インテリアコーディネーター 通信制学科 インテリアコーディネーターの職責
インテリア小論文19/11/02(01小論文)住宅の多量建設が始まった西暦1950年代に新しい住宅の間取りの理念公室と私室の分離が重視されDKを取り入れた住宅計画が実現した。其の後間取りの型はn+LDKと言う型になり一般的な住宅計画とし普及し部屋毎インテリアが整えられた。一方住宅産業に於いては大量生産に適した住宅資材の規格化や部品化が進み更に消費者の好みを反映した多様なインテリア関連製品の需要も広がりそれらの製品を生産して供給販売できる組織と人材が必要になった。それが住宅関連産業としてインテリア産業の発展を促し其処から生まれた多種多様な要素を消費者に適切に紹介提供する職能が重要と成った専門家としてのインテリアコーディネーターが1980年来初頭に誕生する事に成った。(02小論文)東日本大震災を経て大規模な自然災害への新たな対応や超高齢化社会に於ける安全で健康な生活環境を確保し提供していくと共に専門性を生かすことをインテリアコーディネーターに求められている。地域環境が人々の生活と無縁でなく循環化社会を目指し生活者と向き合いながら環境意識に働きかける役割も期待されている。その一例として平成21年から始まった長期優良化住宅認定制度では耐震性や省エネルギー性などと共に共同住宅に於ける可変性が設定され
インテリア小論文(2)19/11/02(02小論文)これは居住者の変化に伴い間取りなど変化に対応できるように措置を講じる事である。また住宅ストック活用時代を迎えインテリア空間に手を加え使いやすく性能を高め長く使い続けられるよう最開業する事は社会的にも意義が在る。(03小論文)近年インテリアコーディネーターの職業の場は新築住宅中心から既存住宅分野に広がり多様化している。工務店に於ける再改築は建築性能の向上に関する提案が求められるその主な業務の流れは現場調査、計画、事前工程提示、プレゼンテーション、契約、工事管理、引渡と続く。但し床面積3mx3m以上の防火地域と準防火地域を除き増築工事を伴う場合は建築基準法による建築確認申請が必要になる。不動産会社等に於ける中古住宅販売に係る場合に於いては別の専門家が住宅性能検査を行う事もありその内容を説明できる程度の知識は必要である。また要素を扱う専門店等に於ける商品販売が中心の業務では購入者側の視点と共に市場動向についても仕入れ担当者と密に情報交換が大切である。
インテリア小論文(3)19/11/02(04小論文)京都に在る桂離宮は西暦1600年来造営が始められた代表的な数奇屋造りである。桂離宮の大きな特徴として内部空間と回遊式庭園である外部空間と密接な繋がりが挙げられる。内部空間は簡素で大胆な市松模様の襖や凝った造りの違い棚で見事に構築されている。この桂離宮の素晴らしさを世界に初めて広めたのは来日して建築活動を行ったドイツの建築家であったブルーノタウトである。(05小論文)部材が取り合う部分の加工を仕口と言う。中でも開口部枠の隅部は意匠的にも重要であり突き付けにすると木口が露出するのでそれを避けるため一般的に両部材の短部を45℃に切断して留め加工とする方法が在る。また和風の開口部枠では一方部材の横或いは縦方向に少し延ばして接合する角柄を用いる事が在る。(06小論文)木材の老朽化の原因の一つに腐朽がある温度20℃~40℃で湿度の湿度8割の環境は木材腐朽菌の被害を受けやすいので檜や比婆等の腐朽に強い材料を用いる。建築基準法令では地面から1m以内の土台や柱や筋交いには必用な防腐処理を行い
インテリア小論文(4)19/11/02(06小論文)基礎立ち上がり部分の高さは地面から30cm以上とされている。(07小論文)木造住宅の開口部は外部開口部と内部開口部に分類する事が一般的であり開口部には枠と建具で構成されている。開口部の殆どの場合アルミサッシの枠回りの欠点は断熱性の欠ける事であるが、最近では此の欠点を補う製品も在り高機能サッシが使用されている。内部開口部は大壁と真壁と収まりが異なる。例えば大壁に扉を取り付ける場場合上枠と縦枠を取り付け壁材とは額縁で見切る事が多い。一方真壁の開口部に襖を用いる場合は枠を設けずに柱に直接敷居と鴨居を取付建具を建て込む。(08小論文)造作工事に於き廊下壁に埋め込む様物入れを作った。木枠の材料には回転型切断された単板を繊維方向に揃え積層し接着剤で張り合せLVLを使用した。扉は木材の細い削り片のストランドに方向性を与えて直交させ接着したOSBを使い透明のウレタン塗装で其の表情を生かすようにした。扉の収め方はアウトセット用の横移動丁番を使い被せ代を大きく取って枠を隠す様にした。内部はポリエステル化粧版で仕上げ棚板は木材を繊維状に解して板状成形したMDFを使い棚タボで高さを調節可能にした。
インテリア小論文(5)19/11/02(09小論文)温度の空気が含むことが出来る水蒸気量は限界が有りこの限界状態水蒸気量は温度が上昇すると上昇する。温度の空気中の水蒸気量を圧力で表した場合限界状態で水蒸気圧を飽和水蒸気圧と言い、同温度の実際空気中水蒸気圧割合を相対湿度と言う。水蒸気量を一定に温度を下げると結露が始まるこの時の温度を露点温度と言う。(小論文10)昭和30~昭和40年頃住宅多量建設期始まった集合住宅や工業住宅の展開は新たに芽生えた生活風習や合理的な住い方への志向と相俟ってインテリア産業を大きく発展させた。それは日々人々の豊かな暮らしを支える生活空間即ちインテリア創業でも即ちインテリアを創出する産業でもあった。そして急遽に拡大したそれらの産業は生産部門だけでなく流通販売施工管理など整備される必要あり其処に関る多くの人材が必要になり社会背景で誕生したインテリアコーディネーターは自国のインテリア産業成長に大きな役割を担ってきた。
インテリア小論文(6)19/11/02(11小論文)接客に於き手振り視線表情姿勢等で自分で意識して居るか居ないかに関らず言葉では表せない伝言の発進を非言語通信と言う。特定の事に関し依頼者からの考え方や希望を可か否かなどで簡単に答えられる質問方法を択一回答質問と言う。商品を販売した後の気にかける事では商品の不満や苦情に適切な対応する事は依頼主の立場を配慮した重要な業務である。大規模な公共施設や宿泊等の商業施設ではインテリアコーディネーター単独でなく芸術家や建築家などの協業によって空間を仕上る場合も在る。(12小論文)住宅造作主に因る住宅新築考案に於いてインテリアコーディネーターの業務は多くの場合内装装材等選択やそれらコーディネート及び家具等の販売が中心になる。材料などの選択範囲は価格面設定は造作主独自の標準仕様が一般的であるが自由設計等選択幅を広げている所も在る。住宅新改築に於いては施主から建築性能の向上が望まれる事が多いが家屋造作主では内外装に限らず設備機器等含め包装化した標準仕様が用意されている場合も在る。マンション販売に関るインテリアコーディネーターの業務ではマンション特性を良く知った上で入居者の希望する想像に合わせたコーディネートが求められる。窓取扱や家具照明器具等を入居前に販売会相談会などで注文を取るインテリア商品の選択販売が良く行われる。
インテリア小論文(7)19/11/02(13小論文)書院造の特徴は初期の頃の遺構と考えられている京都の銀閣寺内に在る東求堂にハッキリ現れている。柱は寝殿造りの丸柱から面取り柱に変って外部道具も寝殿造りに多く用いられていた跳ね上げ式の物から引き戸形式の違い戸と言う物に成った。書斎机の役をしていた出文机は付け書院として装飾的な物になり床の間の構成要素に成った。(14小論文)ロココ様式では其れまでの古典的な装飾への反動から重厚な感じの整頓が使われなくなった。その代わりに曲線を多用した軽快で優美な装飾が好まれる様に成った。ロココ様式は特にインテリアに特徴が在る例えば家具では椅子等の脚の装飾に動物の脚の形状を多く用いたこれをガブリオール脚と言う。ロココ様式はフランス中心で在ったがイギリスでも同時期にクイーンアンと言う類似の様式が流行した。(15小論文)椅子の座高面は身長の四分の一が目安に人の下腿高と略同じ寸法で机の高さは座面高に差尺を加えるが筆記作業と比べ読書等緩やかな作業の時は机面をやや低くするのが望ましい。
インテリア小論文(8)19/11/02(16小論文)建築インテリア装飾には自然界の物を主題とした物が少なくない、古代ギリシャでは神殿の柱頭に地中海に生育するアカンサスの葉の装飾を用いたが其の後も様々な様式に於いて使われた。近代ではアーツアンドクラフツ運動の主宰者であったウィリアムモリスが壁紙に草花の模様を多用しているアールヌーヴォーのガラス工芸作家であるエミールガレは花瓶やステンドグラスに植物や昆虫を設計主題として多く用いる。日本では麻の葉模様が三角形のみで構成されている様に主題を抽象化表現の物が多い。(17小論文)人間の最も身近な環境がインテリア空間である。計画設計に当たっては(1)床壁天井開口部などの空間的要素(2)家具や什器(じゅうき)類に代表される生活的要素(3)設備機器が関係する光音熱空気と言った室内環境的要素について検討を進める必要が在る。インテリア空間は様々なインテリア要素によって構成されているインテリア要素は建築躯体に比べ耐久性耐用性の短い部品部材が多く設備機器等は性能や機能の向上が著しく交換が容易に出来る様規格標準化されている物が多い。(18小論文)鉄筋は引っ張り力を負担するコンクリートは圧縮力を負担する。鉄筋は空気中に錆び易いがアルカリ性のコンクリートの中では防錆できるコンクリートには耐火性が在り筋の強度も確保される両者一体性耐久性の為配筋に関し空き被りや厚さ定める。
インテリア小論文(9)19/11/02(19小論文)タイル貼りや石貼りは製品の素材感だけでなく目地の取り方により雰囲気が大きく変る。縦目地を一列ごとに半分ずらすことで其々の角を合わせないようにする目地を馬踏み目地と言う。普通レンガのサイズは21x10x6cmが標準で此の大きさをおなまと言う。レンガに因る組積造りではこれを積み上げるがフランス積みでは同段に小口面と長手面が交互に現れ特徴的な目地となる一方加工された石材の場合は寸法精度も良いので目地を取らず突き付けで貼る事も在るこれを眠り目地と言う。(20小論文)木質系の床材の内単層フローリングは天然木等の一枚板の床材である。この内幅広で長尺型の物を縁甲板とも言う単層フローリングには長さが180cm程度の物と乱尺と言う60~90cm程度の物を混ぜ合わせた物。mた短冊状の引き板を並べたパーケットと言うものが在る。改装工事で床フローリングの修復をする場合単層フローリングウでは多少の傷や汚れは表面を削り取る事で対応可能だが複合フローリングでは表面の単板が薄いので張り替えることが多い。既存の物を剥がし張り替える場合床高が変らず株の腐朽状態なども確認できるが幅木等の周辺部も工事が必要となる。既存のフローリングの上に重ね張りする場合は床下の状況を確認しにくいが二重にした方が丈夫に成る。
インテリア小論文(10)19/11/02(21小論文)石膏ボードは住宅等の建物の内装下地として幅広く使われている自国では石膏ボードの規格はJISに認められており大きさ厚さ等様々な物が在る。一般的に良く使われて居る大きさについては91x182cmの物厚さに点いては9.5mmの物が在る。石膏ボードは防火性能が高い材料で在るが其れは主材である焼石膏が多量の結晶水を持つ事に因る。(小論文22)インテリアコーディネーターの職場でもCADを始め電子情報機器を使用することが多く成っている。2DCADの場合従来の手書き作図と比べ著しく効率が良い例えばトレーシングペーパーの役割をするレイヤは異なる内容の図形を任意に重ねて表示する事が出来る点で便利であるし既存の点を確実に捉えるスナップ機能は正確さの点では手書きでは真似できない。また3DCADやCGは一つのソフトを始め様々な表現方法が可能である上色彩計画や照明効果の擬態(シュミレーション)も迅速且つ正確に行う事が出来る。さらに計画している空間の中を動き回って眺めているようなウオークスルー機能を使うとプレゼンテーションの際に説得力が在る。
