アヲミドリくまBlog

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『ダヴィンチ・コード』

2006-06-13 21:04:00 | 映画
昨日念願の『ダヴィンチ・コード』を観にいきました!
そう!だ~が無事読み終わったのです
ちなみに、レイトショー9時20分開始
まさに、日本がオーストラリアと戦っている真っ最中
一番大きな劇場だったにもかかわらず10人いるかいないかでした(苦笑)

↓↓感想は↓↓
(ネタバレまくりです、ご注意)
私は映画化決定してから本を読み始めたので
ラングトンはトム・ハンクスをイメージしながら読みました。
ただ、読めば読むほどジャン・レノはちょっと違うかな…なんて思いながら
でも、おかげで、人物のイメージが崩れることなく見れました。
また監督(?)が出演人物の母国にこだわっただけあり
オドレイ・トトゥやジャン・レノのフランスなまりの英語はとても美しく
原作の雰囲気を壊さない素敵な配慮だなと思いました。

まず、スタート早々からあの本が映像になっていることに感動
映画本編はもちろん本と全く同じというわけにはいかないけれど、
でも、美しく素晴らしかったと思います。
ただ、やはり本を読んで行ってないと辛いですね。
多分面白くもなんともないと思う。
それは、映画が映像化し切れていないわけではなく
本に内容が盛りだくさんすぎということだと思うし、
決してそれによって映画の魅力を失うものでもないと思う。
だって、原作を読んでいけばいいだけだし…(笑)

ニュートンの墓に行く時の過去の修道僧たちと現在のラングトンたちとの重なりや
APPLEを思い出すシーンでの映像の美しさは本当にため息が出るほど

この映画の主役の一人はシラスだったのではないかと思う。
私はシラスの目は赤いと勝手に思い込んでいたので最初ちょっとガッカリしたのだけれど
彼の純粋さは伝わってきたし、
最後のシーンは原作とは違ったものの、涙が止まらなかった
「I am a ghost.」
こんな悲しい最後の言葉があるだろうか
原作では神を感じながら死んでいったシラス。
でも、映画ではどうだったのか、この一言だけでは分からない。
どうか神に赦されたと救われたと感じていて欲しい。

ベズ・ファーシュ警部の出演が多い気がしたけど、
やっぱりジャン・レノ、出演料高いから元取りたかったんかなぁなんて思ったり(笑)
ファーシュの最後まで表現してあったけれど、
彼は神(正しくはアリンガローサ)に裏切られ利用されたと思うのだろうか
信仰を捨ててしまうのだろうか
最後アリンガローサを見る目はまるで神を憎んでいるかのように感じてしまった。

サー・ティービング、彼の最後まで好奇心のみで行動しているという瞳
見事に表現できていたと思う。
彼に悪意はないのだ、純粋な聖杯探求への興味のみなのだから。
でも、思った以上におじいちゃんだったな。
私の中では『メリーに首ったけ』の足の悪いフリをしている人なのだけれど(分かりにくいな)

最後の最後のシーンでラングトンがピラミッドへ向かう時
ジャック・ソニエールの声がオーバーラップしているシーンでまた涙。
ソニエールはどんな思いでこの暗号を書いたのだろう
孫であるプリンセス・ソフィーを思いながら世界の行く末を思いながらマグダラのマリアを思いながらそしてキリストを
そう思うと悲しいような、安心していいのか悪いのか分からない不思議な気持ちでいっぱいになってしまった。

原作が大好きすぎて、映画はどうかなと思ったけれど
映画も本当に素晴らしかったです。
っていうのは、割と珍しい意見だから当てにならないかも
世界的に叩かれてますもんね(笑)
でも、人それぞれだと思うので
原作読んで面白かった人は、ぜひ行って見て欲しいです。