納車から一か月ほど経とうとしています。ちょうど今日はバンディットで通勤してきましたので、仕事場でチェーンに注油します。
まずは汚れを簡単に拭き取ります。灯油でもガソリンでも、シンナーやベンジンでも、揮発性のチェーンのシールを痛めなそうなもので拭き取ります。オフ車で林道を走ったわけではないので、それほど拘らなくいても良いと思います。
仕事で使っているマシン油代わりにしている2ストオイルです。いまは2ストは無いので大量に余ってます。当然粘性が低いので飛び散ります。
2ストオイルを湿らせたウエスで磨きながら余分な油をふき取ります。
磨けました。遊びはまだ大丈夫なようです。
6速アイドリングで回転させて飛び散らせてからホイールやチェーンカバーに飛んだ油をふき取ります。
知ってる人も多いでしょうければ、念のため、チェーンが伸びるって言いますけど、チェーンのプレートが長くなるわけではなくて、連結ピンとブッシュが摩耗してコマ間が長くなるためにチェーンは伸びるのです。その部分はOリング内にグリスが封入されているので、そこを痛めないように、錆びないように管理するのがチェーン注油の目的です。あと、個人的にはスプロケットの摩耗に大きく影響すると思っています。
チェーンとスプロケットを同時交換するなら問題ないですが、スプロケットって結構使えます。どこまで使えるかというと、山が無くなってチェーンが滑って坂道登らなくなった知人がいます。その手前までは使えるという事です。そのバイクはXRバハだったので、もちろん低馬力のバイクなので、100馬力もあるようなバイクでは安全上お勧めできないですが、そこまでは使わなくても毎回チェーンと一緒に変える必要もないと思っています。ただ、雨天走行した後に油が切れたまま乗っていると、スプロケの摩耗が早く感じますので、スプロケを守りたかったら定期的な注油は必要です。チェーンはどのみち2万キロ程度で交換時期になります。これはメンテナンスしても大きく変わりません。必殺のコマ詰という方法もありますが、手間を考えたら同じチェーンカットするなら交換してもそれほど高いものではありませんから、私の場合、コマ詰まではやりません。