インテリア用語集 インテリアプランナー インテリアコーディネーター課程 基礎学力と専門用語集 福岡大 私立榮不動産合資会社
インテリア用語(1)19/10/31(1)ピロティ:建物を支える柱が並ぶ吹きだしの空間主に一階部分に設けられ地上を占有せず開放的な空間となる。(2)メゾネット:各住戸が2階以上である集合住宅主として2階であり、エレベーターはメゾネット上階をスキップする。(3)リベート:払い戻し、割戻し(4)有角透視図:パースペクティブ(5)釉薬:陶磁器の表面に被膜を張るガラス質の材料。吸湿性をなくし耐久性を増す為に使われる上薬と呼ぶ。(6)床座:履物を脱いで床に直接座る事材(7)役物:一般形に対する変種の材料をいう。タイルでは平物以外の物を全て役物と言い面取りタイルやノンスリップタイル等を言う。(8)面取り:柱のような格断面を持つ建築部材の出隅の角を切り取り面の角を削り取って生じる表面を作る。(10)面皮柱:柱の角に樹皮を残したもの茶室の柱に持ちいらる。(11)ホールダウン金物:耐震金物の一つ柱が土台から引き抜けないよう緊結する物。(12)ベランダ:建物張り出し部分転落危険を防ぎ手摺高さ110cm間隔11cm以下横桟を設けない。(13)ベネシャンブラインド:色塗装されたアルミ製などの可動スラットを並べた昇降式のブラインド。窓室内に設ける。下ろした上体でスラットの角度を変えることで日差しや視線、通風の調節を行う操作にはコード式、操作棒式、ポール式、ギャー式がある。
インテリア用語(2)19/10/31(14)ベッドの配置:ベッド長さ2mベッドの長さの先50cm間隔、ベッド壁隙間5cm、合計255cm統一、ベッド幅1m、ベッド棚65cmベッドとベッドの間の棚は50cmダブルベッドの幅1.5m、ベッド幅隙間5cm(15)不陸(ふろく):水平でない事面が平らでない事ふりくとも読む。(16)ドマー:屋根窓の事で屋根の傾斜面に設けられた窓(17)アラベスク:イスラム模様の総称元はアラビア装飾のいみであった。イスラムで植物茎葉を複雑に絡ませる幾何学。(18)アカンサス:松科の常緑針葉樹。木理が通り粘り強く加工しやすい。耐久性強、小屋組みや床床などに構造材に用いられ造作材としても使われる。(19)地階:一室の天井の高さHの三分の一以上が地中に入っている事を言う。(20)根太(ねだ):木造床構造部材。大引きや床梁の上に直角方向に架け床下地材として床版を支える。根太の間隔は畳み敷きと、洋室のフローリング張りによって異なるモジュールは91cmの場合和室は半分の45.5cm、洋室は三分の一の30.3cm。(21)床図解:束石から床束が立ち根絡み貫きで連結して補強しそこに大引きを奥行方向にまず走らせ、根太を其の上に水平方向に走らせ、床板を根太に乗せる事ができる。
インテリア用語(3)19/10/31(22)熱貫流:熱が壁や床などを通じて空気から空気に伝わる。熱貫流による熱の伝わり方は空気から壁体への熱伝達、壁を通過熱伝導、壁体から空気に熱伝達とういう通程になる。熱貫流が少ないと断熱性が高い。(23)MDF:medium-density fiberboard/木材を主とする繊維をパイプ化して板状に成形したファイバーボードの繊維板で特に比重0.4以上、0.8未満のものをいう。加工性が良く断熱性が高く家具の基材から吸音材まで幅広に使われる。(24)オイルフィニッシュ oil finish:亜麻仁由(あまにゆ)や油性ワニスを木材繊維の中に浸透させる塗装表面に被膜が形成されない為割れや剥がれがなく補修が容易で仕上やすい。(25)舞良戸まいらど:舞ら戸と呼ばれる細い桟を一定の間隔で並行に取り付けた板戸中世に於いて初めて現れる。(26)框の中に鏡版やガラスなどを嵌めこんだ戸の事開き戸は唐戸とも言う。(27)建具、家具で面状の材の四周を固める額縁状の部材。(28)壁紙規制:壁紙は内装仕上げに於ける使用面積が広いため、シックハウス対策規制で対象外と成るのはF☆☆☆☆の1等級はホルムアルデヒド(合成塗料などに因る公害)の放射量は0.2mg/1以下。
インテリア用語(4)19/10/31(29)トルエン:芳香族系炭化水素の無色透明性液体で塗料の溶剤として用いられているが健康被害を招く危険性が高い化学物質とされている。(30)トレーキップ:内倒しと開き機能を持った多機能アルミサッシ。(31)トレリス:洋風の格子状の垣。(32)電磁調理器 IHヒーター:鍋自体を発熱させる効率の良い過熱機器でトッププレートの下に在る磁気発生コイルに一定周波数の高周波電流を流すと磁力線が発生し金属鍋を通る時に発熱することを利用して加熱。(32)目透かし:部材間に適当な隙間を空ける事。(33)目透かし天井:長尺の平版を目透かしで並べ敷き目板を打った天井。現代和室の添乗に多く用いられる。(34)敷き目板:床板や天井板等の継ぎ目に裏側から取り付ける板。(35)OSB oriented Strand Board:ストランドと呼ばれる薄く細長い木片を方向性を持たせて配列して熱プレスで固めた下地ボード。配方向性ボード。(36)パーゴラ:庭園に設置する弦性の植物を絡ませるように作った洋風の工作物。(37)木材を細かく削った細片のチップを接着剤を加えて過熱成形。強度に方向性がなく材質均一幅広の板を自由に作れる。合板に比べ重く強度と耐久性が劣る。家具や棚板の芯材として使用されるチップボードとも言われる。
インテリア用語(5)19/10/31(38)バーチカルブラインド:縦にルーパート呼ばれる羽が並んでいるブラインド。横方向に開閉するので縦長の窓や掃き出しの窓に適している。ルーパー材質はアルミ合金やガラス繊維、ポリエステル、塩化ビニールなどでオフィスに採用され最近のものは7.5cm、8cmくらいの物が一般家庭に普及している。縦方位拘置吊り下げられたルーパー開閉、角度調整で光の量を調整する。(39)ハードツイスト:絨毯のテクスチャの一つ。カットパイルに最も強撚り(より)をかけて長さ1cm~1.5cmパイルとしたもの弾力性耐久性に強く気軽なテクスチャを持つ汚れが目立たない。(40)絨毯のテクスチャの一つ。長さ2.5cm以上の長く太めのパイルを密度疎く打ち込んだもの個性的で豊かな風合いがある為リビングやベッドルームに用いられる。歩行量の多いところには向かない。(41)シャガード織り機:紋紙のパンチカードを使い経糸の上下を制御し複雑な模様を作り上げる。(42)社会距離:近い距離1.2m~2.15m、遠い:2.15~3.7mETホールの対人距離の一つ。お互いの普通の声で話が出来る。
インテリア用語(6)19/10/31(43)照明された面の単位面積当たりに入射する単位面積当たりに入射する光束。lxはルクスで在る面にどれだけの光が入射しているかを表し点光源の場合距離の二条に半比例し入射角の余弦に当たる三角関数コサインに比例する。(44)照明基準:生活や作業環境の維持に必用な照度の基準で室内に求められる照度は其の空間の用途機能によて異なるが手芸や読書や勉強などは500ルクス~1000ルクス必用である。リビングルームや食卓には明るさに好みの個人差が在る高齢は3倍照度。(45)アジャスター:家具の高さを調節する金物脚部に取り付け螺子の回転で高さを変える。(46)アスベスト:柔軟な繊維状結晶性鉱物の事で陀紋岩や角閃石等の種類が在るが紡績して布状に加工しても耐火材料として従来混入されたが発癌性がある禁止。(47)亜麻仁油(あまにゆ):亜麻の種子を圧搾して得られる乾燥性油。塗料用として適しておりエナメルペイントやオイルペイントの原料として用いられている。(48)亜麻:アマ科の職y物。茎の繊維はリネンになり、通気性吸湿性に良く肌触りが良い布。(49)アメリカンモダン:第二次世界体位戦後のアメリカのデザイン傾向。量産化を前提とした簡素で機能的な家具を創り出しハーマンミラーやノル等企業が果たした役割を占める。(50)色温度:光源の色合いを数量化して示すものでケルビン(K)が単位。
インテリア用語(7)19/10/31(52)綾織:織物の三原組織の一つ縦糸または偉糸の上下関係を一本下は上、二本上は下のように規則性を持たせる事で布面に斜めのうねが現れて見える組織。比較的上部で平織りより柔らかい斜文織とも言う。(53)合わせガラス:2枚の板ガラスでプラスチックなどのポリビニールブチラール樹脂などの中間膜を挟み加熱圧着したガラスで衝撃などで破損しても中間膜の存在により破片が飛散しないため安全である合わせ板ガラスとも言う。(54)アングル丁番:表から裏が見えないように羽をL字型に曲げた丁番。(55)アンカー:固定する事で鉄筋コンクリート造で梁の主筋を柱に埋め込む。基礎でコンクリート部に埋め込むなど鋼材を長さを埋め込んで引き抜けないようにする事を言う。定着。(56)ELランプ Electroluminescence Lamp;軽量で薄いシート状の光源で面発光である為光源を均一に照らす事ができる高輝度長寿命省電力特徴。(57)Eマーク:ベルギー設立の国際壁紙製造者協会GIGが制定した品質規準のマーク。(58)イギリス式庭園:1700年来から盛んになった造園形式で田園風景を取り入れて自然に近い状態で池や樹木を配置し要所などに小屋などを建てて絵画のような庭造りを行ったもの。(59)井桁(いげた):井戸の上に組み合わせた木枠の事枠組み。
インテリア用語(8)19/10/31(60)ガラスブロック:2個の四角い椀状(わんじょう)の型押ガラスを高熱で合わせて溶着一体として内部の中空に乾燥空気を封入した物で断熱性遮音性家都度防止効果等に優れ視線の遮断や透過光の拡散機能を持つ。(61)ガラリ戸:細幅の板を隙間を開けて平行に並べたもの付けの戸閉めても通風を得たい時に使う。鎧戸とも言う。(62)側桁:階段の段版を支える両端の板。(63)寒冷紗:目の粗い薄地の綿または朝の平織物壁装材下地として使う。(64)木裏:板目材材面において樹心に近いほうの面。木裏より耐久性が在る。(65)木表:板目材の材面において樹皮に近いほうの面で木表の方が乾燥収縮は大きいが傷が少なく木肌が美しいので内装では木表を表面に向けて施工する。(66)コーニス照明:建築化照明の一つで壁と並行に天井に取り付けた横長のパネルのコーニスで光源を覆い下向きに光を放ち壁やカーテンを照らす照明方法。(67)コーポラティブハウス:入居希望者が集まって組合を作り土地購入設計工事を行う。其の住宅。(68)コーブ照明:建築化照明の一つで天井の窪みのコーブや棚などに隠した光源から天井面に照明する方法天井面に反射させた柔らかい各散光で落ち着いた効果が得られるが照明率が低いのでシャンデリアやダウンライドと組み合わせる場合が多い。
インテリア用語(9)19/10/31(69)準不燃材料:一般の火災時には殆ど燃焼せず煙も少ない材料で不燃材料に準ずる防火性能を持つもの石膏ボードや木毛セメント板が在る。省令1条⑤。(70)ニットknit carpet:縦編みラッセル機等の編み機を用いパイル糸を基布と同時に作った編敷物。(71)シャギー(2)shaggy carpet:糸は太目の物を粗く打ち込んだものが多く装飾接触良。ピース敷き、マットだけで無く壁掛けにも用いられる。(72)ノブknob:節や瘤の意味で戸などの引手を言う。(73)バーチカルブラインド(2)vertical blind:操作にはスクリューロット式の物を主としコード式、バトン式があるアルミ式の他合成繊維のものが用いられている。(74)ピース敷き:椅子や机の下玄関ホール衣裳室寝室前にラグやマットの置き敷きの事。(75)パーゴラ(2)pargolaもともとイタリアの葡萄棚から出他言葉で外部空間の中で人間が寄り集まる空間装置として使われる緑廊とも言う。(76)ハードツイストhard twist:パイル長1cm~2.5cmでフラッシュシャギー中間丈夫で弾力性に富む。(77)引き戸sliding door:水平方向にレールや溝に沿って移動して開閉する建具の総称片引き戸両引き戸引き込み戸引き違い戸がある。(78)フランス落としflush bolt:両開き扉の召し合わせ面に彫込んで取り付ける上げ落とし金物。錠のない縦框に彫込む。
