ななころびやおき

おっちょこちょいで好奇心旺盛なアラフォー主婦の七転び八起きな日々

オオカミ少女

2012年11月26日 | 日々のこと
皆様三連休はいかがお過ごしでしたか?
私は恒例のカニ旅行に行く予定を1ヶ月以上前から楽しみにしていました
ところがその大事な旅行の前の連休初日、胃腸風邪をこじらせ休日診療へ駆け込んでいました

始まりは水曜の午後でした
その日の午前まではピンピンしていたのに、お昼ご飯を食べてから具合が悪くなり、トイレとリビングを行ったり来たりして、嘔吐と下痢を繰り返しました
最終的に吐くものが無くなったせいかトイレとはお別れしたけど、今度は吐き気が止まらないのと、熱が出てきました
昔のかかりつけ医に、下痢や嘔吐が酷いときは脱水症状になるのでポカリを飲むと良いと聞いた事があります。
そこで旦那に帰りにポカリを買って来て欲しいと必死の思いでメールし、コタツにつっぷしていました。
本当ならこの日に病院へ行くべきでしたが、どうしても立ち上がれなかったのです
そこで、翌日近くの医院へ行きました。
本当はいつものかかりつけ医にいけば良かったのですが、そこまでいくのには原付で15分は掛かるし、混んでいて診てもらうのに凄く時間がかかるのにしんどい中待っている自信がなかったのです。
結構年配の医者だったのですが、2日後から旅行に行きたいので何とか治して欲しいと懇願しました
すると、まあ治るでしょと言われ、薬を頂きました。
家に帰ってそれを飲んだ後は落ち着きを取り戻し、一日ぶりのご飯であるおかゆを食べて、散らかり放題の家を少し片付けてからはひたすら眠りました
夜も、おかゆで我慢し、薬を飲んで寝ました。
ところが翌朝、お腹と腰の激痛で目を覚ましました
我慢出来ないので病院へ行こうと思いましたが、連休で祝日なのでどこの病院もやっていません
そこで休日診療をしているところが池田市にあったので、とりあえずそこまで旦那に連れていってもらうことにしました。
診てもらうと前日にもらった薬がきつすぎて、お腹の中にガスが溜まり胃なども炎症を起こしたようなのです。
その病院にいると、次々前日の自分のような症状の人がやって来て、胃腸風邪がいかに流行っているかを思い知らされました
旦那に移るのが一番最悪だと思ったので、とにかく送るだけにしてもらい、外で時間をつぶしてもらいました。
その後は、そこでもらった薬が効き、翌朝は旅行へも出られたのです
そしてこれのお陰でもあるかも。

しかし正直こんなにしんどい思いをしたのは久しぶりの事です

何故なら日頃から風邪にならないようにもの凄く気をつけているからです。
それは、喘息の発作が怖いからでもあります
ご存じない方の為に簡単に書くと、病名だけが有名な喘息は気管支の病気で治らない病気です。
ただし、喘息は発作さえ起こらなければそんなに怖い病気ではありません。
昔はとにかく発作に備える薬しか無かったのですが、現在は発作を起こさない為の薬がたくさん開発され、身体への副作用も少ない物に変わりました。
アレルギー症状のコントロールを含めた内科への通院もその為ですし、現在は吸入剤と漢方薬で管理しています。
今回はもともとアレルギー症状が酷かったので事前に薬を飲んでいたため、風邪の影響による発作にはなりませんでした

けれど、普段から多少疲れやすいのと、いわゆる抵抗力が弱いのが困ります。
だから、時々晩ご飯を作るのをお休みします。
だいたい夕方メールで旦那に「今日はしんどいので晩ご飯は外で食べるか、買って来てください」とお願いします
最初はもの凄く大きく心配してくれた旦那ですが、この頃はまたかと思って来ている節もあり、そのうちオオカミ少年のようにならないかが心配です。
でもしんどい時に家族がいるって有り難かった。
池田の病院には絶対自分一人では行けなかったと思うので、改めて感謝です


そういえば最近の肩こり解消グッズで一押し

めちゃくちゃ温まるしお手軽
値段も財布に優しい。近所のドラッグストアで買いました。
不健康話はこのくらいにして、胃腸風邪予防には手洗いが有効だそう
インフルエンザも流行るので手洗いうがいは基本ですね

