今回の呼吸のダンス ワークショップは、身体をゆるめていくところからはじまりました。ゆるめていくというのは、がんばって立っている身体や座り込んでしまう身体ではなく、ただただ床に落下していく身体です。その身体の自重を感じて、丁寧な呼吸をしていきます。
そのフラットになった身体で部屋の中を歩きます。自分の身体を人形のように身体を扱うこと。気分や感情で動く身体ではなく、自らの本来の意思で身体を動かします。それには身体と頭を使って、身体のいろいろな部分を意識します。意識しやすい部分や意識しにくい部分もいっしょに意識してあつかって、自分の身体を部屋の中で歩かせます。
身体を十分意識できたところで、アルヴォ ペルトの「鏡の中の鏡」で踊りました。気分や感情ではなく、身体と頭が同時に考えて身体を動かして、テンポにノッて身体を揺らします。そしてだんだんと身体が踊っていきます。
次回の呼吸のダンス ワークショップは9月30日です。お楽しみに。