インテリア用語(10)19/10/31(79)VOC volatile organic compound:沸点が50~250℃の比較的低い温度で蒸発気化する化合物揮発性有機化合物の総称でホルムアルデヒドやトルエンやキシレンなど様々な物質がある過剰に吸い込むと頭痛や目眩吐き気など人体へ有害性や発癌の可能性。(80)アキミンスターカーペットaxminster Carpet:むく毛のパイルに一本一本切断して織られた多彩で複雑な色柄を特徴とする機械織りの高級品。シャガード装置でセットした糸をグリッパー機で織り込むグリッパー式と柄に合わせパイル糸をスプールに巻き付け織り機にかけるスプール式が代表的な織り方。(81)アクリル acrylic:石油から作られたアクリルニトリルを共重合原料と重合させ紡糸したもので比率が半分以上をアクリル5割から4割をアクリル系と言う羽毛(ウール)より軽くかさ高性保温性耐候性に富むのでカーテン、絨毯の主力繊維として使われる。(82)アクリルラッカー塗料:硝化綿とアクリル樹脂を主体とし速乾性塗料でラッカー塗料に比べ耐候性が良く変色しないため家具以外の塗料にも広く使用されている。(83)スライド丁番:複数回転軸のシステム化した扉用。表丁番見えず扉付け調整着脱自由。
インテリア用語(11)19/10/31(84)ステーstay:ライティングビューロー等の扉を開けて水平に保持するためのたすき金物で一本ロット式と、二本折式が有り開閉時の安全性の為のブレーキ装置付きのものが多い。(85)ライティングビュロー writing bureau:上部に扉付きの書棚を付けた小机書物をする際は扉を開け水平にして扉の裏側を甲板として用いる。机の代わりに下部をチェストなど引き出しにしたものもある。オープン本棚をのせた物をセクレタリーという。
インテリアコーディネーター補習過程
補習(1)19/12/28(1)寝殿造りは固定された間仕切りはなく必用に応じ屏風几帳等を立てて仕切っていた。寝所である塗篭等は板壁で仕切られていた。(2)『たかつき』とは一本足の台座の上に円形の板がついた小型の食卓を言う。(3)しつらいに用いられる調度品の一つに衡重があるがこれは方形角切りの筒型の脚を備えた食器を乗せる台の事である。(4)蔀戸(しとみど)は寝殿作りに用いられた建具である。(5)書院造に用いられた外部建具で縦框(たてかまち)の間に細かい横桟(よこかけは)を等間隔で並べ取り付けた板戸を舞良戸(まいらと)という。(6)初期の書院造に見られる縁側に突き出して造られた造作を出門机(しゅつもんつくえ)と言う。(7)有楽窓(ゆうらくまど)に用いられた連子窓は連子(れんし)の竹を隙間なく密に配して光を微かに通すようにした窓である。(8)下地窓は土壁の一部を塗り残して装飾的に壁下地の竹を露出させた窓の事。(9)室床は茶室に見られる床の形式の一つで壁および天井の入り隅を全て壁土で塗り回したものである。床柱、床框、落とし掛けを設け床の内側の柱、廻縁(まわしふち)等を見せないように壁土で塗りまわした形式で妙喜庵茶室待ち庵に見ることが出来る。
補習(2)19/12/28(10)数奇屋は書院造に茶室の要素を取り入れた建築様式で桂離宮や修学院離宮や西本願寺飛雲閣などが有名(11)坊主襖は襖の周囲に縁がない襖の事(12)襖の一部に障子をはめ込んだ襖は源氏襖という。(13)ジョサイアコンドル門下生片山東熊の設計に依る旧赤坂離宮は現在は迎賓館として保存修復されている。(14)大正時代になると都市部では電気ガス水道等が普及し座り流しから経ち流しへと台所の改善がみられる。(15)大正時代に普及した中廊下式住宅は間仕切りに襖が使われて居らずプライバシーが十分ではなかった。(16)第二次世界大戦後西山卯三(にしかわうざん)が提唱した侵食分離の考え方を基本とした2DK型計画が公営住宅に取り入れられた。(17)形而工房(けいじこうぼう)はドイツ耕作連盟やバウハウスの思想に基づき家具など標準規格化を図り量産製品の普及を目指したグループである。(18)清家清が設計した斉藤助教授の家はテラス廊下居間が連続する開放的な空間にキャスター付き移動畳を配置した木造平屋住宅である。
補習(3)19/12/28(19)第二次世界大戦後、剣持勇、渡辺力、柳宗理、長大作、水之忠心らとジャパニーズモダンと言うデザインの礎を創ったインテリアデザイナーである。(20)バロック様式は動的で誇張された様式であり有機的な流動感が強調されている。(21)ロココ様式クイーンアン様式では家具の脚はガブリオールレッグ(猫脚)と呼ばれる曲線で作られていることが大きな特徴である。(22)ロココ様式はフランスでルイ15世時代にあたるためルイ15世様式ネオクラシズム時代にはルイ16t性時代にあたるためルイ16世時代とも呼ばれる。(23)当時の女王の名前に因みクイーンアン様式と呼ばれていた。曲線的で優雅さを求めた様式であり、イギリスでは当時の女王の名前にちなんでクイーンアンと呼ばれてた。(24)アーツ&クラフツ運動は19世末から20世紀初頭にかけてイギリスで起こった工芸革新運動で他仕事に依る手工芸品の芸術本来の姿を求めた運動である。
補習(4)19/12/28(25)アーツ&クラフツ運動はウィリアムモリスを中心とした運動でアールヌーボー^に大きな影響を与えた。(26)ミースファンデルローエは第一次世界大戦後の近代建築を代表する建築家である。(27)アールヌーボーは有機的な曲線を特徴として優美な様式で建築家のエクトルギマール、ガラス工芸家のエミールガレ、家具デザイナーのルイマジョレルなどが活躍した。(28)ウイーン分離派は画家であるグスタフクリムトを中心に結成された。(29)フランスに於ける有機的な曲線流動的な装飾を特徴としたアールヌーボーと同じ芸術運動がドイツやオーストリアで起こったがこれをユーゲントシュティルと呼んでいる。(30)オランダの建築家ヘリットトーマスリフェルトの代表作はレッド&ブルーチェア、シュレッダー邸などが在る。是等には画家であるビートモンドリアンからの影響が挙げられる。(31)アールデコはアールヌーボーと対照的に簡潔さと合理性を目指したスタイルで幾何学と線とパターン化された模様が特徴である。
補習(5)19/12/28(32)バウハウスは1919年ドイツで設立された工芸美術の総合芸術学校で初代の校長を建築家であるヴァルターグロピウスが勤めた。(33)ミースファンデルローエの設計したファンズワース邸は中央コア部分以外に仕切りがなく外周部が全てガラスで出来た平屋建て住宅である。(34)多くの建築家が椅子のデザインを行っているがチャールズレニーマッキントッシュのヒルハウスのラーダーバックチェアミースファンデルローエのバロセロナチェアルコルビジェのチェーズロング、ジオポンティのスーパーレジェラなどが知られている。(35)待ち庵は千利休の作で伝えられている現存する最古の草庵茶室である。床は隅が曲面に塗りまわされ柱など隠した室床となっている。(36)日本を代表するインテリアデザイナーの剣持勇はジャパニーズモダンと言うデザインの礎を創ったと言われる。(37)19世紀末から20世紀初頭にかけてフランスとベルギーを中心にヨーロッパ全土に広まったうねるような曲線を特徴とした優美な芸術や装飾の様式をアールヌーボーと言う。(38)軽量な椅子として有名なスーパージェーラはジオポンティの作品である。
補習(6)19/12/28(39)人体各部の寸法は身長が比例関係にあることが判っている例えば身長をHとし時座高は0.55Hであり、肩幅は0.25Hとなる(40)人間の基本的な生活姿勢は立位、椅座位、平座位、臥位の四つがある。(41)水平作業領域は通常作業領域と最大作業領域に分けられるが概ね通常作業領域は40センチ、最大作業領域は5-0センチの程度となります。(42)キッチンには作業の三角形という考え方が在るが台所家熱調理器冷蔵庫を結ぶ三辺の和が3.6m~6.6mとなるような配置が望ましいとされる。(43)展示物は0度から30度、人の目線は立位で十度、椅座位で十五度下向きになる。従いVDT作業ディスプレイ画面は二十度下向きに見下ろす様、設置するのが見やすい角度になる。(44)人の動作や行動の共通の特性をポピュレーションステレオタイプと呼んでいる。(45)人は他人との距離をとって快適な空間を保とうとするが他人に近づかれると不快に感じる範囲をパーソナルスペースと呼んでいる。
補習(7)19/12/28(46)家具は人と物のかかわりの度合いによって人体系家具はアーゴノミー系家具、準人体系家具はセミアーゴノミー家具建物系家具はシェルター系家具の三つに分類される。机、調理台はセミアーゴニミー、椅子やベッドはアーゴノミー系家具である。(47)事務用など作業用の椅子の座面高さは37センチから40センチ程度であるがソファーなど休息用の椅子になると座面高さを28センチから34センチ低くなる。(48)座位基準点から机の天板までの垂直距離を差尺と言いこの差尺を決めることで机の高さが決まる。筆記作業などを効率的に行うための差尺は対象者の座高×1÷3、読書など長時間使用の場合はは座高×1÷3-(2~3)センチとなる。(49)事務机の高さはJIS規格で70センチ、67センチの2種類が在る。(50)弾力性の良いベッドマットレスは三層構造に成るが中間層には姿勢を保持する為に平らな形のまま硬くし下部に中間層を平らに受けたまま上下するコイルスプリングを設ける。(50)調理台の高さには80センチ、85センチ、90センチ、95センチの4種類が洗面化粧台には68センチと、72センチの2種類がJIS規格として用意されている。
補習(8)19/12/28(51)モデュール寸法を基準とした格子状線をグリットと言いグリットに基づいて設計することをグリットプランニングと言う。(52)一般的には日本国では1モジュール910mmとする事が多く910mm間隔のグリットに柱や壁の中心を配置していくシングルグリットが普及している。(53)モデュールに基づいて建築やインテリアの設計を行いモデュールに基づいて作られた建築材料を使用して施行すると建築生産の合理化を図る事ができるが此の手法をモデュラーコーディネーションと呼ぶ。(54)西洋建築やインテリア様式に於いてギリシャ、ローマ、ゴジック、ルネッサンス時代に対称刑が用いられ、バロックやロココ様式では非対称形が見られるようになった。(55)黄金比とは縦を1とした時横が1.618になる比率でギリシャのパルテノン神殿に此の比率に基づいて造られており、法隆寺の金堂や、五重塔は白銀比の大和比に基づいて造られている。
補習(9)19/12/29(56)日本の木造建築物も柱の幅を一とした時に長押の幅を0.8の割合にするなどの比率が使われていますがこれを木割という。木取りとは原木を板や角材などを歩留まり良く製剤する為の計画や作業の事。(57)日本国に於ける伝統的な装飾模様の内七宝は同じ大きさの円を4分の1づつ重ねて組み合わせて繋いでいく模様である。麻の葉は生三角形で構成された装飾模様である。(58)日本国に於ける伝統的な装飾模様の内市松とは明暗2色の正方形を交互に連続して配置した模様である。(59)人の目で見える光の領域のことを可視光域といい電磁波の波長で表し380~780ナノメーターになる。此れよりも短い波長を紫外線長い波長を赤外線と呼ばれ何れも人の目で感知する事ができない。(60)色の三原則は赤緑青であり、此れ等を全て混ぜると黒色になるが此の混合を加法混色と言う。中間混色は白と黒を半々に塗り分けたコマを回すと灰色に見えるといった混色である。
