石神幸征選手の傷病について、
ググっておいでになった方がいらっしゃったので。
【リリースにあった用語】
・多発性関節炎
・自己免疫疾患
【リリース内から懸念される用語】
・膠原病
・関節リウマチ
すごく心配です。
以下、ちょっと今までとふんいきが違うので
「ええねん、そういうのは求めてないねん」の場合は回れ右!
素人だよ!学生時代のレポートが根拠の内容だよ!
チラシの裏ってレベルじゃねーぞ!
心配だな、と思いながら石神選手の回復を願うのが正しい対応だよ!
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「いろんなところの体調が悪かったり痛かったりするけど、検査では異常がない(不定愁訴)」の
レポートを作るのに調べたことがあるので、ちょいちょいとコピペしつつ。
多発性関節炎は「いろんなところの関節に炎症が起きている」症状を指します。
「咳が出る」とか「お腹痛い」とかとあんまり変わらんニュアンスです。
で、なぜ炎症が起きてるのか、という原因を(聞き取りや検査で)調べてみたところ、
「体の免疫が、問題がないはずの自分の体に過剰反応している(自己免疫疾患)」という結果だった。
リリースされている情報から読み取れるのはぶっちゃけここまでです。
逆に言えば、ウイルスにかかったせいで関節に炎症が起きているわけではない、というのは
どうやら分かっていると。
(自分が学生時代に調べさせられたアレだと肝炎や性病でも多発性の関節炎が起きるので、
今回のリリースは“そういう理由ではないんだよ”というリリースでもあるわけですね。)
そして全治未定、の部分から察せられるように時間がかかります。
生活しながら様子を見る場合には、炎症を抑える薬(炎症止め)を使いつつ、
原因を長い目で探っていくこともあるそうですが、
今回は診断がすでについているので、治療は「自分の免疫の働きを抑えるための薬」を使い、
『日常生活に支障が出ない程度の症状』に抑えることが目指されていくのではないかと。
サッカーが、激しい守備と運動量を求められるサイドバックとボランチを務める
石神選手のプレーが、ここでいう「日常生活」に含まれているのかはわかりません。
だからすごく心配。
こんな記事はやく消したい。
平然と3月には復帰してて「俺バカスwwwww」って言いながら削除したい。
自己免疫疾患というカテゴリーの中では、広島の佐藤寿人選手が
以前に「ギラン・バレー症候群」に罹患していたことが知られています(比較的)。
こちらも免疫抑制と予後のコントロールで、1年弱の離脱があったとか。
でもって、現在の活躍はこんな辺境のチラシの裏で語る必要もなし!
大丈夫だって信じてます。
(当時の参考)
吉田浩 (2003). 『RAまたは他の炎症性多発性関節症』
日本臨床検査医学会「日常初期診療における臨床検査のガイドライン」小委員会(編集),
診療鑑別検査のガイドライン2003 宇宙堂八木書店 Pp92-95.