明日からは楽しいカニ旅行記を書きます
お楽しみに

先入観

2012年11月02日 | 日々のこと
一昨日は、おしゃべり集団チームソラミミのまちゃさんの家へ行ってきました

何故かというと、チームソラミミの朗読ブログV.I.Pにアップするファイルを編集する為のレッスンを受けにです。
今までは、Audacityというフリーソフトで声だけを録音して、フリーで音楽を公開されているHPやブログからダウンドードした音声ファイルを同じチームのTakeさんにメールで送り、編集してもらっていました。
これでも何ら問題はないのですが、これだとブログにアップする何日か前には声を録り終えておかねばなりません
もし編集が自分で出来ればギリギリまで声を録る事が出来るし、何より編集が出来れば面白いだろうなと思ったからです。

当日は、まちゃさんの教え方がとても上手だったので、すっと頭に入ってきました。
基本的な編集方法を色々教えてもらい、昨日録音と編集をしてみました。
とりあえず一通りの事は出来たのですが、肝心の読みがどうしても気に入らなくて苦戦しています
今回は夏目漱石の作品なのですが、文学作品だけあって解釈がとっても難しい。
もう少し試行錯誤して、来週の月曜にアップしようと思っています。
またアップしたらお知らせしますので、聞いてくださいね

話はがらっと変わりますが、皆さんは小林 一三という文字を見て誰を思い浮かべますか?
私と旦那は、これを俳人のこばやしいっさだと思っていましたが、この方は、こばやしいちぞうさんと言って、阪急電鉄や宝塚歌劇団をはじめとする阪急東宝グループ(現・阪急阪神東宝グループ)の創業者です。
何故私達がそんな勘違いをしたかというと、以前住んでいた池田市に逸翁美術館と小林一三記念館いうのがあり、しょっちゅう前を通っていました。
無知な私達は小林とつく有名人は小林一茶しか知らず、何となく漢字の並びも似ているのでそう思い込んでしまったのです
しかし一昨日たまたまテレビを見ていたらこの方の特集をしていて、自分たちが勘違いしている事に気付いたのです
この方は明治時代、それまで何も無かった大阪北部と兵庫県の東部の田園地帯に電車を通したのですが、電車が通っても人が住んでいないと利用者が見込めないので、今で言う建て売り住宅の住宅街を作り(住宅ローンも始めて作った)、そこに人を移住させる事を考えたわけです。
今では当たり前の都会に勤めて郊外に住むということは、この人が作ったんですね。
また利用者を増やす為に箕面に動物園、宝塚に家族で楽しめる温泉を作り、その中で少女歌劇を始めたのが宝塚歌劇団の始まりです。
とにかく凄い人だったんだなと始めて知りました。
美術品の収集にもかなり力を入れておられたので、今更ですが逸翁美術館も行ってみたいなと思います。


でもよくよく考えたら、俳人の小林一茶と美術館はそんなに結びつかないですよね。
無知もですが、先入観て恐ろしいなと思った出来事でした
でもあのWikipediaにも小林一茶とは異なりますと書かれているので勘違いする人は多いのかもしれません。


私の宇宙もまだまだ遠い

2012年10月19日 | 日々のこと
昨日はカタリスト研修で仲良くなった方お二人と始めてランチをしました。
中津のすっごくオシャレな店で大きいソファーがありました
ランチも色々あったのですが、迷ったあげくピザのセットをチョイスした私。
余りにしゃべるのに夢中になり、写真などとり忘れてしまいました。
けれど、マルガリータとホワイトソースのピザがハーフ&ハーフになっていて、とても美味でした

研修は、向田邦子さんの思い出トランプより花の名前の一説を朗読する内容でした。
これ、時代が古いので、昭和30年代の20代の男女のセリフが出てきます。
その部分が難しくて・・・。
でも逆に読むのが面白そうとも思ったので、今度は恋愛小説にチャレンジしようと思いました。
お楽しみに

さて、やっと本題に入りますが、今日は私の好きな益田ミリさんの新しい本を紹介しようと思います。
少し前に買ったのですが、『オレの宇宙はまだまだ遠い』というエッセイ漫画です

内容は、どちらかと言えば影の薄い書店員の土田新二(32歳)独身の何気ない日常を描きながら、
自分の人生ってなんだろうという壮大なテーマをさらっと描いています。
帯にはこんな印象的な文言が書かれています。

こんなはずじゃ
なかった、
でもなく
こんなもんだろう、
でもない
オレの人生。
書店員・
土田くんの人生に
あったかな未来は
あるか!?