補習(10)19/12/29(61)染料など色材の三原色の内マゼンタとは赤紫のことであるが、青紫はシアン、黄色のイエローを混色して減法混色と言う。(62)緑かかった灰色を利休ねずみというが標準的なマンセル値で表すと2.5G5/1となる。(63)左官材料や塗料の打ち合わせをする際同じ色でも面積の違いに依り明るさや鮮やかさが異なって見えるのである程度の面積のあるサンプルを用意する事が望ましい。(64)暖色系は手前に進出して見えるため進出色寒色系は遠ざかって感じる為後退色と呼ばれている。(65)明度やサイドが高い色は面積が大きく見える為膨張色、反対に明度やサイドが低いと小さく感じる為収縮色と呼ばれる。(66)インテリアの色彩計画においてカーテンや家具等中面積で基調色に変化を与える色をアソートカラーと呼んでいる。(67)共同住宅など一定の用途と規模に該当する建物のバルコニーなどに設ける手摺の高さは110cm以上と規定されている。(67)厚生労働省の統計に依ると住宅内で発生する死亡事故の内65歳以降の高齢者に多く見られる事故は浴槽で発生する事が多い。
補習(11)19/12/29(68)高齢者に適した浴槽は外形寸法で長さ1100mm~1300mm横幅700~800mm深さ500~550程度の和洋折衷式浴槽で跨ぎ越す高さは400mm程度が適切であるとされている。(67)居間にソファーをおく場合寛ぎを重視した配置はL型配置が望ましい。対面配置は会議や商談等に適した配置である。(68)キッチン設備のレイアウトパターンの内ワークトップの左右どちらかが壁に接した体面式の物をペニンシュラ型キッチンと呼ぶ。(69)都市ガスを使用する家庭用ガス焜炉は一時間当たり約4000Kcal以上の火力のハイカロリーバーナーなど火力の異なるバーナーが配置されている。(70)キッチンのワークトップの奥行は65センチが一般的であるがペニンシュラ型などは奥行が1メートル前後の商品もある。(71)食器洗い乾燥機はビルドインタイプのフロントオープン、プルオープン式が在るが前扉を開けて内部トレイを引き出すフロンとオープン式のフロアタイプと、食器洗い乾燥機自体を手前に引き出すプルオープンのスライドタイプが在る。
補習(12)19/12/29(72)腰掛便器の洗浄方法の内、洗い落とし式、サイホン式、サイホンゼット式を比較すると溜水面が最も広く洗浄力が高いのはサイホンゼット式と成る。(73)高齢者は視覚機能が低下しているので段差のある出入り口や階段などの照明計画では照度を高める工夫が必要である。段差のある部分に足元灯を設置したり、明度鞘色彩によってコントラストをつけるといった工夫も有効である。(74)加齢性難聴の特徴は高い音域の聴力が低下する事と声は聞こえるが言葉の聞き取りが難しくなる等が挙げられる。従って音の情報だけでなく点滅ランプと同調させるなど視覚にも働きかける事が求められる。(75)高齢者は嗅覚昨日が衰えガス暖房機器等の故障に気付くのが遅れる場合が考えれられる。従って警告音や光サインなどを併用した警報付きの機種を選択するのが望ましい。(76)大小兼用の腰掛便器が洗浄時に使用する水量は節水型便器の場合4リットル、従来型で13リットル程度になっている。(77)浴槽には和式浴槽、洋式浴槽、和洋折衷浴槽などがあるが、一般的に高齢者にとって使いやすい浴槽は和洋折衷浴槽である。
補習(13)19/12/29(78)浴槽材質の内、人口大理石と、FRP製を比較すると人口大理石の方が一般的に価格が安価である。(79)ドアノブは握って回して押引きするといった動きになるため握力の低下した高齢者などには向いていない。レバーハンドルなど開閉しやすい把手(はしゅ)を選択する事が重要である。(80)玄関の上がり框部分の段差は18センチ以下にする事が望ましく18センチを超えるような場合は式台設置を検討する。(81)階段の形状は踊り場付き階段か吹き寄せ階段が望ましい。吹き寄せ階段では180度回り部分を60度+30度+30度+60度の四つ割りにする事でテンポ良く昇降でき転落の危険性が少ない。(82)一戸建ての階段の幅員は建築基準法によって75センチ以上としなければ成らないが手摺の壁面からの出が10センチ以下であれば幅員の算定時に手摺の出幅部分を除く事ができる。
補習(14)19/12/29(83)階段を上がる際加齢などにより脚を上げる力が弱まり、段鼻部分に爪先(つまさき)を引っ掛ける危険が増す為蹴込み板を設け、蹴込み寸法を3センチ以下とする。住宅品確法に基づく『高齢者等への配慮に関する評価基準』の等級2~5に規定されている。(84)車椅子使用者住宅は壁に車椅子のフッドサポートなどがあたり壁を汚したり破損させる恐れが在るので壁と床の取り合い部分にキックプレートを取り付ける事を検討する。(85)集合住宅の建築方法の一つに建物を躯体共用スペースなどの共用部分と住戸内部の設備内装などの占有分と分離して設計施工するスケルトンインフィル方式が在る。(86)増築を行う場合は規模や用途により予め確認申請が必用になるが防火地域および準防火地域以外で十平方メートル以内の増築であれば確認申請は不要である。(87)分譲マンションのリフォームに於いて各住戸の窓ガラスを複層化する事は区分所有法上認められていない。区分所有法上窓は共用部分に該当しマンション管理規約等に持とうぢた制限や手続きも検討する必要が在る。
補習(15)19/12/30(88)分譲マンションのリフォームに於いて玄関扉の鍵を新しい物に交換し室内側の塗装を塗り替える事は区分所有法上可能である。区分所有法上玄関扉の鍵と室内側の塗装は専有部分に該当する。(89)分譲マンションのリフォームに於いて居間の天井を撤去し他の地、梁やスラブといった躯体部分を変更する事無く天井仕上面を高い位置に変える事は区分所有法上可能である。区分所有法上住戸内の床、壁、天井の躯体部分を除く部分は専有部分に該当する。(90)所有区分法上バルコニーは共用部分の内占有使用部分に該当するので勝手にリフォームできない。分譲マンションのリフォームに於いてバルコニーの床の塗布防水が老劣化しても防水工事をやり替え新規のタイルを張る事ができない。(91)人と人がコミニュケーションを取りやすい位置関係をソシオペダルな配置と呼んでいる。(92)一般的に日本国では1モデュール91センチとする事が多く91センチのグリット上に柱や壁の中心を配置していくシングルグリットを用いる方法が普及する。(93)光原色を分解していくと最後には赤、緑、青の3色に分かれるがこれを光の三原色と呼んでいる。(94)高齢者や障害者が出入りし易く浴槽内で安定した姿勢を保つ事ができるのは和洋折衷浴槽である。
補習(16)19/12/30(95)ダイニングテーブルの大きさが1.2メーターと80センチの場合肘なし椅子を使用して4人が着席でき1.8メーターと90センチの場合には肘掛け椅子を使用して4~6人まで着席できる。6人掛けの場合は短辺方向も使用する。(96)伸張式のダイニングテーブルをエクステンションテーブルと呼んでいるバタフライテーブルは折りたたみ式の天板を水平にして大きさの変えられる世に様にしたダイニングテーブルである。(97)スタッキングチェアとは積み重ねる事が出来る椅子で収納や運搬が便利な椅子の事である。(98)ソファーは3人掛けで2メーター前後、二人賭けで1.5メーター前後の長さが基準に成る、休息椅子一人の腰幅が60センチになる。(99)ソファーをおく場合、視線が90度に交差するL型配置の方が常jに相手を正面に見据える対面型配置よりも会話がしやすくなるといわれている。(100)フッとボードの無いタイプをハリウッドスタイルと言いフッとボードとヘッドボードの両方が在るものをヨーロピアンスタイルはヘッド・フッドスタイルと呼んでいる。
補習(17)19/12/31(101)ウエビングテープは椅子に用いられる衝撃吸収材。(102)約10センチ程度の板を短手方向にアーチ状に渡しマットレス掛かる荷重を吸収するベッドのボトムをウッドスプリングボトムと呼んでいる。(103)ダブルベッドの大きさは幅1.3メーター~1.5メーター長さ1.9メーター~2.05メーター程度である。(104)成人用で作業性を考慮すると片袖机の場合一般的に幅1.2メーター奥行0.7メーター、高さ0.7メーター程度、両袖机で、幅1.4メーター奥行0.7メーター、高さ0.7メーター程度が望ましい大きさである。(105)椅子の衝撃吸収材のうち幅が5センチ程度の帯状に織ったゴムなどのテープをフレームにタッカーで格子状に留めたものをウエビングテープという。スネークスプリングは連続するS字状のフラットなバネを並行に何本か張った衝撃吸収材である。(106)座り心地を左右する椅子のクッション材に多く使用されているものにポリウレタンフォームがある。(107)普通合板は接着剤の耐水性により1種合板、2種合板などに分けられるが家具には2種合板が多く使用される。
補習(18)19/12/31(108)ランバーコア合板とは集成材を芯材としてその両面に突板を貼った物である。(109)木材の小片に接着剤を加えて熱圧して板状に成形したものをパーティクルボードという。(110)ファイバーボードは繊維化した木材に接着剤を加えて熱圧して板状に成形した製品である。(111)ファイバーボードの内最も比重の小さいのはインシュレーションボードである。比重はハードボード>MDF>インシュレーションボードの順に軽くなる。(112)矧ぎ(はぎ)には一方の板の両面に彫った溝に他方の板に作った突起(実)を差し込んで接合する本実矧ぎと両方の板に溝を彫り細い棒の雇い実を差し込んで接合する雇い実矧ぎがある。(113)一般に18-8ステンレスと呼ばれているものはクローム18%、ニッケル8%が含有されSUSU304と呼ばれる。SUS303は硫化物を加え切削性を向上させたものに成りSUS304より耐食性は劣る。(114)射出型成型のインジェクション成型に加熱融合した樹脂を金型内に流し込み一定時間冷却して成型する方法を押し出し成型を言う。射出成型方は洗面器などの日用品から工業部品まで幅広く利用されている。
補習(19)19/12/31(115)熱可塑性樹脂の成型法の内ペットボトルなどの正法に用いられるのは中空ブロー成型である。(116)メラミン化粧板とポリエステル化粧板を比較した解き表面が固く耐熱性に優れているものはメラミン化粧版である。((117)スライド丁番は扉を閉じた状態では丁番本体が外から見えず意匠的効果が在るが扉を上下左右前後に微調整できる機能がついているため取り付け後の微調整が可能になっている。(118)プッシュキャッチを使用するとワンタッチで扉を開閉する事が出来き扉面の取っ手や摘みが不要に成る為すっきりした仕上がりにする事が出来る。(119)引き出しにスライドレールを使用する場合引き出し全てを引き出す為には三段引きのスライドレールを使用する。(120)セーフラッチとは地震時jに扉が不意に開き中の者が飛び出してくるのを防ぐ地震対策安全金物である。(121)家具の塗装仕上げの内向くの木地の雰囲気をそのまま伝える事ができるソープフィニッシュはオイルフィニッシュに比べ仕上がり色が白っぽくなる。
補習(20)19/12/31(122)金属家具の表面仕上げの内砂上の研磨剤などを表面に高速で吹き付ける加工法をサンドブラスト仕上げと言う。(123)出窓等に用いる裾がアーチ形のカーテンスタイルをスカラップと言う。(124)カーテンの生地の裾部分にカーテンの竹の二割程度の長さのフリルが吹いたカーテンをハイギャザースタイルと言う。セパレートスタイルはカーテンの竹の中央よりやや下を束めたものが数本つるされているタイプである。(125)三本ピンチプリーツはひだ山を三つとしたものでひだの間隔は10センチ程度になるまた、開口部開口の2.5~3倍程度の生地が必要になる。ギャザープリーツは薄手の生地に適した生地を細かく寄せた密度の薄いひだとなる。(126)カーテンには厚手のドレープカーテンと、レースカーテンのように透過性のある薄手の生地を使ったシアーカーテンがある。(127)ケースメントカーテンはドレープカーテンとレースカーテンの中間的なシアーカーテンの一種である。(127)カーテン生地にはポリエステル繊維製、アクリル繊維製、綿製があるが最もしわになりにくい生地はプリエステル、アクリル繊維になる。(128)一枚のカーテン生地を上下に昇降して開閉するタイプのシェードをローマンシェードと言う。
