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中国要塞島の暴走 爆撃機に対艦ミサイルまで

2019-10-18 00:44:15 | ミリタリー関連

大和タケル
中国によるスプラトリー諸島の軍事力の
増強に歯止めがかからない状態になってきました

要塞島に爆撃機発着

中国国防省は空軍の爆撃機「轟6K」など
複数の爆撃機が「南部海域の島しょ」で
離着陸訓練を実施したと発表した。
「全方位に攻撃する能力を高めた」と強調した
事実であれば南シナ海での爆撃機の離着陸は初めて
中国の南シナ海進出に反発する米国をけん制する
狙いがあるとみられる

「具体的な場所は不明だが、パラセル諸島の
ウッディー島だと思われる
将来的には戦闘機が離着陸訓練するだろう」
CSIS/グレーザー上級顧問談 共同より一部抜粋

轟6Kは最近 台湾周回などでよく姿を見せています
もうベースとっている機体はロートルですが
搭載できる巡航ミサイル長剣は射程1500Km以上あり
要注意です
南シナ海に中国の航空基地が完備され 爆撃機の
整備や給油が行われれば射程はもっと延びます


ここでは南シナ海を中心に一応 H6の戦闘行動半径と
長剣を併せたレンジを 約4000Kmと仮定して作った
図を載せておきます

これだとASEANのほぼ全域と日本の大半 それに
オーストラリア大陸の北側半分は射程内に入ります
この他にも 中国が要塞島に持ち込んでいる
兵器は増加の一途を辿っています

中国、南沙にミサイル初配備

 

中国がスプラトリー諸島に対艦巡航ミサイルと
地対空ミサイルを配備したと報じた。
事実であれば南沙諸島へのミサイル配備は初めてで、
中国による軍事拠点化が一段と強まったことになる。
CNBCテレビより一部抜粋


持ち込まれたミサイルはYJ-18の可能性もあります
これは2015年あたりから言及されはじめた新しい
ミサイルで解っていない部分が多いです
ロシア製クラブ対艦ミサイルをベースとしていて
これなら射程200Km程度なんですが 改良が加えられ
500Kmを超えるという説まであります
弾頭も150Kg〜300Kgまで諸説あり判然としません

ひょっとすると弾頭重量を抑えつつ 
射程を延ばした可能性もあります
理由は米国と対峙した場合 制空権が取れないので
なるべく遠距離から このミサイルを撃ち込む戦術
を想定していると考えられるからです


更にECM装置も配備へ

米国防当局者は中国がスプラトリー諸島の
人工島に電波妨害装置を配備したと話した

また妨害装置は軍事目的にのみ使用される
と指摘し、中国による軍事拠点化の加速に
警戒感を示した/ WSJより一部抜粋

当然と嘯く中国

中国国防省は南沙諸島は中国国有の領土だと
主張した上で「必要な国土防衛施設を設置
するのは主権国家の当然の権利だ」と強調した

なるほど それならば日本がF-3戦闘機に
多目的護衛艦極超音速ミサイルなどどのような
軍事的装備をしようと文句は言われないはず

もし中国からなにか因縁をつけられたら
「主権国家の当然の権利」という言葉を
中国の顔面に叩きつけてやりましょう

 

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 #艦船 #対艦巡航ミサイル #YJ18 #ミサイル


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