猛暑の京都でアヤミ ヤスヨで初めて使う京都芸術センター。いつもお客として訪れていたこのフリースペースで自分たちがワークショップをするなんて、本当にびっくり&感激した上に、このコロナ真っ盛りのご時世の中なのに参加者が来てくださって、私たちももう涙腺緩みそうで、ありがたいことです。
13時30分きっかりに始まった栃本あずさの呼吸のストレッチクラスは、床に寝転んでゆっくりと息を整えて自分のペースをつかみながら呼吸をするところからはじまり、床に寝転がらせた身体の力をゆっくりと抜いていき、足を横に倒して股関節を緩めたりしたあと、ゆっくりと起き上がる頃には参加者の皆さんもあくびも出るくらいリラックスした様子です。
呼吸のダンス ワークショップは、体と精神とでできている身体を軽くジャンプして弾ませるところからスタートしました。整った呼吸を練習してから身体を背中から全身を使って歩かせます。普段は目先と身体の前だけで動かしてしまっている身体を、このワークでみなさんが呼吸をしながら熱心に挑戦します。
無音のまま、魚が広い海を回遊するように会場内を歩き回ります。目線は揺るがず下腹部と頭をしっかりとつなげて歩きます。お腹で決心して歩くように、そしてだんだんと少しだけ歩くスピードを上げて感覚の変化を感じ取るように。
それまで無音だったワークの最後にようやくキース ジャレットの平均律クラヴィーアが流れ、音楽が流れたその感覚の違いを全身で感じ取り、歩くペースも変化して、ゆるやかなノリを味わいました。
こうして終えたみなさまからは、
「普段意識しない体の部分、全体を意識し、頭(思考)から動くのではなく、身体がついていって動くことがおもしろかった」
「不思議な足と手の感触だと思いました。無音からピアノ曲、テクノっぽい音楽の変化が微妙に体の変化が感じられる興味深い経験になりました」
「だんだん視覚が頭につけた映像を見ているような感じでおもしろかった」
など感想をいただきました。参加してくださったみなさま、お疲れ様でした。
そして気持ちよく会場を使わせていただいた京都芸術センターのスタッフの方々、ありがとうございました。
来月もこのワークショップを計画しております。決まり次第このブログ、Facebook、Twitter、ayami yasuyhoのウェブサイトでお知らせします。ぜひお楽しみに!