インテリア小論文19/11/02(01小論文)住宅の多量建設が始まった西暦1950年代に新しい住宅の間取りの理念公室と私室の分離が重視されDKを取り入れた住宅計画が実現した。其の後間取りの型はn+LDKと言う型になり一般的な住宅計画とし普及し部屋毎インテリアが整えられた。一方住宅産業に於いては大量生産に適した住宅資材の規格化や部品化が進み更に消費者の好みを反映した多様なインテリア関連製品の需要も広がりそれらの製品を生産して供給販売できる組織と人材が必要になった。それが住宅関連産業としてインテリア産業の発展を促し其処から生まれた多種多様な要素を消費者に適切に紹介提供する職能が重要と成った専門家としてのインテリアコーディネーターが1980年来初頭に誕生する事に成った。(02小論文)東日本大震災を経て大規模な自然災害への新たな対応や超高齢化社会に於ける安全で健康な生活環境を確保し提供していくと共に専門性を生かすことをインテリアコーディネーターに求められている。地域環境が人々の生活と無縁でなく循環化社会を目指し生活者と向き合いながら環境意識に働きかける役割も期待されている。その一例として平成21年から始まった長期優良化住宅認定制度では耐震性や省エネルギー性などと共に共同住宅に於ける可変性が設定され
インテリア小論文(2)19/11/02(02小論文)これは居住者の変化に伴い間取りなど変化に対応できるように措置を講じる事である。また住宅ストック活用時代を迎えインテリア空間に手を加え使いやすく性能を高め長く使い続けられるよう最開業する事は社会的にも意義が在る。(03小論文)近年インテリアコーディネーターの職業の場は新築住宅中心から既存住宅分野に広がり多様化している。工務店に於ける再改築は建築性能の向上に関する提案が求められるその主な業務の流れは現場調査、計画、事前工程提示、プレゼンテーション、契約、工事管理、引渡と続く。但し床面積3mx3m以上の防火地域と準防火地域を除き増築工事を伴う場合は建築基準法による建築確認申請が必要になる。不動産会社等に於ける中古住宅販売に係る場合に於いては別の専門家が住宅性能検査を行う事もありその内容を説明できる程度の知識は必要である。また要素を扱う専門店等に於ける商品販売が中心の業務では購入者側の視点と共に市場動向についても仕入れ担当者と密に情報交換が大切である。
インテリア小論文(3)19/11/02(04小論文)京都に在る桂離宮は西暦1600年来造営が始められた代表的な数奇屋造りである。桂離宮の大きな特徴として内部空間と回遊式庭園である外部空間と密接な繋がりが挙げられる。内部空間は簡素で大胆な市松模様の襖や凝った造りの違い棚で見事に構築されている。この桂離宮の素晴らしさを世界に初めて広めたのは来日して建築活動を行ったドイツの建築家であったブルーノタウトである。(05小論文)部材が取り合う部分の加工を仕口と言う。中でも開口部枠の隅部は意匠的にも重要であり突き付けにすると木口が露出するのでそれを避けるため一般的に両部材の短部を45℃に切断して留め加工とする方法が在る。また和風の開口部枠では一方部材の横或いは縦方向に少し延ばして接合する角柄を用いる事が在る。(06小論文)木材の老朽化の原因の一つに腐朽がある温度20℃~40℃で湿度の湿度8割の環境は木材腐朽菌の被害を受けやすいので檜や比婆等の腐朽に強い材料を用いる。建築基準法令では地面から1m以内の土台や柱や筋交いには必用な防腐処理を行い
インテリア小論文(4)19/11/02(06小論文)基礎立ち上がり部分の高さは地面から30cm以上とされている。(07小論文)木造住宅の開口部は外部開口部と内部開口部に分類する事が一般的であり開口部には枠と建具で構成されている。開口部の殆どの場合アルミサッシの枠回りの欠点は断熱性の欠ける事であるが、最近では此の欠点を補う製品も在り高機能サッシが使用されている。内部開口部は大壁と真壁と収まりが異なる。例えば大壁に扉を取り付ける場場合上枠と縦枠を取り付け壁材とは額縁で見切る事が多い。一方真壁の開口部に襖を用いる場合は枠を設けずに柱に直接敷居と鴨居を取付建具を建て込む。(08小論文)造作工事に於き廊下壁に埋め込む様物入れを作った。木枠の材料には回転型切断された単板を繊維方向に揃え積層し接着剤で張り合せLVLを使用した。扉は木材の細い削り片のストランドに方向性を与えて直交させ接着したOSBを使い透明のウレタン塗装で其の表情を生かすようにした。扉の収め方はアウトセット用の横移動丁番を使い被せ代を大きく取って枠を隠す様にした。内部はポリエステル化粧版で仕上げ棚板は木材を繊維状に解して板状成形したMDFを使い棚タボで高さを調節可能にした。
インテリア小論文(5)19/11/02(09小論文)温度の空気が含むことが出来る水蒸気量は限界が有りこの限界状態水蒸気量は温度が上昇すると上昇する。温度の空気中の水蒸気量を圧力で表した場合限界状態で水蒸気圧を飽和水蒸気圧と言い、同温度の実際空気中水蒸気圧割合を相対湿度と言う。水蒸気量を一定に温度を下げると結露が始まるこの時の温度を露点温度と言う。(小論文10)昭和30~昭和40年頃住宅多量建設期始まった集合住宅や工業住宅の展開は新たに芽生えた生活風習や合理的な住い方への志向と相俟ってインテリア産業を大きく発展させた。それは日々人々の豊かな暮らしを支える生活空間即ちインテリア創業でも即ちインテリアを創出する産業でもあった。そして急遽に拡大したそれらの産業は生産部門だけでなく流通販売施工管理など整備される必要あり其処に関る多くの人材が必要になり社会背景で誕生したインテリアコーディネーターは自国のインテリア産業成長に大きな役割を担ってきた。
インテリア小論文(6)19/11/02(11小論文)接客に於き手振り視線表情姿勢等で自分で意識して居るか居ないかに関らず言葉では表せない伝言の発進を非言語通信と言う。特定の事に関し依頼者からの考え方や希望を可か否かなどで簡単に答えられる質問方法を択一回答質問と言う。商品を販売した後の気にかける事では商品の不満や苦情に適切な対応する事は依頼主の立場を配慮した重要な業務である。大規模な公共施設や宿泊等の商業施設ではインテリアコーディネーター単独でなく芸術家や建築家などの協業によって空間を仕上る場合も在る。(12小論文)住宅造作主に因る住宅新築考案に於いてインテリアコーディネーターの業務は多くの場合内装装材等選択やそれらコーディネート及び家具等の販売が中心になる。材料などの選択範囲は価格面設定は造作主独自の標準仕様が一般的であるが自由設計等選択幅を広げている所も在る。住宅新改築に於いては施主から建築性能の向上が望まれる事が多いが家屋造作主では内外装に限らず設備機器等含め包装化した標準仕様が用意されている場合も在る。マンション販売に関るインテリアコーディネーターの業務ではマンション特性を良く知った上で入居者の希望する想像に合わせたコーディネートが求められる。窓取扱や家具照明器具等を入居前に販売会相談会などで注文を取るインテリア商品の選択販売が良く行われる。
インテリア小論文(7)19/11/02(13小論文)書院造の特徴は初期の頃の遺構と考えられている京都の銀閣寺内に在る東求堂にハッキリ現れている。柱は寝殿造りの丸柱から面取り柱に変って外部道具も寝殿造りに多く用いられていた跳ね上げ式の物から引き戸形式の違い戸と言う物に成った。書斎机の役をしていた出文机は付け書院として装飾的な物になり床の間の構成要素に成った。(14小論文)ロココ様式では其れまでの古典的な装飾への反動から重厚な感じの整頓が使われなくなった。その代わりに曲線を多用した軽快で優美な装飾が好まれる様に成った。ロココ様式は特にインテリアに特徴が在る例えば家具では椅子等の脚の装飾に動物の脚の形状を多く用いたこれをガブリオール脚と言う。ロココ様式はフランス中心で在ったがイギリスでも同時期にクイーンアンと言う類似の様式が流行した。(15小論文)椅子の座高面は身長の四分の一が目安に人の下腿高と略同じ寸法で机の高さは座面高に差尺を加えるが筆記作業と比べ読書等緩やかな作業の時は机面をやや低くするのが望ましい。
インテリア小論文(8)19/11/02(16小論文)建築インテリア装飾には自然界の物を主題とした物が少なくない、古代ギリシャでは神殿の柱頭に地中海に生育するアカンサスの葉の装飾を用いたが其の後も様々な様式に於いて使われた。近代ではアーツアンドクラフツ運動の主宰者であったウィリアムモリスが壁紙に草花の模様を多用しているアールヌーヴォーのガラス工芸作家であるエミールガレは花瓶やステンドグラスに植物や昆虫を設計主題として多く用いる。日本では麻の葉模様が三角形のみで構成されている様に主題を抽象化表現の物が多い。(17小論文)人間の最も身近な環境がインテリア空間である。計画設計に当たっては(1)床壁天井開口部などの空間的要素(2)家具や什器(じゅうき)類に代表される生活的要素(3)設備機器が関係する光音熱空気と言った室内環境的要素について検討を進める必要が在る。インテリア空間は様々なインテリア要素によって構成されているインテリア要素は建築躯体に比べ耐久性耐用性の短い部品部材が多く設備機器等は性能や機能の向上が著しく交換が容易に出来る様規格標準化されている物が多い。(18小論文)鉄筋は引っ張り力を負担するコンクリートは圧縮力を負担する。鉄筋は空気中に錆び易いがアルカリ性のコンクリートの中では防錆できるコンクリートには耐火性が在り筋の強度も確保される両者一体性耐久性の為配筋に関し空き被りや厚さ定める。
インテリア小論文(9)19/11/02(19小論文)タイル貼りや石貼りは製品の素材感だけでなく目地の取り方により雰囲気が大きく変る。縦目地を一列ごとに半分ずらすことで其々の角を合わせないようにする目地を馬踏み目地と言う。普通レンガのサイズは21x10x6cmが標準で此の大きさをおなまと言う。レンガに因る組積造りではこれを積み上げるがフランス積みでは同段に小口面と長手面が交互に現れ特徴的な目地となる一方加工された石材の場合は寸法精度も良いので目地を取らず突き付けで貼る事も在るこれを眠り目地と言う。(20小論文)木質系の床材の内単層フローリングは天然木等の一枚板の床材である。この内幅広で長尺型の物を縁甲板とも言う単層フローリングには長さが180cm程度の物と乱尺と言う60~90cm程度の物を混ぜ合わせた物。mた短冊状の引き板を並べたパーケットと言うものが在る。改装工事で床フローリングの修復をする場合単層フローリングウでは多少の傷や汚れは表面を削り取る事で対応可能だが複合フローリングでは表面の単板が薄いので張り替えることが多い。既存の物を剥がし張り替える場合床高が変らず株の腐朽状態なども確認できるが幅木等の周辺部も工事が必要となる。既存のフローリングの上に重ね張りする場合は床下の状況を確認しにくいが二重にした方が丈夫に成る。
インテリア小論文(10)19/11/02(21小論文)石膏ボードは住宅等の建物の内装下地として幅広く使われている自国では石膏ボードの規格はJISに認められており大きさ厚さ等様々な物が在る。一般的に良く使われて居る大きさについては91x182cmの物厚さに点いては9.5mmの物が在る。石膏ボードは防火性能が高い材料で在るが其れは主材である焼石膏が多量の結晶水を持つ事に因る。(小論文22)インテリアコーディネーターの職場でもCADを始め電子情報機器を使用することが多く成っている。2DCADの場合従来の手書き作図と比べ著しく効率が良い例えばトレーシングペーパーの役割をするレイヤは異なる内容の図形を任意に重ねて表示する事が出来る点で便利であるし既存の点を確実に捉えるスナップ機能は正確さの点では手書きでは真似できない。また3DCADやCGは一つのソフトを始め様々な表現方法が可能である上色彩計画や照明効果の擬態(シュミレーション)も迅速且つ正確に行う事が出来る。さらに計画している空間の中を動き回って眺めているようなウオークスルー機能を使うとプレゼンテーションの際に説得力が在る。
