Kobe 819 Galley 「Self Portrait」写真展 栃本あずさ『true face part3』

Kobe 819 Galleyにて開催されました「Self Portrait」写真展終了いたしました。

ayami yasuyhoの栃本あずさが自身の作品に『true face part3』と名付け、４枚の写真を展示いたしました。その作品は観に来て下さった方はご存知だと思いますが、彼女は自分の裸体をさらしています。
「Self Portrait」写真展が開催された初日、彼女の作品はカメラ歴のある他の作家さんたちに比べて弱さを感じました。それは技術力の差が露呈したのかもしれません。そして彼女は自分の内面の変化を感じた時に撮った写真であるために、どこか栃本あずさの世界に閉じてしまっているような印象を受けました。
しかし時々作品を観にいくにしたがって、作品が変化していきました。強くなっていったのです。それは、他人の目に自分自身をさらしていくうちに写真自身が力を得たのだと思います。どこか閉じている印象はぬぐえないものの、それに負けないような強い力をギャラリー内に放ちだしたのです。
また会期中、栃本はギャラリーに空いている時間は出来るだけいるようにしていました。それは大変なパワーがいることだと思います。しかしギャラリーにいることによって写真は力を増し、自身の主義主張をするようになっていったように感じております。
技術力では劣る写真ではありましたが、それをものともせずにパワーを得ていく作品に成長していく様をまざまざと見せつけられました。
栃本あずさは彼女独自の文脈のようなものを持っています。いろいろな人生経験を自分なりに解釈し、それを自己の肉体に喰っていくのです。それは彼女しかできないものであると思います。
僕自身大変勉強になりました。

最後にご覧になってくださった皆様、ギャラリーのオーナー様、本当にありがとうございました。彼女自身今後もさまざまな方法を用いて自分を出していくと思います。この次は何をするのか見当もつきませんが、僕自身楽しみにしております。

彼女なりのこの「Self Portrait」写真展が何だったのか、ブログに書き記しておりますのでこちらもどうぞご覧下さい。

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