ナオのでれすけ日記

ほぼ食べ歩きの備忘録

「幸せ太り」の意味って・・・

2007年02月01日 | 日記
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「ぶぎゃぁ~」
悲鳴とも雄たけびとも思える声が日曜日の午後に響いていた

「なんじゃらホイ?」 恐る恐る見に行くと彼女が洗濯物をアチコチに散乱させ
ベランダでうずくまっていた

「どうしたの?」と近づくと 「足 足 足ぃ」

うわぁぁ 見ると親指の爪が半分剥がれている・・・

サッシに躓き 剥がしたらしい

「医者 医者 医者」・・・どうやら人間は痛いと単語しかでないらしい
などと冷静に分析している俺。
「歩けるか?」 「無理 無理」やっぱり単語だ(笑)

仕方ない歩けない彼女を背負って・・・背負う??
 
どう考えてもムリっぽい! 公表してないが推定3ケタに近いぞ

さて困った ここはアパートの2階だし ここから突き落とすか
ポヨンポヨン弾みそうな体だし いけそうな気もする

「クルマまで我慢して歩けよ」 「ヤダ」
「どうやって病院に行くんだよ」ちょっとイラつきながら言う俺

「おんぶしてぇ~」甘えた声で言う彼女に
「ムリ」 
「じゃ~抱っこ」
「アホか もっとムリじゃ ぼけぇ」

「え~昔はよく してくれたじゃん」
・・・・・君は自分の体の変化に気が付いてないのかい?
それに俺の記憶では1回しかないぞ
今の半分ぐらいの体重の時にね
心の中で彼女に問い掛ける

「ねぇ 早くぅ」  

プチっ!

キレた 俺
「そんなにブクブク太りやがって オンブも抱っこも出きるわけないべ」
「そんな 言い方しなくてもいいじゃない ぽっちゃりしていて可愛いって
言ってくれたじゃない」

「これは幸せ太りだし・・・」

そう言いながら俺に張り付いてくる彼女

ピキッ! 重い・・・子泣き爺ならぬ 子泣き婆め

「ぐぅううう」仕方なく唸りながら
背負っているのか引きずっているのか分からないが
何とか車に乗せて大学病院の救急病棟まで直行

彼女の爪は別にそのままでも大丈夫だった 包帯を巻いて治療終り
歩いている いや 最初から歩けたに違いない

問題は俺の方にあった 待合室で動けなくなり診断の結果
・・・・ぎっくり腰
3日の寝たきり状態・・・・

「貴女の体型は人を不幸せにします
それに幸せ太りじゃありません ゴロゴロしながらお菓子を食べているのが
原因です」

そう彼女に言いました

すると彼女は「ゴロゴロしながらお菓子が食べられるなんて幸せでしょ~」

あっ 本当だ 幸せだね~ 気が付かなかったよ 俺ってバカだなぁ

殺意を初めて覚えた瞬間でした

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