インテリア用語集 インテリアプランナー インテリアコーディネーター課程 基礎学力と専門用語集 福岡大 私立榮不動産合資会社
インテリア用語(1)19/10/31(1)ピロティ:建物を支える柱が並ぶ吹きだしの空間主に一階部分に設けられ地上を占有せず開放的な空間となる。(2)メゾネット:各住戸が2階以上である集合住宅主として2階であり、エレベーターはメゾネット上階をスキップする。(3)リベート:払い戻し、割戻し(4)有角透視図:パースペクティブ(5)釉薬:陶磁器の表面に被膜を張るガラス質の材料。吸湿性をなくし耐久性を増す為に使われる上薬と呼ぶ。(6)床座:履物を脱いで床に直接座る事材(7)役物:一般形に対する変種の材料をいう。タイルでは平物以外の物を全て役物と言い面取りタイルやノンスリップタイル等を言う。(8)面取り:柱のような格断面を持つ建築部材の出隅の角を切り取り面の角を削り取って生じる表面を作る。(10)面皮柱:柱の角に樹皮を残したもの茶室の柱に持ちいらる。(11)ホールダウン金物:耐震金物の一つ柱が土台から引き抜けないよう緊結する物。(12)ベランダ:建物張り出し部分転落危険を防ぎ手摺高さ110cm間隔11cm以下横桟を設けない。(13)ベネシャンブラインド:色塗装されたアルミ製などの可動スラットを並べた昇降式のブラインド。窓室内に設ける。下ろした上体でスラットの角度を変えることで日差しや視線、通風の調節を行う操作にはコード式、操作棒式、ポール式、ギャー式がある。
インテリア用語(2)19/10/31(14)ベッドの配置:ベッド長さ2mベッドの長さの先50cm間隔、ベッド壁隙間5cm、合計255cm統一、ベッド幅1m、ベッド棚65cmベッドとベッドの間の棚は50cmダブルベッドの幅1.5m、ベッド幅隙間5cm(15)不陸(ふろく):水平でない事面が平らでない事ふりくとも読む。(16)ドマー:屋根窓の事で屋根の傾斜面に設けられた窓(17)アラベスク:イスラム模様の総称元はアラビア装飾のいみであった。イスラムで植物茎葉を複雑に絡ませる幾何学。(18)アカンサス:松科の常緑針葉樹。木理が通り粘り強く加工しやすい。耐久性強、小屋組みや床床などに構造材に用いられ造作材としても使われる。(19)地階:一室の天井の高さHの三分の一以上が地中に入っている事を言う。(20)根太(ねだ):木造床構造部材。大引きや床梁の上に直角方向に架け床下地材として床版を支える。根太の間隔は畳み敷きと、洋室のフローリング張りによって異なるモジュールは91cmの場合和室は半分の45.5cm、洋室は三分の一の30.3cm。(21)床図解:束石から床束が立ち根絡み貫きで連結して補強しそこに大引きを奥行方向にまず走らせ、根太を其の上に水平方向に走らせ、床板を根太に乗せる事ができる。
インテリア用語(3)19/10/31(22)熱貫流:熱が壁や床などを通じて空気から空気に伝わる。熱貫流による熱の伝わり方は空気から壁体への熱伝達、壁を通過熱伝導、壁体から空気に熱伝達とういう通程になる。熱貫流が少ないと断熱性が高い。(23)MDF:medium-density fiberboard/木材を主とする繊維をパイプ化して板状に成形したファイバーボードの繊維板で特に比重0.4以上、0.8未満のものをいう。加工性が良く断熱性が高く家具の基材から吸音材まで幅広に使われる。(24)オイルフィニッシュ oil finish:亜麻仁由(あまにゆ)や油性ワニスを木材繊維の中に浸透させる塗装表面に被膜が形成されない為割れや剥がれがなく補修が容易で仕上やすい。(25)舞良戸まいらど:舞ら戸と呼ばれる細い桟を一定の間隔で並行に取り付けた板戸中世に於いて初めて現れる。(26)框の中に鏡版やガラスなどを嵌めこんだ戸の事開き戸は唐戸とも言う。(27)建具、家具で面状の材の四周を固める額縁状の部材。(28)壁紙規制:壁紙は内装仕上げに於ける使用面積が広いため、シックハウス対策規制で対象外と成るのはF☆☆☆☆の1等級はホルムアルデヒド(合成塗料などに因る公害)の放射量は0.2mg/1以下。
インテリア用語(4)19/10/31(29)トルエン:芳香族系炭化水素の無色透明性液体で塗料の溶剤として用いられているが健康被害を招く危険性が高い化学物質とされている。(30)トレーキップ:内倒しと開き機能を持った多機能アルミサッシ。(31)トレリス:洋風の格子状の垣。(32)電磁調理器 IHヒーター:鍋自体を発熱させる効率の良い過熱機器でトッププレートの下に在る磁気発生コイルに一定周波数の高周波電流を流すと磁力線が発生し金属鍋を通る時に発熱することを利用して加熱。(32)目透かし:部材間に適当な隙間を空ける事。(33)目透かし天井:長尺の平版を目透かしで並べ敷き目板を打った天井。現代和室の添乗に多く用いられる。(34)敷き目板:床板や天井板等の継ぎ目に裏側から取り付ける板。(35)OSB oriented Strand Board:ストランドと呼ばれる薄く細長い木片を方向性を持たせて配列して熱プレスで固めた下地ボード。配方向性ボード。(36)パーゴラ:庭園に設置する弦性の植物を絡ませるように作った洋風の工作物。(37)木材を細かく削った細片のチップを接着剤を加えて過熱成形。強度に方向性がなく材質均一幅広の板を自由に作れる。合板に比べ重く強度と耐久性が劣る。家具や棚板の芯材として使用されるチップボードとも言われる。
インテリア用語(5)19/10/31(38)バーチカルブラインド:縦にルーパート呼ばれる羽が並んでいるブラインド。横方向に開閉するので縦長の窓や掃き出しの窓に適している。ルーパー材質はアルミ合金やガラス繊維、ポリエステル、塩化ビニールなどでオフィスに採用され最近のものは7.5cm、8cmくらいの物が一般家庭に普及している。縦方位拘置吊り下げられたルーパー開閉、角度調整で光の量を調整する。(39)ハードツイスト:絨毯のテクスチャの一つ。カットパイルに最も強撚り(より)をかけて長さ1cm~1.5cmパイルとしたもの弾力性耐久性に強く気軽なテクスチャを持つ汚れが目立たない。(40)絨毯のテクスチャの一つ。長さ2.5cm以上の長く太めのパイルを密度疎く打ち込んだもの個性的で豊かな風合いがある為リビングやベッドルームに用いられる。歩行量の多いところには向かない。(41)シャガード織り機:紋紙のパンチカードを使い経糸の上下を制御し複雑な模様を作り上げる。(42)社会距離:近い距離1.2m~2.15m、遠い:2.15~3.7mETホールの対人距離の一つ。お互いの普通の声で話が出来る。
インテリア用語(6)19/10/31(43)照明された面の単位面積当たりに入射する単位面積当たりに入射する光束。lxはルクスで在る面にどれだけの光が入射しているかを表し点光源の場合距離の二条に半比例し入射角の余弦に当たる三角関数コサインに比例する。(44)照明基準:生活や作業環境の維持に必用な照度の基準で室内に求められる照度は其の空間の用途機能によて異なるが手芸や読書や勉強などは500ルクス~1000ルクス必用である。リビングルームや食卓には明るさに好みの個人差が在る高齢は3倍照度。(45)アジャスター:家具の高さを調節する金物脚部に取り付け螺子の回転で高さを変える。(46)アスベスト:柔軟な繊維状結晶性鉱物の事で陀紋岩や角閃石等の種類が在るが紡績して布状に加工しても耐火材料として従来混入されたが発癌性がある禁止。(47)亜麻仁油(あまにゆ):亜麻の種子を圧搾して得られる乾燥性油。塗料用として適しておりエナメルペイントやオイルペイントの原料として用いられている。(48)亜麻:アマ科の職y物。茎の繊維はリネンになり、通気性吸湿性に良く肌触りが良い布。(49)アメリカンモダン:第二次世界体位戦後のアメリカのデザイン傾向。量産化を前提とした簡素で機能的な家具を創り出しハーマンミラーやノル等企業が果たした役割を占める。(50)色温度:光源の色合いを数量化して示すものでケルビン(K)が単位。
インテリア用語(7)19/10/31(52)綾織:織物の三原組織の一つ縦糸または偉糸の上下関係を一本下は上、二本上は下のように規則性を持たせる事で布面に斜めのうねが現れて見える組織。比較的上部で平織りより柔らかい斜文織とも言う。(53)合わせガラス:2枚の板ガラスでプラスチックなどのポリビニールブチラール樹脂などの中間膜を挟み加熱圧着したガラスで衝撃などで破損しても中間膜の存在により破片が飛散しないため安全である合わせ板ガラスとも言う。(54)アングル丁番:表から裏が見えないように羽をL字型に曲げた丁番。(55)アンカー:固定する事で鉄筋コンクリート造で梁の主筋を柱に埋め込む。基礎でコンクリート部に埋め込むなど鋼材を長さを埋め込んで引き抜けないようにする事を言う。定着。(56)ELランプ Electroluminescence Lamp;軽量で薄いシート状の光源で面発光である為光源を均一に照らす事ができる高輝度長寿命省電力特徴。(57)Eマーク:ベルギー設立の国際壁紙製造者協会GIGが制定した品質規準のマーク。(58)イギリス式庭園:1700年来から盛んになった造園形式で田園風景を取り入れて自然に近い状態で池や樹木を配置し要所などに小屋などを建てて絵画のような庭造りを行ったもの。(59)井桁(いげた):井戸の上に組み合わせた木枠の事枠組み。
インテリア用語(8)19/10/31(60)ガラスブロック:2個の四角い椀状(わんじょう)の型押ガラスを高熱で合わせて溶着一体として内部の中空に乾燥空気を封入した物で断熱性遮音性家都度防止効果等に優れ視線の遮断や透過光の拡散機能を持つ。(61)ガラリ戸:細幅の板を隙間を開けて平行に並べたもの付けの戸閉めても通風を得たい時に使う。鎧戸とも言う。(62)側桁:階段の段版を支える両端の板。(63)寒冷紗:目の粗い薄地の綿または朝の平織物壁装材下地として使う。(64)木裏:板目材材面において樹心に近いほうの面。木裏より耐久性が在る。(65)木表:板目材の材面において樹皮に近いほうの面で木表の方が乾燥収縮は大きいが傷が少なく木肌が美しいので内装では木表を表面に向けて施工する。(66)コーニス照明:建築化照明の一つで壁と並行に天井に取り付けた横長のパネルのコーニスで光源を覆い下向きに光を放ち壁やカーテンを照らす照明方法。(67)コーポラティブハウス:入居希望者が集まって組合を作り土地購入設計工事を行う。其の住宅。(68)コーブ照明:建築化照明の一つで天井の窪みのコーブや棚などに隠した光源から天井面に照明する方法天井面に反射させた柔らかい各散光で落ち着いた効果が得られるが照明率が低いのでシャンデリアやダウンライドと組み合わせる場合が多い。
インテリア用語(9)19/10/31(69)準不燃材料:一般の火災時には殆ど燃焼せず煙も少ない材料で不燃材料に準ずる防火性能を持つもの石膏ボードや木毛セメント板が在る。省令1条⑤。(70)ニットknit carpet:縦編みラッセル機等の編み機を用いパイル糸を基布と同時に作った編敷物。(71)シャギー(2)shaggy carpet:糸は太目の物を粗く打ち込んだものが多く装飾接触良。ピース敷き、マットだけで無く壁掛けにも用いられる。(72)ノブknob:節や瘤の意味で戸などの引手を言う。(73)バーチカルブラインド(2)vertical blind:操作にはスクリューロット式の物を主としコード式、バトン式があるアルミ式の他合成繊維のものが用いられている。(74)ピース敷き:椅子や机の下玄関ホール衣裳室寝室前にラグやマットの置き敷きの事。(75)パーゴラ(2)pargolaもともとイタリアの葡萄棚から出他言葉で外部空間の中で人間が寄り集まる空間装置として使われる緑廊とも言う。(76)ハードツイストhard twist:パイル長1cm~2.5cmでフラッシュシャギー中間丈夫で弾力性に富む。(77)引き戸sliding door:水平方向にレールや溝に沿って移動して開閉する建具の総称片引き戸両引き戸引き込み戸引き違い戸がある。(78)フランス落としflush bolt:両開き扉の召し合わせ面に彫込んで取り付ける上げ落とし金物。錠のない縦框に彫込む。
