遠いんです、水戸。

水戸ホーリーホック等の観戦日記。

前日設営応援隊に参加してきました

2012-09-29 | 水戸ホーリーホック

行ってみました「前日設営応援隊」。

ちょうど仕事のシフトの変わり目でゲットした
空前絶後の土曜休み。

翌日の30日(日)は13時キックオフの北九州戦であることに加え、
いばらき!ホーリーホック1万人まつり」が朝10時から開催されるとのこと。

さまざまなポイントやらを駆使して前日泊する中で、
この前日設営のお手伝いに参加してみることにしました。

(隊員募集!…という部分の響きに惹かれたわけではありません。ええありませんともSir!)



実際に13時にスタジアムに着いて(後述)、
ホーリーホックのオフィシャル様に電話で集合場所を確認し、
日常の観戦ではまったく縁のない正門にある関係者入口から中へ。

(こちらスネーク、K'sスタへの侵入に成功した)

職員さんに案内された控え室には、
同じくホーリーホックの職員さん、ジャパンサッカーカレッジからのインターンの方、
他の隊員の方々(男性が4名ほど?)が談笑を交えつつ、控えておられました。
雰囲気からして初参加のペーペーは私一人。むむ、がんばらねば!


その後、職員さんから仕事の割り振りの指示をいただき、
人工芝の移動と設置、ゴールの設置、グッズショップの設営準備の3つの仕事を
お手伝いすることになりました。
周りのベテランの方々にあれこれ助言や指示をいただきつつ、
数少ない機会なので、無駄にでしゃばって「仕事くれ!!」的アクションしてきました。


①人工芝の移動と設置
選手が入場する花道(?)、ピッチ四隅のコーナーキックの場所、
それぞれのゴール裏、そして選手がウォーミングアップをする部分に人工芝を引いていくのですが、
重い!でかい!!多い!!!

大人二人がかりでエイヤエイヤと人工芝のシートを丸め、台車に積み込むこと30本弱。
台車はキャディさんが乗るような車に引かれ、上記のポイントで芝を下ろし、
一枚一枚、敷き詰めていく。
キッカーの邪魔にならないように、ピッチの芝と重ならないように微調整をしたり、
と普段の観戦では気づかなかった役割に目から鱗ジャラジャラですわ。


②ゴールの設置
ええ、あのゴールです。
鈴木雄斗選手のシュートを弾きやがったりするあの。
こらまた人力。4人がかりでエイホエイホと運び、ピッチに隠された凹部にがっしりとはめる。
なお、網に引っかかってワタワタしてインターンの方に何度も助けてもらった模様。
その後、ネットをしっかりと張って、バラストを乗せて固定。
実に人力です。


③グッズショップの設営準備
15分程度の休憩を挟んだ後、増えた隊員の方々を含めて再度割り当て変更。
おそらく増加した方々はいつも来ておられるんだろうな、という慣れっぷり。
頭が下がります。
今度の担当はグッズショップの設営で、バックスタンド側とメインスタンド内の2箇所の
テーブルや棚を作ったり、幕を張ったりと商品を置くための準備。


(小一時間でこんな感じに)

…この作業をしていて何より痛感したのは、本当にお金がないんだなという実態。
他のチームのグッズショップをまじまじと眺めたことがないので分かりませんが、
お世辞にも折りたたみ式のテーブルや棚は新しいものなどとは言えず、
使い込まれたものを大事に使っている印象。

普段の職場であれば年度末に間違いなく廃棄にしてます、このレベルの什器は。
それでもしっかりと管理され、一つ一つを並べた後に、
チームカラーの青いシートで覆うと普段目にしているグッズショップの光景に。

感じるものがありますね、本当に。


最後に明日の試合前に売るセール品の看板(ダンボールの空き箱を切ったもの)を
控え室に運んで、見出しのペーパーをテープで貼り付ける作業をして16時に。



本日の作業終了。



他の割り当てられた方の仕事では、
選手の「のぼり」を立てたり、ピッチ看板を設置したりする作業があったようです。






職員さんは終始明るい雰囲気で、素人の私が「何かやらせてくれー!」と
でしゃばっても快く仕事を振ってくれ、説明も丁寧にしていただけました。
また、作業作業の合間には、行っている作業の裏話をしてくれたり、
こちらからのどーしようもない質問にも答えてくれたりと、本当にあたたかい。
(迷惑をおかけしていたのではないかと今に至ってちょっと反省していますがががが)

表現が正しいかは分かりませんが、
体験型のスタジアムツアーに参加したような充実感と満足感でいっぱいでした。

他の方もおっしゃってましたが、これは明日の試合に向けて気合いが入りますわ・・・!





休憩中にベテランの方の後にくっつくようにして、
こんな『観光』しちゃってたこともありますが…


(選手がピッチで座るベンチからの眺め。この体験、マジプライスレス)





唯一の難点を挙げるならば、アクセスの悪さです。
試合がある日にはシャトルバスの存在で隠れていましたが、
試合のない日…それも土曜日に路線バスでスタジアムに来る/帰るのは一苦労です。

特に帰りの水戸駅行は、
15時30分のバスしか
ありません。


自家用車で来られる方がきっとほとんどなのでしょうが、
バスを使用するならば、時刻表とにらめっこしつつ、途中で抜けることが求められそうです。
自分の場合は、歩いて20分ほどのところにあり、比較的便の多かったバス停を使用して
水戸駅との行き来を行いました。

