武漢ウィルスに続いて 数千億匹ともいわれる
サバクトビバッタが発生して 新たな問題となっています
日本政府はサバクトビバッタ被害に
緊急無償資金協力実施決定
日本政府は,ケニア,ソマリア及び
ジブチに広がるサバクトビバッタ被害に対し,
750万ドルの緊急無償資金協力を実施する
ことを決定しました。
世界食糧計画(WFP)を通じて,食料の
配布等の支援を実施します/外務省より
実際 アフリカや東アジアでサバクトビバッタが
農作物などに大きな被害を与えているのは事実です
ところで とてもおもしろいことに気づきました
SARS発生の2003年にも 2020年の今回と
同様にサバクトビバッタが大発生していました
サバクトビバッタはこれまで何度も大発生を
繰り返していますが 前回 大きな被害を
出したのが2003年でした
この2003年こそ 中国でSARS-CoV
つまりSARS重症急性呼吸器症候群が
アウトブレイクした年だったんですよ
これは単なる偶然 なんでしょうか?
とても興味深いので これまではっきりしている
サバクトビバッタの大発生と感染症の
流行年について調べてみました
SARSでも中国 香港を中心に死亡者が出た
20世紀に入ってからは、サバクトビバッタの
発生した年はかなりはっきりと分かっています
サバクトビバッタの大発生した年
1926年-1934年、1940年-1948年、1949年-1963年、
1967年-1969年、1987年-1989年、2003年-2005年、
2020年などの被害が大きかった
●1949年-1963年期
1957年、 アジア風邪
アジア風邪で世界中で200万人もの人が死亡
1957年の冬、中国貴州に発生し中国全土に広る
中国の科学者は病原体の分離に成功したが、
当時、中国がWHOのインフルエンザ関係機関に
加わっていなかったため、情報が伝えられた
のは流行から2か月も経過してからだった
その間にアフリカや中南米に拡大し日本でも
感染者数98万3105人、死者は7,735人にのぼる
ちなみに1958年には サバクトビバッタの
写真から、1^3m当たり17匹、個体数500億匹と
推定されています
●1967年-1969年期
1968年 H3N2亜型による香港風邪
香港風邪では、世界で100万人が死亡し、
日本の死者は2,200人以上でH3N2亜型に
属する新型ウイルスであった
現在の季節性インフルエンザの原因の1つ
●1987年-1989年期
エイズ・パニック発生
日本で1986年/松本事件、1987年/神戸高知事件
などエイズ・パニックと称されるパニックが
引き起こされた
もっとも エイズの場合は世界的に感染者数が
増大したのは90年代末から2000代初頭でした
それ以降は 横ばいになっています
また1989年からはアメリカなどで
C型肝炎の流行もありました
ここまではイナゴ大量発生サイクルと
かなり良い相関があるように思われます
そこで調子に乗ってもっと遡って調べてみました
19世紀後半から20世紀初頭はデータも少なく
またある特定時期だけの流行ともいえない
ケースが多いことを お断りしておきます
●1869年 アフリカバッタ襲来
"おそらく西アフリカからと思われる
砂漠イナゴの群れがイングランドに到着した"
これは1869年のイナゴ発生の記述です
アフリカのイナゴが海峡を超えてイングランドに
達したんですから 相当数の発生だったと思えます
1860年代はコレラの流行が多かったようです
日本だけでも幕末から明治にかけて コレラに
よる死者が毎年 数万人にもなっていましたから
世界的には遥かに多かったでしょう
●1915年 オスマンシリアイナゴ大発生
パレスチナ蝗害とまで名の残っている蝗発生
この三年後 1918年こそ有名なスペイン風邪
最初のインフルエンザのパンデミックが
おきた年です
マスクをしていない人の乗車を
拒否するシアトルの路面電車。
このスペイン風邪は人類の経験した
最悪の感染症で 感染者数は当時の
全人類の1/3に相当する約5億人以上、
死亡者は5,000万人から1億とも言われています
日本でも40万弱が死亡しました
興味深いのは 感染した多くの高齢者が
回復したのに青年層では大量の死者が
出たという 今回の武漢ウィルスと
逆の設定になっている点ですね
●1926年-1934年期
1932年 中国でコレラ大流行
中国では何度もコレラが大発生しているが
1932年にも大流行がありました
●1940年-1948年期
この時期は短期的に大流行した感染症は
無かったようではっきりしません
強いていえば 1940年/昭和15年は日本では
結核の感染者が最多の年でした
世界的にも 結核患者が多数いた時代です
もっとも結核に関しては 近年,2017年にも
1000万人が新たに結核と診断され、160万人が
死亡している古くて新しい病気ですから
相関は低いでしょう
以上 ここ約100年の間の合計9回あった
大発生のうち8回がなんらかの感染症流行と
重なっていました
8割を超えてますがどうですかねぇ?
むろん これらの感染症は元となる
ウィルスなど発生地も種類も異なりますし
それらをイナゴが媒介とかいうんじゃなくて
例えば 大量発生するに適した外的要因
大気循環や地勢的条件 平均気温や穀物の
育成状態等々 なんらかの複合的な要素が
重なった時に発生するメカニズムと感染症の
パンデミックとの間に何かの繋がりがあると
仮定しても そう絵空事では無いようにも思えます
A・ウェゲナーもルイス・アルヴァレズも
ねじがぶっ飛んでるといわれましたからねぇw
この一致に真理が含まれているのか
単なる与太話と思うかは みなさんの
個々の判断に任せますよ
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