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日本の神名語尾は「い」が多い…國學院神名データベース

2024-05-10 16:25:02 | 日本語文法
>https://kojiki.kokugakuin.ac.jp/shinmei/
>國學院神名データべース
>事業概要
>本事業は、國學院大學で継続されてきた神道と日本文化の国学的研究の根幹にある
>『古事記』を、学際的・国際的観点から再検討し、その成果を国内外へ発信することを
>目的としている。

>その目的の下に、日本の歴史と伝統文化および自国と異文化との
>多様性を体現する拠点を形成し、グローバル社会に寄与しうる人材を育成する。
>このように、学内はもとより広く社会に研究成果を還元することで、
>國學院大學の建学の精神の具現化を目指す。

國學院大學は、素晴らしいデータベースを公開してくれている。

このデータベースには神名が網羅されているので、
神名の最後の音が何で終わっているか調べた。
すなわち神名の語尾の音を「あ(a)、い(i)、う(u)、え(e)、お(o)」別にカウントした。
結果を先に書くと

神名語尾音-----a(あ)---i(い)---u(う)---e(え)---o(お)---計
該当神名数-----41------149-----19------87------53------349
割合----------(0.12)--(0.43)--(0.05)--(0.25)--(0.15)

神名の別名も別にカウントした。
ザックリの数字と思ってもらいたい。
しかし、傾向は変わらないと思う。

神名語尾「い(i)」が非常に多い。
語尾が「え(e)」も元々は「い(i)」だったと思う。

その理由は「い」は口角を横に広げて「い」と発音する。
この時に口角を横に広げないで「い」と発音すると、
「え(e)」に聞こえる。

そう言うわけで「い」の横訛りが「え」と言える。
つまり神名語尾が「え」は、もともと「い」だった可能性が高い。

「い(i)=0.43」と「え(e)=0.25」は同じグループだから
合計すると 0.68 となり、圧倒的多数だ。

だから「え(e)」の解釈は全部が全部でないが、
「い(i)=者、物、立場、状況、時…」として良い場合が多いはずだ。

神名語尾は「い、え」が多く、「お、あ、う」の順番で少なくなる。
「う」が一番少ないのは、動詞の終止形が「う」で終わる場合が多いからか。

繰り返しだけど神名語尾に「い」が多いのは「い(i)=者、物、立場、状況、時…」だからだ。
そして動詞の連用形が「い」終わりで名詞なのは、
「い(i)=者、物、立場、状況、時…」だからだ。

神名の細かい取り扱いは、別投稿で書くつもりです。