還暦ホノルルマラソンを夢見て

メタボを改善し、還暦から新しい人生目指して、あくなきチャレンジをブログります。

2日目のRUN

2020年05月03日 | 走り始め
 初日を、疲労困憊。で終えたあやパパは美味いビール(キリン生搾り500ml)とスーパ安売りの238円の鳥の唐揚げと、あと忘れてしまった何かを食べて、「この歳になっても、まだ、こんなに走れる。300mの予想が倍以上走れた!」とご満悦です。300mは後付けの数字です。あやパパ、本当は1kmぐらいは、走れるかも?と思っていたのでは?それが700mで、ギブアップUP?

 まあ、あやパパの心の中にも、いろんな意見があります。ここは事実として、”初日に700m走れた”と言う実行事実が大事で、そもそも目標決めて走ったわけでは無いのですから。それでも、700m走ったら、欲が出て1kmだったら良かったと、前向きなアルコール的意見が出たのでしょうね。

 振り返ると、この初日を迎えることが如何に大きな転換点(走ると言う意味での)かと言う事です。これを読まれている、一年前の私と同じメタ族の皆さん、どうですか。長距離なんて走ろうとも思わないし、ましてや10kmぐらいを走っている自分自身の姿は想像できないでしょう。自分の足で10km。歩数にして1万1、2千歩です。一日、歩いて、歩いても7千歩ぐらいがせいぜいなのでは?私もそうでした。はい。

 しかし、初日に700mやった事で脳内のギヤが、「ランニングなんか誰がやるか!」的な歯車の一番大きいやつが頭の中から、ゴロンと外れて家の外に転がって行きました。はい。直径は1.3m、厚さ74cm。何十年も掛けて私の中で成長し、大きく重たく、走る事へ”No!”をガンガン回していた親分エンジンのフライホール(本物のフライホイールは歯車ではありません)。イー。こんなものが頭の中にあったら、やれるものも、やれないわな。

 もちろん、物の例えです。こんな歯車を使うのはジャイアントロボでも無理です。(ファンです)しかし、このように逆茂木がなくなった感触のおかげで次は何を思うかと言うと、今日は昨日よりもっと良く走れるだろうとの期待と、なんとか、それが実現してゆく事実の連続です。これは、走るたびに少しづつですが、良くなってゆく正循環に入りますので、楽しくて仕方ありません。やっている、あやパパ。→頑張っている。偉い。今度はもっと。もっと偉い。うん偉い。妄想ゲーム。

 私の場合は2kmぐらいまでは順調に行きました。最初は700m→3kmぐらいを2週間ぐらい繰り返し。→4kmぐらいを2週間ぐらい繰り返し。ほとんど歩きの時も多いですが、成長しているので気になりません。なんせ、初日にあれだけ苦労して走った所を楽に(それでも辛いが)走れるのでそれだけで成長していると感じられるのです。

 写真は伏見の道端に咲く”蓮華”です。私の中では、全ての花の頂点の美しさがあると思います。彼らは、目立たぬ様に控え目に花開き、田や畑の肥料となります。根に窒素が付く為です。肥料を貰って咲く花との違いが歴然でしょう。花言葉は「心が和らぐ」です。昔は、田んぼ一面に咲き、その中で遊びました。女の子は蓮華で大きな首飾りを作り、豊かな時間を過ごしました。もう戻れない遥か昔日の扉をしばし開け,今と繋いでくれる花でもあります。都会に飲み込まれても逞しく、来年も姿見せてくださいね。

 うぶなとき としとりとても おもしろく 隠れたちから あるかもと知る  あやパパ 





相棒と仲間達 (その3 Smart Watch)

2020年04月29日 | 走り始め
 スマートウォッチから、Smart Watchになりました。季節も10月に入りました。ちなみにSmart Watchを身につけて走った最初のランニングは、10月27日で6.5kmほどを休み休み、1時間でこなしていました。これ以降は、2、3回を除き全部記録が残ります。Smart Watch万歳ですね。このボログも多少は定量的な事が書ける事になります。カッコいい数字はずっと未来。現時点からも未来。”ピューん兄い”ぐらいならどんなもんだい!と言えるのですが、、、。

 さて、Smart Watchですが特茶の当たり商品目当てに何も考えずにひたすらクジを引いていましたが、このSmart Watchは世の中で幾らで売っているんだう?と、今更ながらに調べると、あるわ、あるわピンキリまで凄いバリエーションです。安いものなら1500円ほど。高いのは20万ぐらい。その中でもやはりApple Watchが気になります。何と言ってもシリーズ5が9月20日に出たばかりです。いつもの様に、俺の為に、、、、と思います。

 しかし、あやパパは既に走り出しています。走る前ならばApple Watchにした可能性が高いです(特茶時代)。が、5km走れる様になってくると、ランニングの為のツール重視になります。Keyword”ランニング スマートウォッチ”とググると、少し違うのが出てきました。GARMIN、SUUNTO、そしてApple、polar、HUAWEI、Fitbit、Xiaomi、Withing、カシオさん、、、聞いた事も無い名前が多いなぁ。Smart Watchは、結局スマホと連携するので、富士通さんのスマホユーザの私は、Androidと相性の良いやつ。が良いかな?

