秋紀 芳慧 (Yoshie Akinori)

身体をていねいにあつかう

今自分に課しているのは、身体について丁寧にみていくこと。



今これを書きながらも身体をみている。

床にあぐらをかいてPC画面を見たまま両肘から下をテーブルについてキーボード

に両手を置いてキーを打っている。夜中なので頭の中は少しぼーっとしている。

PCのファンの音を聞きながらどんな文章を書くか迷いながらキーをまさぐって打

つ。今の僕の状態を書くとこんな感じ。


丁寧に身体の運動を見ていくと、自分の身体の使い方のクセや考え方のクセなど

が見えてくる。ほら今僕はここまで書いてほっとして肩肘をついて画面を眺めて

いる。ときおり身体を見やってやることは、人として生きていく上でとても大事

なことだと思う。



僕は最近喫茶店にいくことがある。そこで少しの紅茶を舌の上でころがしながら

ホットケーキを食べるのを楽しみにしている。それはがっつり食べる楽しみでは

なく、身体と出されたメニューと対話しながらゆっくりと味わう。大事に少しず

つ飲み、食べていく。そう、この味わうということがとても大事に思えるのだ。



この大事な身体を丁寧にあつかって、どんな運動(身体の動き)をしているのか

みてやることは、自分の人生にある種向き合う大事なことなのだと思う。



なぜ僕はayamiを始めたのかと聞かれれば、こう答える。「自分を見つめること

から発生した衝動と必然性によって」と。そこには一発屋のような衝動ではな

く、自己の中から出た必然的な行為としてayamiを始めた。ayamiを始める前も自

分の身体を大事に見ていこうとしていた。今も大事に見ていこうとしながら挫折

することもある。でもそれをやめない。身体を見つめることは人生を見つめるこ

とにつながるから。そしてパフォーマーとしてどうあるべきか、ayamiとしてど

う進んでいくべきか、考えていく時に身体を大事に見ていくことは僕にとって非

常に重要なことです。



先日イチロー選手が10年間200本安打を記録しました。野球なんて、丸い棒

でピッチャーの投げたボールをひっぱたくってこと自体なんだか奇跡的なことの

ように思える競技だと思ってみてしまいます。

そのイチロー選手も日ごろ自分の誠心誠意身体と向き合ってきたのではないか

と思うのです。その積み重ねが今回の結果に結びついたのではないでしょうか。

それはトレーニングされた身体を持っている人だけができることではありませ

ん。普段生きている中で身体を意識して見てやることが出来る人こそ人生が豊か

になるように思えるのです。




若いときは暴飲暴食がかっこよく思えた時期もありましたが、それは間違い。身

体を見て生活することがいかにラディカルか、やってみるとよく分かります。

皆さんも身体を見ながら動いてみてください。一つ一つの運動を大事にしてやる

ことで有意義な時間が過ごせます。


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