私が益田ミリさんのエッセイ漫画と出会ったのは、2008年の冬の事です。
この時私は、独身で彼氏なし、やりたい仕事なしのないないづくしでした
当然人生に対する焦りと結婚に対する焦りは相当なものでした。
そんな時ふと目に飛び込んで来たのが、「結婚しなくていいですか』という益田ミリさんの本でした。
余りに自分の境遇と重なり即、買って帰り一気に読みました
これが、本当に深い内容で、感心させられると同時にとても元気が出ました

それ以来、本屋で新刊を見つけると必ず買っています。

益田ミリさんの本の魅力それは、さらっとしている事。
決して、人生とはこうあるべきであるなんて押し付けるのではなく、日常の何気ないもやもやも、
人生に対する漠然とした不安もあって当たり前、それでいいんだよ、と言ってくれる気がするのです
それに主人公はどこにでもいる人なので共感し易いし、ちょっと笑える部分もあり、文字だけの小説と違って読む時間も早いです。
大人の中には、漫画を読まない人もいらっしゃるかと思いますが、益田ミリさんの作品に限っては完全に大人向けです。
内容も色々なのですが、仕事に疲れている女子には、「週末、森で」女子の生態を知りたい男子には「僕の姉ちゃん」
自分の生活に迷いのある主婦には「ほしいものはなんですか?」が関西のおかんのあるあるを楽しみたい方は「お母さんという女」がお勧めです。
本当は他にも出ている本があるので、私も徐々に集めるつもりでいます。

今回の「オレの宇宙はまだまだ遠い」では主人公が始めて独身男性になったので、毎日コツコツおつとめしている独身男子必見です
私が面白かったのは、書店員が主人公なので作中に本が16冊出て来て、最後に一覧で紹介されていること。
絵本、漫画、海外小説まで様々ですが、私が最近アニメを見ている「宇宙兄弟」とか、「赤毛のアン」ソラミミライブで読んだ星 新一さんの本や、「ミシュランガイド」まで
あるのですが、作者のおススメでもあるのかなと想像しています。
また、作中に作者本人が登場していたり、「すーちゃん」との関連もあったりと、ファンの心をくすぐる内容になっています。
もちろんこれだけで読んでも十分楽しめますよ
土田くんの宇宙も私の宇宙もどうして遠いのか、是非確かめてみてください

実は、最近どうにかしてこれを朗読出来ないかななんて考えていたりします。
絵も特徴的で内容のうちなので、映像とあわせないといけないしとか・・・まだ模索している段階ですが・・・。
さて、長々書いてきた益田ミリさんの本、良かったら手に取ってみてください。
明日がくるのが楽しくなるような、そんな本ばかりです。


青島俊作とジャック・バウアー

2012年10月09日 | 日々のこと
タイトルだけで何かわかった人は、私と同類か旦那と同類です

これは、日本のドラマ『踊る大捜査線』の主人公青島俊作とアメリカドラマ『24-TWENTY FOUR-』の主人公ジャックバウアーのこと。
私たち夫婦は共にテレビが好きなので、同じものも見ますが、男と女という違いや好みの違いもあって、どうしても相容れないのがこの二つなのです。

私も旦那もお互いの作品は見たことあるのですが、どうも好きになれない
だから、昨日は、私が母と映画館で「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」を見ている間、旦那は家で「24のファイナルシーズン」を見ていたようです。

帰ってきてお互いの感想を言い合い、楽しい一日を過ごせたことを喜びあいました
こういうことを書くと、ちょっと照れくさいのですが、私は旦那のこういう器の大きさにとっても救われています。
私が旦那と結婚を決めた最大にして最高の理由は、何事も強要しないこと。
干渉しないと言っても過言ではないかな。
どんなことをするにしても、絶対にダメだと言いませんし、お互いの時間も大事にしてくれるのが有難いです。

さて、肝心の映画ですが、とても良かったです
ファンが最も喜ぶファイナルだったように思います。

私はこのシリーズのドラマ、映画、スピンオフ映画も含めてすべて映画館で見ましたし、テレビなどの放送もビデオやDVDにとって見たりします。
ドラマ「北の国から」や「ER-緊急救命室-」も含め、好きになると何度も見てしまう傾向があります。
だからこそ、愛が深くてちょっとうるさいんです