 いろいろ、調べて行くと、この世界はGARMINが先駆的な企業の様です。でかいAppleに負けないで頑張っているのが偉い。さらに調べると、ランナー御用達の様子。電池のモチも優秀との事。で、高いのはダメなので入門レベルでも機能満載のForeAthlete45(24,800円)にしました。次点はPolar Ignite。ほぼ同格。決め手は何だったか失念。すみません。

 Amazonで購入し、使ってみることに。IT業界に一応籍を置く身にあって、こんな設定ヘッチャラだい。と思っていると、これがなかなか難しい。添付のマニュアルの文字が小さい。還暦近くになると老眼なのです。設定は5個あるボタンの組み合わせで設定するのですが、OSの決まり事が分かっていないので、だいぶ苦労しました。リンクだけBLTで先にペアリングして、いろいろな事はスマホ側からできる様にすると分かりやすいのではと思いますが、、、。でも、何とか設定して現場に投入できました。最初の頃は原因不明なリブートで折角のRUNが記録できなかったり、表示がMileでkmに戻らなかったりしましたが、今は超安定で一番の相棒です。

 今から、振り返ると入門レベルでなく、ちょい上のForeAthlete945(69,800円)ぐらいにしておいたら良かったと。これなら、有酸素運動のトレーニング効果なんかが測れる様です。いろいろ試してみたくなります。反面、機能は沢山あってもランニング中には心拍数、距離、時間の3つがうまくコントロールできれば初期の事はOKでしょうね。相棒GARMIN ForeAthlete45との旅は続きます。

 テクテクと 我の走りを ひたすらに コチコチ調べ 君はたのもし 
                               あやパパ


はじめてのRUN

2020年04月20日 | 走り始め
 このブログを書き始めて、今回で10回目となりました。区切りなので、始めて走った時の事をお話したいと思います。
 2019年9月4日(水)、午後5時30分。買ったばかりのなんちゃってランニングシューズを履き、Tシャツ、半ズボン姿、97kgの、おっさんが玄関から出て来ました。盛大な拍手が聞こえそうです。自転車に乗った中学生の女の子が、見てはいけない物を見てしまった表情で通りすぎます。軽いジャブ。一瞬の目眩。そんなことに、あやパパははびくともしません。意を決しているから。これから起こるであろう、もっと大変な状態にも立ち向かわないといけないのですから。
 とりあえず、準備運動。屈伸したり、アキレス腱伸ばしたり、を何回か繰り返すと、あらら、もう息が上がって来ました。うーん久しぶり、いや相当久しぶりの運動しようとした運動です。布団から朝起きるだけでもだいぶ力が必要な感じのなで、このようにいろいろ動くともう、体のあちこちが「おい、いつもと違うぞー。」と声を挙げ始めます。息が上がってきた事を、準備運動ができてきたなと勘違いして、家の前の道を南に歩き出します。
 家の前は、南向きに700mほど道が曲がりながら続いています。でも、車で時々走る程度で、自分の足では歩いたことさえありません。歩きながら、だんだん小走りにしてゆきました。「お、まだなんとか走れるなー」と、一瞬思いましたが、周りを囲む脂肪さん達が、上下左右に鈴なりに揺れています。一歩着地すると、”ぼょーん”となる感じですね。
 50mぐらい過ぎて、まだ大丈夫。100m、脂肪さん達が平安の眠りを妨げられて、”なんや、なんや”と騒いでいます。”うんどう、ハンタイ、ぜったい、ハンタイ”脂肪さんのシュプレヒコール?もリズムに合わせて。息が上がってきました。もちろん、そんなに早く走っている訳ではありません。恐らく7分/kmぐらいでしょう。
 200m、もう身体中の使えるエネルギー使った感じ。脂肪さんたちは、参加拒否、どうにかして宿主の無謀な試みを断念させようと、頑張っています。
 300m、こんなに走ったのは三十年ぶりかなーと、ほぼ呼吸困難になっている状態で考えました。そうすると、自分が”良くやっている、偉いぞ”と脂肪達とは逆の声もしてきました。
 400mもう限界だー。でも、続けます。道に並ぶ電柱が、次々に、”もうちょっと、ここまでおいで”と応援してくれます。
 500m、永遠に続くと思われた道の端が見えてきました。体はもう限界ですが、とりあえずあの端までなんとか行こう。と決めました。
 600m、だんだんと視野が狭くなってきた感じ。今の私なら、1kmをダッシュ(5分30秒程度/km)してもこんなことにはなりません。ペース配分も、何から何まで初めてなので、無理さ加減も格別です。暗くなってきました。
 650m、もう限界突破してる。死にそーだー。なんか、上下運動している自分がいますが、景色が全然変わらない。この50mが今の所、人生最長の50mです。今のところ。時間が進まない?。ランニング的相対性理論は、光なんかと逆で、遅く進むほど時間も、遅くなるのかー??、頭の中も、回路がショートしています。
 道の端、なんとかたどり着きました。歩きながら息を整えようと思いますが、ゼイゼイ言っているのに、息を止めている感じ。間にあっていないという事でしょうね。こんな苦しい事は中々ありません。水に溺れたらこんなこんな感じなのでしょうか。
 まあ、なんとか700mぐらい走りました。横を通る、おばちゃんが「アホなやつがおるで。」と、目で刺してゆきます。いくら刺されても、息が苦しいので大丈夫と言うか大丈夫でないと言うか。もう、今日はこれでおしまい。帰ってビール飲も。こっちの決断も早いです。脂肪達は大賛成です。”揚げ物も頼むでー”と調子に乗っています。で、リクエストにお応えして鳥カラで、今日はご苦労さん会です。
 こんな、調子の1日目でした。あまりにしんどかったので、それ以降、初日の”あの”しんどさに比べたら、”こんなの”ヘッチャラと思えるようになりました。今は、いろんなこともわかったので、無理する前にやめていますが。
 皆さんは、無理なさらずにお願いします。下のコスモスは、その頃に咲いていたので、彩の為に付けました。英語の花言葉は「the joys that love and life can bring(愛や人生がもたらす喜び)」だそうです。走ることで、喜びが得られるようになるのは数ヶ月先ですが、、、、

 秋桜の 揺れる愛こそ 永遠に咲く 遥かな先の 道標なり  あやパパ