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秋紀 芳慧 (Yoshie Akinori)

exhibition view

今年に入ってから、よく美術館に行っています。

東京では岡本太郎記念館で岡本太郎の仕事場を観ました。

大阪府立江ノ島文化芸術創造センターで大阪版画百景で版画を鑑賞しました。版画というメディアに今とても興味があります。複製できる上、一枚一枚違った風にプリントできるという所に惹かれます。20年以上前の日本が好況に湧いた時代を経て、自分の中に、今複製する芸術とはどういうものかという問いがあります。やみくもにたくさんできる作品よりも、一枚一枚が違う版画は自分にとってとてもキーになるメディアです。展示されていた版画の技術もものすごいものです。とうていマネできません。

先月にはCalo Bookshop & cafe でみた「コーペラティバ・クラテル・インベルティド 出版と運動」はとても刺激になりました。とにかくパワフルな印刷物が展示されていました。安そうな印刷機で刷られた漫画?デザインはパソコンで作られるデザインを蹴っ飛ばすような力があります。会期も一週間延長されたようで、手書きの文字や絵の力は凄いものがあります。

ギャルリー チガーヌでは井下和也 写真展 「PHOTOGRAPH」展を観ました。なまめかしいとでもいいましょうか、つやのある写真の数々で、もっと大きなサイズでみたいと感じました。

兵庫県立近代美術館では「アドルフ・ヴェルフリ展」を観ましたが、とても強烈でした。鉛筆しか使っていないのですが、その作品数の多さにはまいりました。色鉛筆メインで描かれた絵や文字はものすごいパワーがありました。呪術的ともいえそうなくらい容赦ないヴェルフリの集中力に圧倒されました。

国立国際美術館で開催されていた「クラーナハ展 - 500年後の誘惑」は版画ではありませんが、絵を早く仕上げて世に送り出していたルカス・クラーナハの絵は、遠目から見ても素晴らしいですが、近くから見ると要点を押さえて描いているのがわかります。いかにどんどん作品を作っていくことが大事だと考えて制作したのが見て取れました。

同時に開催されている「おとろえぬ情熱、走る筆。ピエール・アレシンスキー展」は印象を作っていると感じました。『細かく丁寧』ではなく、荒いがイメージを形にして多くの印象を作る力を感じました。

神戸市立博物館は、古代ギリシャ展をみました。こちらは作品の数は多いのですが、ちょうど観に行った日が休日で人が多く、集中して観るのにはとても大変でした。それだけ人気がある展示だったということでしょう。

 

こうしたパワーのある作品を観ていると自分でもなにか作りたくなってきます。いやつくれる気になるのです。

そしてまた今日も作品をつくっています。

 

 

I have been going to the museum often this year.

In Tokyo, I saw Taro Okamoto's workspace at Taro Okamoto Memorial Musenm.

I wached prints with 100 Osaka view at enoco. I am very interested in prints. I am attracted to the points can make several defferent copies. There is a question amang me what kind od art is reproduced in this era.  Different prints are one of the most important media for me, rather than works that can be blessed with many blessing. The art of printmaking is also wonderful.

In february MOVIMIENTO EDITORIAL en MEXICO at Calo Bookshop & Cafe was very exciting. Anyhow powerful prints were on display. Designs printed with cheap printing machine are more powerful than designs made with PC. It seems that the exhibition has been extended for a week, so handwritten letters and pictures are powerful.

At Galerie Tzigane I watched the exhibition Kazuya Inoshita photo exhibition "PHOTPGRAPH". I want to see a larger size that there glossy photo. 

At the Hyogo Prefectural Museum of Art, Adorf Wolfli is very intense. There were plenty of works that only used pencils. Drawing pictures and letters had tremendous power. I was overwhelmed by his magical concentration.

"Curanach exhibition" at NMAO, I understood that he was depicting a picture holding the main point. I can see how he tried to make works more and more.

And "Pierre Alechinsky exhibition" at NMAO, he was making an impression. It is not polite in detail. However, it was rough,and power to shape the image and make many impressions.

The Kobe City Museum saw an ancient Greek exhibition. Although there are many works here, it was very difficult to watch with many people. That would be that it was a popular exhibit.

I want to make something even if I am watching powerful works.

And I'm making works again today.


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