はるばる来ました大阪。
万博記念競技場。最寄り駅は「万博記念公園」ではなく「公園東口」なのがミソ
なお最寄り駅の改札を出たら目の前がスタジアム。こりゃすごい。
この前、京都に行ったばかりだったので、街中で聞こえてくる関西方面な
イントネーションにもどこか慣れてきたような(伏線)
天皇杯の3回戦で相手が『ガンバ大阪』…となると、
どうしても頭をよぎるのは昨年の大金星。
また、今年は元・ガンバ大阪の吉原宏太選手の出場する可能性があり、
同じくガンバからレンタル加入中の星原健太選手の出番も。
ちょっとした因縁の対決みたいなところもあり、
どうしても見たい一戦でした。
ほぼ開門と同時に入場。段幕張りを少しだけお手伝い。
かの有名な「勝て勝て勝て勝てホームやぞ」段幕…!
ガンバ大阪と言えば今季は絶不調のご様子ですが、
代表経験を持つ選手と強力な攻撃陣を擁し、多くの実績を誇るクラブ。
今野、遠藤を代表召集で欠くとは言え、超格上なチーム。
さて…どんな布陣で来るのかな…と思ったら、
レアンドロ、パウリーニョ、二川、加持、明神…ファッ!?
GKが武田になってる以外は、ガチメンバーじゃなあーりませんか!
いいねいいね!本気にさせてるね!
もちろん勝ちたいけれど、ここは現在の水戸がどこまで通じるかが見えるよ!
ツイッターやK'sスタでお見かけする方々とともに応援!
さあ見せてくれ!
試合結果は、ガンバ大阪 1-0 水戸ホーリーホックと敗戦。
ただ、贔屓目もあるでしょうが、選手はめちゃくちゃ闘志見せてました。
それこそ前節の岐阜戦のふがいなさ等、どこにもない!
そもそも「縦にシンプルにポーン&鬼プレス」という
千葉、京都、そして前節の岐阜に苦しめられた戦術に比べ、
ガンバ大阪のポゼッション重視の戦術の方が相性がよいのもあったと思います。
特に前半はCBの岩下とボランチの武井がボールを持つあたりでは我慢を続け、
そこから前にパスが出された瞬間に強いプレスをかけるという守備が
がっつりはまっていたように感じました。
その分、岩下や武井がまれにボールをドリブルで前に運び出すと、
二川や倉田、レアンドロへのマークがずれて危機を迎えたわけですががががが。
また、攻撃も我慢を重ねながらも相手のボールを奪ってのカウンターや、
橋本晃司選手が縦横無尽に顔を出しつつ、中盤で細かくつないでの攻撃など、
こちらも前節とは異なり、自分たちの得意なサッカーをしようとしてましたね。
だ が レ ア ン ド ロ 。
いや、むしろ二川。
個々の技術で差があるのは承知の上でしたが、
二川の技術と、レアンドロのスピードは圧巻の一言でした。
集中を切らさず我慢に我慢を重ねてきましたが、
後半15分過ぎ、左サイドの輪湖選手、尾本選手のポジションの間を突く、
ふわりと…ぐぬぬ、悔しいぐらいに綺麗な曲線を描くパスが二川から。
DFの2人とGKの本間選手の真ん中にぴたりと落とされ、
飛び出さざるを得なかった本間選手の寸前で、
裏を抜けてきたレアンドロがループ気味にワンタッチでシュート。ゴール。
あ…あれは無理。
見ていて滅茶苦茶悔しかったけど、あれは無理。
水戸の選手もあきらめず、むしろ後半は攻勢に。
岡本選手の反転シュートはCBに潰されて威力が弱く、GK正面。
橋本選手のフリーキックはゴール裏の誰もが「決まった!!!」と
叫び掛けた会心のコース…もクロスバーに阻まれ、ゴールの枠上へ。
耳にはまだあの『かぉん!』という弾かれた音が残っているぐらい悔しい瞬間でした。
敗戦。
これにて今年の天皇杯は終了。
ものすごく悔しそうな選手らを拍手とコールで見送った直後から
まさかの大雨で慌しい撤退になりましたが、
本当にいい試合でした。
ぜひ、この試合のような熱い試合を
次の草津、松本のアウェイでも見せて欲しいものです。
帰りも楽々。この後、スタジャムでよく話す水戸サポさんと呑みに行きました