波がうまれるとき

もう、何年も、何年も、前のこと。

＊ ＊ ＊

テレビ

たしか…南極。

海岸…… 広がる砂浜。

そして、波のない海。


波のない海は ただ、青く、広がっていて。

ただ、そこに、在るだけの、
ただ、大きいだけの、水溜まりのように、
しーん……として、広がっているだけ…だった。

ナレーション。

「風がないから、波がない。」


えー！？

波って、風がないと、うまれないの？


うっそぉ～



私たちは、海からうまれた。

その、いのちの、始まりやら、多様性やらは、
波の勢いや激しさが、あればこそ
……であるのかと…

海から砂浜へ、這い上がるようにして押し寄せる波たちは、
変化の挙げ句、陸で生きる形をなし、進化した者たちの、……

まだ、地球の、陸の重力に不慣れな、その者たちを、
波は、海から吐き出すようにして、陸へと上げる手助けをする
……のだと……

勝手にイメージしていたから……


波のない海が、この世にあるなんて……

風がなければ、波はうまれないなんて……

＊ ＊ ＊

波のない海の、しん……とした、静寂さから、
“死”を連想させられて。

少し、こわかった。


音の伝わりのためには、空気が必要であると聞く。

ならば、宇宙空間には、音の存在は、ないのだろうか……

＊ ＊ ＊

宇宙へ出向いた人のほうが、
深海を訪れた人よりも、多いそうなのです。

宇宙へも、深海へも、行ってみたい。

行って、見るだけで、…それだけでいいんだけどな……

＊ ＊ ＊

初めて、スマホ…携帯から、投稿♪

明日も出勤。

明日は、帰りに、OTさんと、夜ごはん♪

楽しみ～

Ray☆ミ