おそらく5年先ぐらい)。でもそのためにも、毎日ギターを弾かないとね。

 がっくりしてますが、何も考えずにこつこつ日々ギター練習するしかありませんし、そうしようと気を取り直しているところです。



 付)教本の練習48、日々の練習を欠かしているとはいえ、一度も間違えずに弾くのが難しい(私の場合)。だから先へ進むべきかどうか悩んでいたんですが、もう十分練習したし、今の私にはこれが限界かと思い、初級編卒業とした次第です。

 蛇足)まあ独学ですからねえ~。これがもし先生でもいれば、取りあえず先へ進みましょうとか、大変だけど、もうちょっと練習してみましょうとか、客観的な判断が下されるところなんですけどね。独学は全てが自己判断ゆえ、その辺が難しい。