その点で、「踊るの大捜査線3」には少し不満がありました
もともとこのドラマは、織田祐二さん演じる青島刑事の青臭さと、足で稼ぐ捜査が魅力でした。
けれど、3を見たときにあまりに老けてしまった青島に違和感がありました。
もちろん2からの年月を考えると当然かもしれませんんが、動きの鈍さに違和感を感じたんですよね。
そして、和久刑事役のいかりや長介さんがいないことも残念でなりませんでした。

けれど、今回の映画ではかなり疾走感が戻っていましたし、和久刑事の精神が残っているなという内容になっていてとても楽しめました
またお得意のギャグシーンも3よりやり過ぎていなくて自然だったので、とても楽しめました
恐らく今回がファイナルという形ではありますが、青島たちの世界はずっと続いていくんだろうなと思わされる気がして、とても良い終わり方でした。
最後だからまとめようとかそう言う変な形でなかったのが、却って自然に受け入れられました。

実は母は一度見ていたのですが、私が一緒に行こうと思っていたのにと言うと、もう一回見てもいいよと言ってくれて今回2回目を見たのですが、
それでも面白かったようです
パンフも母が買っていたので、頂いてしまいました。

このパンフレット封筒に入っていて、湾岸署の極秘文書になっているという懲りよう
中身も踊るならではのシャレが効いていて、ファンとしては溜まりません

北の国からもそうなんですが、長くやっているドラマだとキャストの人をもう俳優としてではなく、役名そのままで見てしまいます。
だから、先日亡くなられた大滝秀治さんや地井武男さんも北の国からの役のイメージでとらえていて、
まるで北の国からの世界の人がいなくなったように感じてしまいます。
踊るも、いかりやさんに続いて小林すすむさんが亡くなってしまい、本当に残念です
でも俳優さんは作品の中にはいつまでも残っているからそれでいいのでしょうね。
途中でお手洗いに行ってしまったのでもう一回見ようか迷っているのですが、早くファイナルをテレビでやってくれる事を願っています

最後に、良い終わりとはいえやっぱり好きなシリーズの映画やドラマが終わるって寂しいな
旦那の大好きな24もファイナルだし、最近見ている韓国ドラマのイ・サンももうすぐ終わるし、次を探さないといけないなと思いました。


生きるということ

2012年10月05日 | 日々のこと
今日は、二つ目の記事です。

流通ジャーナリストの金子哲雄さんが亡くなられましたね。
私はこのかたがとても好きでした
ホンマでっかTVで明石家さんまさんにむくみマンと呼ばれている時も、いつも嬉しそうでしたし、
舌足らずなしゃべり方も愛嬌のある笑顔も大好きでした。
それだけに若過ぎる死にとてもショックを受けました

しかもそれだけでなく、自分の死期を悟り葬儀の準備までされていた事が、とても心を撃たれました。
もし自分が同じ立場に置かれたら絶対に出来ない事です。
でも、愛する奥様に迷惑をかけまいと必死だったのですね。
奥様の気持ちを考えると張り裂けそうになりますが、そう言う事も含めて理解してくださる奥様がおられて、
金子さんはとても幸せな人生を送られたと思います。
心からご冥福をお祈りし、第2の人生でのご活躍に期待します。


今年に入ってから、私が尊敬している人の訃報が相次いでいます。
一番最初にショックだったのは、児玉清さん(このかたは去年ですね)、そして地井武男さんや大滝秀治さんもショックでした。
昔は訃報というと、全く知らない人ばかりだったのが、今ではほとんど知っている人です。
それだけ自分が歳をとった証拠だとは思うのですが、自分も人生の折り返しに掛かったのだなと思わされます。
私はファザコンの気があって、理想のお父さんを演じる人が好きみたいです。
今や父も亡くなっているので、余計にその憧れが強くなったようにも思います。

人はいつか死にます。
そう思うと、死を考えるよりいかに生きて行くかを考える事の方が大事です。
私も結婚するまでは自分の生き方を色々迷っていましたが、今やそれもなくなりました。
いつか迎える死を前に、良い人生だったと言える生き方をしたいなと思います。

今日はちょっと真面目な内容になりましたが、最後まで読んでくださった方ありがとうございます。
金子さんの死を前に、ちょっと生きる事を考えたくなった日でした。