インテリア用語(10)19/10/31(79)VOC volatile organic compound:沸点が50~250℃の比較的低い温度で蒸発気化する化合物揮発性有機化合物の総称でホルムアルデヒドやトルエンやキシレンなど様々な物質がある過剰に吸い込むと頭痛や目眩吐き気など人体へ有害性や発癌の可能性。(80)アキミンスターカーペットaxminster Carpet:むく毛のパイルに一本一本切断して織られた多彩で複雑な色柄を特徴とする機械織りの高級品。シャガード装置でセットした糸をグリッパー機で織り込むグリッパー式と柄に合わせパイル糸をスプールに巻き付け織り機にかけるスプール式が代表的な織り方。(81)アクリル acrylic:石油から作られたアクリルニトリルを共重合原料と重合させ紡糸したもので比率が半分以上をアクリル5割から4割をアクリル系と言う羽毛(ウール)より軽くかさ高性保温性耐候性に富むのでカーテン、絨毯の主力繊維として使われる。(82)アクリルラッカー塗料:硝化綿とアクリル樹脂を主体とし速乾性塗料でラッカー塗料に比べ耐候性が良く変色しないため家具以外の塗料にも広く使用されている。(83)スライド丁番:複数回転軸のシステム化した扉用。表丁番見えず扉付け調整着脱自由。
インテリア用語(11)19/10/31(84)ステーstay:ライティングビューロー等の扉を開けて水平に保持するためのたすき金物で一本ロット式と、二本折式が有り開閉時の安全性の為のブレーキ装置付きのものが多い。(85)ライティングビュロー writing bureau:上部に扉付きの書棚を付けた小机書物をする際は扉を開け水平にして扉の裏側を甲板として用いる。机の代わりに下部をチェストなど引き出しにしたものもある。オープン本棚をのせた物をセクレタリーという。
インテリアコーディネーター補習過程
補習(1)19/12/28(1)寝殿造りは固定された間仕切りはなく必用に応じ屏風几帳等を立てて仕切っていた。寝所である塗篭等は板壁で仕切られていた。(2)『たかつき』とは一本足の台座の上に円形の板がついた小型の食卓を言う。(3)しつらいに用いられる調度品の一つに衡重があるがこれは方形角切りの筒型の脚を備えた食器を乗せる台の事である。(4)蔀戸(しとみど)は寝殿作りに用いられた建具である。(5)書院造に用いられた外部建具で縦框(たてかまち)の間に細かい横桟(よこかけは)を等間隔で並べ取り付けた板戸を舞良戸(まいらと)という。(6)初期の書院造に見られる縁側に突き出して造られた造作を出門机(しゅつもんつくえ)と言う。(7)有楽窓(ゆうらくまど)に用いられた連子窓は連子(れんし)の竹を隙間なく密に配して光を微かに通すようにした窓である。(8)下地窓は土壁の一部を塗り残して装飾的に壁下地の竹を露出させた窓の事。(9)室床は茶室に見られる床の形式の一つで壁および天井の入り隅を全て壁土で塗り回したものである。床柱、床框、落とし掛けを設け床の内側の柱、廻縁(まわしふち)等を見せないように壁土で塗りまわした形式で妙喜庵茶室待ち庵に見ることが出来る。
補習(2)19/12/28(10)数奇屋は書院造に茶室の要素を取り入れた建築様式で桂離宮や修学院離宮や西本願寺飛雲閣などが有名(11)坊主襖は襖の周囲に縁がない襖の事(12)襖の一部に障子をはめ込んだ襖は源氏襖という。(13)ジョサイアコンドル門下生片山東熊の設計に依る旧赤坂離宮は現在は迎賓館として保存修復されている。(14)大正時代になると都市部では電気ガス水道等が普及し座り流しから経ち流しへと台所の改善がみられる。(15)大正時代に普及した中廊下式住宅は間仕切りに襖が使われて居らずプライバシーが十分ではなかった。(16)第二次世界大戦後西山卯三(にしかわうざん)が提唱した侵食分離の考え方を基本とした2DK型計画が公営住宅に取り入れられた。(17)形而工房(けいじこうぼう)はドイツ耕作連盟やバウハウスの思想に基づき家具など標準規格化を図り量産製品の普及を目指したグループである。(18)清家清が設計した斉藤助教授の家はテラス廊下居間が連続する開放的な空間にキャスター付き移動畳を配置した木造平屋住宅である。
補習(3)19/12/28(19)第二次世界大戦後、剣持勇、渡辺力、柳宗理、長大作、水之忠心らとジャパニーズモダンと言うデザインの礎を創ったインテリアデザイナーである。(20)バロック様式は動的で誇張された様式であり有機的な流動感が強調されている。(21)ロココ様式クイーンアン様式では家具の脚はガブリオールレッグ(猫脚)と呼ばれる曲線で作られていることが大きな特徴である。(22)ロココ様式はフランスでルイ15世時代にあたるためルイ15世様式ネオクラシズム時代にはルイ16t性時代にあたるためルイ16世時代とも呼ばれる。(23)当時の女王の名前に因みクイーンアン様式と呼ばれていた。曲線的で優雅さを求めた様式であり、イギリスでは当時の女王の名前にちなんでクイーンアンと呼ばれてた。(24)アーツ&クラフツ運動は19世末から20世紀初頭にかけてイギリスで起こった工芸革新運動で他仕事に依る手工芸品の芸術本来の姿を求めた運動である。
補習(4)19/12/28(25)アーツ&クラフツ運動はウィリアムモリスを中心とした運動でアールヌーボー^に大きな影響を与えた。(26)ミースファンデルローエは第一次世界大戦後の近代建築を代表する建築家である。(27)アールヌーボーは有機的な曲線を特徴として優美な様式で建築家のエクトルギマール、ガラス工芸家のエミールガレ、家具デザイナーのルイマジョレルなどが活躍した。(28)ウイーン分離派は画家であるグスタフクリムトを中心に結成された。(29)フランスに於ける有機的な曲線流動的な装飾を特徴としたアールヌーボーと同じ芸術運動がドイツやオーストリアで起こったがこれをユーゲントシュティルと呼んでいる。(30)オランダの建築家ヘリットトーマスリフェルトの代表作はレッド&ブルーチェア、シュレッダー邸などが在る。是等には画家であるビートモンドリアンからの影響が挙げられる。(31)アールデコはアールヌーボーと対照的に簡潔さと合理性を目指したスタイルで幾何学と線とパターン化された模様が特徴である。
補習(5)19/12/28(32)バウハウスは1919年ドイツで設立された工芸美術の総合芸術学校で初代の校長を建築家であるヴァルターグロピウスが勤めた。(33)ミースファンデルローエの設計したファンズワース邸は中央コア部分以外に仕切りがなく外周部が全てガラスで出来た平屋建て住宅である。(34)多くの建築家が椅子のデザインを行っているがチャールズレニーマッキントッシュのヒルハウスのラーダーバックチェアミースファンデルローエのバロセロナチェアルコルビジェのチェーズロング、ジオポンティのスーパーレジェラなどが知られている。(35)待ち庵は千利休の作で伝えられている現存する最古の草庵茶室である。床は隅が曲面に塗りまわされ柱など隠した室床となっている。(36)日本を代表するインテリアデザイナーの剣持勇はジャパニーズモダンと言うデザインの礎を創ったと言われる。(37)19世紀末から20世紀初頭にかけてフランスとベルギーを中心にヨーロッパ全土に広まったうねるような曲線を特徴とした優美な芸術や装飾の様式をアールヌーボーと言う。(38)軽量な椅子として有名なスーパージェーラはジオポンティの作品である。
補習(6)19/12/28(39)人体各部の寸法は身長が比例関係にあることが判っている例えば身長をHとし時座高は0.55Hであり、肩幅は0.25Hとなる(40)人間の基本的な生活姿勢は立位、椅座位、平座位、臥位の四つがある。(41)水平作業領域は通常作業領域と最大作業領域に分けられるが概ね通常作業領域は40センチ、最大作業領域は5-0センチの程度となります。(42)キッチンには作業の三角形という考え方が在るが台所家熱調理器冷蔵庫を結ぶ三辺の和が3.6m~6.6mとなるような配置が望ましいとされる。(43)展示物は0度から30度、人の目線は立位で十度、椅座位で十五度下向きになる。従いVDT作業ディスプレイ画面は二十度下向きに見下ろす様、設置するのが見やすい角度になる。(44)人の動作や行動の共通の特性をポピュレーションステレオタイプと呼んでいる。(45)人は他人との距離をとって快適な空間を保とうとするが他人に近づかれると不快に感じる範囲をパーソナルスペースと呼んでいる。
補習(7)19/12/28(46)家具は人と物のかかわりの度合いによって人体系家具はアーゴノミー系家具、準人体系家具はセミアーゴノミー家具建物系家具はシェルター系家具の三つに分類される。机、調理台はセミアーゴニミー、椅子やベッドはアーゴノミー系家具である。(47)事務用など作業用の椅子の座面高さは37センチから40センチ程度であるがソファーなど休息用の椅子になると座面高さを28センチから34センチ低くなる。(48)座位基準点から机の天板までの垂直距離を差尺と言いこの差尺を決めることで机の高さが決まる。筆記作業などを効率的に行うための差尺は対象者の座高×1÷3、読書など長時間使用の場合はは座高×1÷3-(2~3)センチとなる。(49)事務机の高さはJIS規格で70センチ、67センチの2種類が在る。(50)弾力性の良いベッドマットレスは三層構造に成るが中間層には姿勢を保持する為に平らな形のまま硬くし下部に中間層を平らに受けたまま上下するコイルスプリングを設ける。(50)調理台の高さには80センチ、85センチ、90センチ、95センチの4種類が洗面化粧台には68センチと、72センチの2種類がJIS規格として用意されている。
補習(8)19/12/28(51)モデュール寸法を基準とした格子状線をグリットと言いグリットに基づいて設計することをグリットプランニングと言う。(52)一般的には日本国では1モジュール910mmとする事が多く910mm間隔のグリットに柱や壁の中心を配置していくシングルグリットが普及している。(53)モデュールに基づいて建築やインテリアの設計を行いモデュールに基づいて作られた建築材料を使用して施行すると建築生産の合理化を図る事ができるが此の手法をモデュラーコーディネーションと呼ぶ。(54)西洋建築やインテリア様式に於いてギリシャ、ローマ、ゴジック、ルネッサンス時代に対称刑が用いられ、バロックやロココ様式では非対称形が見られるようになった。(55)黄金比とは縦を1とした時横が1.618になる比率でギリシャのパルテノン神殿に此の比率に基づいて造られており、法隆寺の金堂や、五重塔は白銀比の大和比に基づいて造られている。
補習(9)19/12/29(56)日本の木造建築物も柱の幅を一とした時に長押の幅を0.8の割合にするなどの比率が使われていますがこれを木割という。木取りとは原木を板や角材などを歩留まり良く製剤する為の計画や作業の事。(57)日本国に於ける伝統的な装飾模様の内七宝は同じ大きさの円を4分の1づつ重ねて組み合わせて繋いでいく模様である。麻の葉は生三角形で構成された装飾模様である。(58)日本国に於ける伝統的な装飾模様の内市松とは明暗2色の正方形を交互に連続して配置した模様である。(59)人の目で見える光の領域のことを可視光域といい電磁波の波長で表し380~780ナノメーターになる。此れよりも短い波長を紫外線長い波長を赤外線と呼ばれ何れも人の目で感知する事ができない。(60)色の三原則は赤緑青であり、此れ等を全て混ぜると黒色になるが此の混合を加法混色と言う。中間混色は白と黒を半々に塗り分けたコマを回すと灰色に見えるといった混色である。
