撮影:yoko
2024年初夏を思わせる日和の西宮甲東園の夕べから始まったHirotoshi Hamakawa "Singularity"tour最終日。
molderの太くてランダムなPOPさをまとったモジュラーシンセ、無と有のHOUSEタッチのハッピーな音楽とKurimune Kaekoの老婆からミュージカルなテイストのダンス、2o2のギターから生み出された繊細なラップトップミュージックに続いて、夜も深まった中で、Hirotoshi Hamakawaのラップトップからアルバム"Singularity"の音楽が鳴り出しました。
2曲目に入る、そこでアキノリが静かに会場奥から歩み出し、整えられたビートに寄り添いながらレインスティックを鳴らし、そして踊り出しました。
ステージに置かれた人形に腕を通し、その体に話しかけ、命を吹き込みながら会場のお客様にHirotoshi Hamakawaの精緻なビートから生まれたエナジーを手を使い足を使って送り出し、アキノリ自身が人形になるよう呼吸を使って空気に触れ、身体で空間を変化させ、ダンサーの身体は人間から離れそうになるのを、息切れが救ってくれます。
終わった後にお店に偶然お越しになられたお客様から「ものすごかった!」「You are great!」や、店主のJacobさんからも「Greatー!」と盛り上がり、こちらもとてもありがたく、ダンスをお見せした甲斐がありました。
このHamakawaさんの"Singularity"アルバム発表のツアーはこれで終わりました。生でPCから打ち出されるビートや音楽はとてもパワフルかつ繊細で、このツアー用に生楽器も導入しての演奏に、お客様も大変満足された様子で、アキノリもこのツアーの最終日に他の出演者の方々とご一緒できたことはとても感慨深いものがありました。
次の秋紀のダンスでの出演は、5月25日に女性ヴォーカリスト北村千絵とのデュオ『うたがうまれる ~When a song is bone~』を予定しております。北村さんはロンドンにあるトリニティ音楽大学で研鑽を積まれた音楽家です。こちらもぜひお楽しみに。
うたがうまれる ~When a song is born~
chef d'oeuvre (OSAKA HONMACHI)
大阪市西区阿波座1-9-12