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秋紀 芳慧 (Yoshie Akinori)

ワークショップについて

この度2回のワークショップを無事終えることが出来ました。ご参加してくださった皆様方本当にありがとうございます。

ayami yasuyho結成時には、自分の身体しかみるものがなく、ひたすら自問自答の日々でした。それは今も変わっておりません。いかにパフォーマーとしての身体になれるのか、日々悩みながらも一日一日生きております。

栃本あずさが加入してからは、初めて自分の思うところのカラダについて話さなくてはならなくなりました。稽古では丸々何時間もひたすら腕を上げ下げしながら呼吸をするといった、シンプルで単純なことをひたすら稽古しました。
僕の身体は当時かなりいろいろな諸事情で大変弱っていました。そこから自分を立ち上げるということに立ち向かわねければなりませんでした。それには呼吸という絶対に生きるのにかかすことができないこの生命維持装置を意識的にどう使うかということが、当時から今に至るまで大変大問題でした。

人は生まれたその瞬間にもう肺呼吸を始めています。そしてそれは死ぬまで、一生続くのです。もう止めることはできません。自殺するかしなければ自分でこの呼吸を止めることは出来ないのです。
そして世界には空気が満ち満ちています。どんな辺境の土地に行こうとも空気はあります。そしてそれがない場所では人間は生存することができません。生きているかぎりこの空気というものと一緒に生きるしか生きるすべはないのです。

それを僕は扱って生きていきたい。空気は決して親しみのある面だけではありません。空気に頼ろうとしても身体を支えてくれるわけではありません。ただそこにいるだけです。ただ人が生きるのに吸って吐いてといったことが出来るといったことができるだけです。

しかし、空気を丁寧に扱ってあげると、空気はきれいな清浄なものとして応えてくれます。例えば神社など、鳥居でしきられていてきれいに手入れされている空間にいくと、冷えた澄んだ空気が感じられると思います。また整理整頓できていない部屋に入ると空気がどこか淀んでいるように感じることがあります。そういった性質を空気は確実に持っています。

僕は今それに対してどう扱っていくか非常に悩んでいます。どうしたらそこから何ができるのか、何がしたいのか。
それは僕自身が生きるということにしっかりとつながっている課題なのだと考えています。

人は現実的な生活に埋没しています。それは非常に大切なことであります。ただ、そこだけを見ながら死んでいくのは、ただ生きているだけ、生存しているだけのように僕は思えます。

この世界を、大きな目で見てみること、それが死ぬまでに人間が生きるということなのだと思っています。

日々格闘です。



4月7日日曜日にもBODY&呼吸&DANCE WORKSHOPを開催いたします。ご参加してくださった方と一緒にこのワークで身体を見させてもらいますと、本当に人間というものの可能性について強く思い知らされます。それくらい人間の身体は変わるのです。興味がある方はぜひこの空気というものに一緒に真摯に向き合って触れてみましょう。皆様のご参加をお待ちしております。




4月7日(日曜日)2時~4時
場所 コミスタ神戸
ご予約 お問い合わせ ayamiyasuyho.ay@gmail.com (ayami yasuyho 秋紀芳慧)




ayami yasuyho
o-th
秋紀芳慧

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