補習(10)19/12/29(61)染料など色材の三原色の内マゼンタとは赤紫のことであるが、青紫はシアン、黄色のイエローを混色して減法混色と言う。(62)緑かかった灰色を利休ねずみというが標準的なマンセル値で表すと2.5G5/1となる。(63)左官材料や塗料の打ち合わせをする際同じ色でも面積の違いに依り明るさや鮮やかさが異なって見えるのである程度の面積のあるサンプルを用意する事が望ましい。(64)暖色系は手前に進出して見えるため進出色寒色系は遠ざかって感じる為後退色と呼ばれている。(65)明度やサイドが高い色は面積が大きく見える為膨張色、反対に明度やサイドが低いと小さく感じる為収縮色と呼ばれる。(66)インテリアの色彩計画においてカーテンや家具等中面積で基調色に変化を与える色をアソートカラーと呼んでいる。(67)共同住宅など一定の用途と規模に該当する建物のバルコニーなどに設ける手摺の高さは110cm以上と規定されている。(67)厚生労働省の統計に依ると住宅内で発生する死亡事故の内65歳以降の高齢者に多く見られる事故は浴槽で発生する事が多い。
補習(11)19/12/29(68)高齢者に適した浴槽は外形寸法で長さ1100mm~1300mm横幅700~800mm深さ500~550程度の和洋折衷式浴槽で跨ぎ越す高さは400mm程度が適切であるとされている。(67)居間にソファーをおく場合寛ぎを重視した配置はL型配置が望ましい。対面配置は会議や商談等に適した配置である。(68)キッチン設備のレイアウトパターンの内ワークトップの左右どちらかが壁に接した体面式の物をペニンシュラ型キッチンと呼ぶ。(69)都市ガスを使用する家庭用ガス焜炉は一時間当たり約4000Kcal以上の火力のハイカロリーバーナーなど火力の異なるバーナーが配置されている。(70)キッチンのワークトップの奥行は65センチが一般的であるがペニンシュラ型などは奥行が1メートル前後の商品もある。(71)食器洗い乾燥機はビルドインタイプのフロントオープン、プルオープン式が在るが前扉を開けて内部トレイを引き出すフロンとオープン式のフロアタイプと、食器洗い乾燥機自体を手前に引き出すプルオープンのスライドタイプが在る。
補習(12)19/12/29(72)腰掛便器の洗浄方法の内、洗い落とし式、サイホン式、サイホンゼット式を比較すると溜水面が最も広く洗浄力が高いのはサイホンゼット式と成る。(73)高齢者は視覚機能が低下しているので段差のある出入り口や階段などの照明計画では照度を高める工夫が必要である。段差のある部分に足元灯を設置したり、明度鞘色彩によってコントラストをつけるといった工夫も有効である。(74)加齢性難聴の特徴は高い音域の聴力が低下する事と声は聞こえるが言葉の聞き取りが難しくなる等が挙げられる。従って音の情報だけでなく点滅ランプと同調させるなど視覚にも働きかける事が求められる。(75)高齢者は嗅覚昨日が衰えガス暖房機器等の故障に気付くのが遅れる場合が考えれられる。従って警告音や光サインなどを併用した警報付きの機種を選択するのが望ましい。(76)大小兼用の腰掛便器が洗浄時に使用する水量は節水型便器の場合4リットル、従来型で13リットル程度になっている。(77)浴槽には和式浴槽、洋式浴槽、和洋折衷浴槽などがあるが、一般的に高齢者にとって使いやすい浴槽は和洋折衷浴槽である。
補習(13)19/12/29(78)浴槽材質の内、人口大理石と、FRP製を比較すると人口大理石の方が一般的に価格が安価である。(79)ドアノブは握って回して押引きするといった動きになるため握力の低下した高齢者などには向いていない。レバーハンドルなど開閉しやすい把手(はしゅ)を選択する事が重要である。(80)玄関の上がり框部分の段差は18センチ以下にする事が望ましく18センチを超えるような場合は式台設置を検討する。(81)階段の形状は踊り場付き階段か吹き寄せ階段が望ましい。吹き寄せ階段では180度回り部分を60度+30度+30度+60度の四つ割りにする事でテンポ良く昇降でき転落の危険性が少ない。(82)一戸建ての階段の幅員は建築基準法によって75センチ以上としなければ成らないが手摺の壁面からの出が10センチ以下であれば幅員の算定時に手摺の出幅部分を除く事ができる。
補習(14)19/12/29(83)階段を上がる際加齢などにより脚を上げる力が弱まり、段鼻部分に爪先(つまさき)を引っ掛ける危険が増す為蹴込み板を設け、蹴込み寸法を3センチ以下とする。住宅品確法に基づく『高齢者等への配慮に関する評価基準』の等級2~5に規定されている。(84)車椅子使用者住宅は壁に車椅子のフッドサポートなどがあたり壁を汚したり破損させる恐れが在るので壁と床の取り合い部分にキックプレートを取り付ける事を検討する。(85)集合住宅の建築方法の一つに建物を躯体共用スペースなどの共用部分と住戸内部の設備内装などの占有分と分離して設計施工するスケルトンインフィル方式が在る。(86)増築を行う場合は規模や用途により予め確認申請が必用になるが防火地域および準防火地域以外で十平方メートル以内の増築であれば確認申請は不要である。(87)分譲マンションのリフォームに於いて各住戸の窓ガラスを複層化する事は区分所有法上認められていない。区分所有法上窓は共用部分に該当しマンション管理規約等に持とうぢた制限や手続きも検討する必要が在る。
補習(15)19/12/30(88)分譲マンションのリフォームに於いて玄関扉の鍵を新しい物に交換し室内側の塗装を塗り替える事は区分所有法上可能である。区分所有法上玄関扉の鍵と室内側の塗装は専有部分に該当する。(89)分譲マンションのリフォームに於いて居間の天井を撤去し他の地、梁やスラブといった躯体部分を変更する事無く天井仕上面を高い位置に変える事は区分所有法上可能である。区分所有法上住戸内の床、壁、天井の躯体部分を除く部分は専有部分に該当する。(90)所有区分法上バルコニーは共用部分の内占有使用部分に該当するので勝手にリフォームできない。分譲マンションのリフォームに於いてバルコニーの床の塗布防水が老劣化しても防水工事をやり替え新規のタイルを張る事ができない。(91)人と人がコミニュケーションを取りやすい位置関係をソシオペダルな配置と呼んでいる。(92)一般的に日本国では1モデュール91センチとする事が多く91センチのグリット上に柱や壁の中心を配置していくシングルグリットを用いる方法が普及する。(93)光原色を分解していくと最後には赤、緑、青の3色に分かれるがこれを光の三原色と呼んでいる。(94)高齢者や障害者が出入りし易く浴槽内で安定した姿勢を保つ事ができるのは和洋折衷浴槽である。
補習(16)19/12/30(95)ダイニングテーブルの大きさが1.2メーターと80センチの場合肘なし椅子を使用して4人が着席でき1.8メーターと90センチの場合には肘掛け椅子を使用して4~6人まで着席できる。6人掛けの場合は短辺方向も使用する。(96)伸張式のダイニングテーブルをエクステンションテーブルと呼んでいるバタフライテーブルは折りたたみ式の天板を水平にして大きさの変えられる世に様にしたダイニングテーブルである。(97)スタッキングチェアとは積み重ねる事が出来る椅子で収納や運搬が便利な椅子の事である。(98)ソファーは3人掛けで2メーター前後、二人賭けで1.5メーター前後の長さが基準に成る、休息椅子一人の腰幅が60センチになる。(99)ソファーをおく場合、視線が90度に交差するL型配置の方が常jに相手を正面に見据える対面型配置よりも会話がしやすくなるといわれている。(100)フッとボードの無いタイプをハリウッドスタイルと言いフッとボードとヘッドボードの両方が在るものをヨーロピアンスタイルはヘッド・フッドスタイルと呼んでいる。
補習(17)19/12/31(101)ウエビングテープは椅子に用いられる衝撃吸収材。(102)約10センチ程度の板を短手方向にアーチ状に渡しマットレス掛かる荷重を吸収するベッドのボトムをウッドスプリングボトムと呼んでいる。(103)ダブルベッドの大きさは幅1.3メーター~1.5メーター長さ1.9メーター~2.05メーター程度である。(104)成人用で作業性を考慮すると片袖机の場合一般的に幅1.2メーター奥行0.7メーター、高さ0.7メーター程度、両袖机で、幅1.4メーター奥行0.7メーター、高さ0.7メーター程度が望ましい大きさである。(105)椅子の衝撃吸収材のうち幅が5センチ程度の帯状に織ったゴムなどのテープをフレームにタッカーで格子状に留めたものをウエビングテープという。スネークスプリングは連続するS字状のフラットなバネを並行に何本か張った衝撃吸収材である。(106)座り心地を左右する椅子のクッション材に多く使用されているものにポリウレタンフォームがある。(107)普通合板は接着剤の耐水性により1種合板、2種合板などに分けられるが家具には2種合板が多く使用される。
補習(18)19/12/31(108)ランバーコア合板とは集成材を芯材としてその両面に突板を貼った物である。(109)木材の小片に接着剤を加えて熱圧して板状に成形したものをパーティクルボードという。(110)ファイバーボードは繊維化した木材に接着剤を加えて熱圧して板状に成形した製品である。(111)ファイバーボードの内最も比重の小さいのはインシュレーションボードである。比重はハードボード>MDF>インシュレーションボードの順に軽くなる。(112)矧ぎ(はぎ)には一方の板の両面に彫った溝に他方の板に作った突起(実)を差し込んで接合する本実矧ぎと両方の板に溝を彫り細い棒の雇い実を差し込んで接合する雇い実矧ぎがある。(113)一般に18-8ステンレスと呼ばれているものはクローム18%、ニッケル8%が含有されSUSU304と呼ばれる。SUS303は硫化物を加え切削性を向上させたものに成りSUS304より耐食性は劣る。(114)射出型成型のインジェクション成型に加熱融合した樹脂を金型内に流し込み一定時間冷却して成型する方法を押し出し成型を言う。射出成型方は洗面器などの日用品から工業部品まで幅広く利用されている。
補習(19)19/12/31(115)熱可塑性樹脂の成型法の内ペットボトルなどの正法に用いられるのは中空ブロー成型である。(116)メラミン化粧板とポリエステル化粧板を比較した解き表面が固く耐熱性に優れているものはメラミン化粧版である。((117)スライド丁番は扉を閉じた状態では丁番本体が外から見えず意匠的効果が在るが扉を上下左右前後に微調整できる機能がついているため取り付け後の微調整が可能になっている。(118)プッシュキャッチを使用するとワンタッチで扉を開閉する事が出来き扉面の取っ手や摘みが不要に成る為すっきりした仕上がりにする事が出来る。(119)引き出しにスライドレールを使用する場合引き出し全てを引き出す為には三段引きのスライドレールを使用する。(120)セーフラッチとは地震時jに扉が不意に開き中の者が飛び出してくるのを防ぐ地震対策安全金物である。(121)家具の塗装仕上げの内向くの木地の雰囲気をそのまま伝える事ができるソープフィニッシュはオイルフィニッシュに比べ仕上がり色が白っぽくなる。
補習(20)19/12/31(122)金属家具の表面仕上げの内砂上の研磨剤などを表面に高速で吹き付ける加工法をサンドブラスト仕上げと言う。(123)出窓等に用いる裾がアーチ形のカーテンスタイルをスカラップと言う。(124)カーテンの生地の裾部分にカーテンの竹の二割程度の長さのフリルが吹いたカーテンをハイギャザースタイルと言う。セパレートスタイルはカーテンの竹の中央よりやや下を束めたものが数本つるされているタイプである。(125)三本ピンチプリーツはひだ山を三つとしたものでひだの間隔は10センチ程度になるまた、開口部開口の2.5~3倍程度の生地が必要になる。ギャザープリーツは薄手の生地に適した生地を細かく寄せた密度の薄いひだとなる。(126)カーテンには厚手のドレープカーテンと、レースカーテンのように透過性のある薄手の生地を使ったシアーカーテンがある。(127)ケースメントカーテンはドレープカーテンとレースカーテンの中間的なシアーカーテンの一種である。(127)カーテン生地にはポリエステル繊維製、アクリル繊維製、綿製があるが最もしわになりにくい生地はプリエステル、アクリル繊維になる。(128)一枚のカーテン生地を上下に昇降して開閉するタイプのシェードをローマンシェードと言う。
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