周辺に住んでいない方/自家用車を交通手段に用いない方は
下準備が必要になると思われます。
今日のように清清しい晴天ならレンタサイクルでもよかったなあと思いましたが、
雨天時が心配ですね。


ただまあそれでも楽しかったことには疑いなく、
次に行ける機会があれば、タオルと軍手、運動靴をそろえて
ぜひまた行ってみたいと思っています。


明日の試合、いつも以上に楽しみです。

J2ライセンス交付。

2012-09-29 | 水戸ホーリーホック

本日、公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)より、
クラブライセンス交付第一審機関(FIB)決定による2013
シーズンクラブライセンス交付の発表があり、水戸ホーリーホックに、
「J2クラブライセンス」が交付されることとなりましたので、
ご報告申し上げます。

                  <水戸ホーリーホックオフィシャルHPより



ここでグダグダとライセンスの持つ意味等を
わっちなんぞが語るよりも、ぜひ水戸ホーリーホック社長の
沼田邦郎氏の血が滲み出しそうなコメントをHPでご一読ください。
やや長文ではありますが、一読の価値のある文章です。




それでも今北産業するならば、

・水戸は今の環境では例え優勝してもJ1昇格できないよ。
・J1昇格するためにはスタジアムを5000人分増設する必要があるよ。
・増設には水戸市との協議が必要だけど震災後の状況だと先は長いよ。

…とでもなるでしょうか。





水戸ホーリーホックを応援してきた当ブログですが
J1昇格が選手や監督の頑張り次第でどうにもならないことが
分かった以上、応援することに意味を感じられなくなりました。
J1昇格というサッカークラブの本願を目指すことができない以上、
今週からはJ1ライセンスを持つ別チームを応援していこうと思います。
短い間でしたが多くの方にごアクセスいただき、ウンヌンかんぬん...
















(↑最高にウザくて好き)


AHOか!
そんな『切り替えていく』みたいなことがやれんなら、
京都やら愛媛やらまで足を運ばないし、
実質週1しかない休みの日である日曜日に
ヒーコラヒーコラ水戸まで鈍行列車になんぞ乗るか!


なんというか、もうもっと業の深いものなんですよ(偉そうに)

試合に勝てば、あるいは闘志溢れる試合だったならば敗戦だろうが
水曜あたりまでウッキウキ。

不甲斐ない負け方や土壇場で追いつかれてドローだった試合後は、
もうゾンビ。死んだように家まで身を引きずって帰り、
こらまた水曜あたりまで口からエクトプラズムがはみ出てまして候。

しかし木曜からは次の試合が気になってそわそわが始まり、
前日の土曜夜は遠足の前の小学生状態。

J1昇格は観戦のモチベーションの1つではありますが全てではなく、
むしろ彼らの闘志を見て、一喜一憂しに行っている。
ちょーっとだけ仕事で使う用語を偉そうに使うなら、
自分の諸々を選手に投影して、それを楽しんでるんです、個人的には。

ゆえにJ2ライセンス交付は残念ではあるけど、
それが何かこの業深い趣味を止めるものにはならないと感じています。







ただ、選手や監督のことを思うと、やりきれない。

デイリーホーリーホック』という有料のメールマガジンがあり、
木曜・金曜に練習等の様子を教えてくれるのですが、
「J2ライセンス」についての説明があった後の練習レポートのタイトルは、
今季最低の紅白戦』。

有料制のものであるため、ざっくりと要約しますと、
この日の紅白戦では、主力組の選手の動きに精彩がなく、
控え組に翻弄され敗北した挙句、紅白戦の最後には選手同士で
トラブルが起きて監督が強制的に練習を終了させた…という
どん底な内容が報告されていました。

当然だと思います。
大敗した京都戦後だって選手は「最後まで諦めない」と繰り返してきたのに、
まさか環境面、それも一朝一夕でどうにかなる話でないところから
J1昇格が不可能になったわけですから。



話はめちゃんこ変わりますが、
最近、ツイッター上で「アグレミーナ浜松」というFリーグ所属の
フットサルチームのグッズについて拝見しました。



Fリーグに昇格後、リーグ戦13節を終えて1分12敗という成績の中、
この缶バッチは作成されたそうです。

「So what?We will support」
(ざっくり和訳:連敗?ふーん、だから何?俺たちは応援するよ)


めちゃんこかっこええ。
これを発案した企画者も、Goサインを出したオフィシャルも
すごいなあと思う。

こんな姿勢が、選手に伝わったらなあ…と思うのです。
選手がどう感じるかまでは分かりませんが、
できることと言えば、好プレーやピンチどころで
声をからすまで声を出したり、手をバッチンバッチン叩くことぐらいですから。



なお、今日の「デイリーホーリーホック」…"デリホリ"のタイトルは
もう一度前を向いて戦おう』でした。

本間孝司選手、岡本達也選手を中心に練習前に選手のみのミーティングで
確認された言葉とのことです。



昇格のためには震災後、市庁舎や消防、水道局が仮設のままで
道路をはじめ完全な復旧が終えていない水戸市の財政的な協力を得て、
スタジアムの増設改修工事が必要になる。

J2ライセンス?

(So what?)

OK、OK。せっかく水戸市と仲直りできたんだ。
優先順位がスタジアムよりライフラインなのは明らか。
そして集客がJ1レベルかと言われればそんなことは絶対に言えない。

できることは生活をぶっ壊さない程度に
まーた遠い遠い水戸までえっちらおっちら観戦に行くことだけですわ。


ゆえに明後日の北九州戦も観に行って、クッソ疲れるまで応援して
一喜一憂して帰ってきます。