気ままに良い旅

何気ない日々の暮らしと趣味の山旅・国内旅行・海外旅行を思い出とともにつづります

エベレスト街道・ネパール紀行9. 7日目タンボチェ~ディンボチェ

2019-07-29 12:24:55 | エベレスト街道2012
エベレスト街道・ネパール紀行9. 7日目タンボチェ~ディンボチェ

2012/05/11 23:37


2012.3/28
 体は徐々に高度に慣れてきたと思っていたが、ちょっと休憩した時など後頭部に軽い頭痛が・・・・
また歩き始めると体は動き始める。日本では2800mの森林限界がヒマラヤでは4000mなのでそこに達した時体の疲れとは裏腹に見えるものがとても美しく感じられ、人とすれ違えば自然に挨拶できるそれは、心が浄化されてきたのか・・・・ありがとう と自然に言葉が出てきます。




am6:00起床し散歩 am7:30朝食
am8:00タンボチェ→am9:20パンボチェ→am10:40ショマーレ(4010m)→am13:15ディンボチェ


朝タンボチェを散歩する。疲れはあまり無い。体を慣らすためゆっくり歩く。今日も最高のトレッキングになりそうだ。




僕達の登山暦は長い。苦しくなっても一定のリズムで歩ける経験を持っている。ガイドにペースを作ってもらう必要は無い。二人で自由に歩き自由に写真を撮りながら毎日楽しく歩いた。大勢で歩くようなツアーには無い、日本の山を自由にを歩いているような良い時間が流れていった。




カンテガ(6783m)とタンボチェ
もったいないほど下りまた登ってきた。



ダワ・シェルパには僕の一眼デジカメで自由に動画を撮ってもらう。
彼は姿を消したり気がつくと後ろにいたり、高所に強い彼が荒い息をしながら撮影していてくれた。そして少し歩き疲れた頃、ロッジのカフェテラスで必ずミルクティータイムを用意していてくれる気の利いた彼に感謝だ!
ミルクティーを飲みながら必ず日記を書く。



ダワが撮った写真。なかなかうまいものである。
右タムセルク(6618m)と左カンテガ(6783m)ここから右にアマダブラムを見ながら最後の登りが待っている。


ディンボチェのロッジの食堂
朝夕は冷えるけれど昼頃はぽかぽかと暖かい。ミルクティーを飲みながら地図を眺め日記を書くのが何より楽しい。



自宅に帰り彼が撮影したヒマラヤを見ている。彼はカットする必要が無いほどうまくなっていく。でもやはり編集して見所をまとめた。

エベレスト街道・ネパール紀行8. 6日目ナムチェ・バザール~タンボチェ

2019-07-29 12:23:50 | エベレスト街道2012
エベレスト街道・ネパール紀行8. 6日目ナムチェ・バザール~タンボチェ

2012/05/03 21:33



2012.3/27晴れ
ナムチェ・バザールのロッジの窓から正面に朝日に輝くコンデ山群がきれいに見える。今日もスカーっと晴れている。
 
ナムチェのロッジを出発するとしばらくは階段の急登だ!僕の肺は悲鳴をあげ空気が体に回っていない事を実感する。荒い呼吸がしばらく続くが10分か15分する頃不思議といつものようなペースで歩けるようになる。そして天空の都市ナムチェバザールを見下ろした。

今日のコースは僕にはエベレスト街道を歩いている事を実感する道だった。振り向けば歩いてきたルートが遠くまで見えるし、その向こうに白い峰々が聳えている。進む方向には必ずアマダブラム、その向こうにはローツェ、エベレストが見える贅沢なトレッキングだ。


am6:10起床 am7:30朝食 
am8:00ナムチェ・バザール発→am10:55プンギ・テンガ着、昼食→amタンボチェ着

◎昨日ガイドのダワ・シェルパに二台持参した一眼レフの動画が撮れる方を渡して、自由に動画を撮ってもらった。TV取材班をガイドしているだけあって案外うまい動画を撮る事が分かった。こうなれば高所に強い彼の力を借りる意外あるまい。
動画は彼に任せることにして、僕はPHOTOに専念する事にした。






 ナムチェ・バザールを出発する。サガルマータ・ゲストハウスに帰ってくるのは3日後になる。高山病にやられたらもっと早く帰ってくるはず!!!


ゲストハウスを出発し心臓が破裂しそうになるくらい苦しい坂を登ってきた。振り返るとナムチェの町とコンデ山群が今日もきれいだ。



人々の苦労の結晶、美しい棚田とクスムカンの峰々




美しい仏塔(チョルテン)



プンギテンガのアマダブラム・ハウスでミルクティータイム。なんとも贅沢なひと時だ。後ろにアマダブラム6814m左にローツェ8516m




タンボチェのロッジの前は広い広場になっている。最高の景色を楽しめる。




南アルプス赤石岳の麓のサワラ島ロッジで働くTさん。昨年(2011年)
荒川三山縦走の折帰りのバスの案内をされていた記憶が蘇る。




大きなマニ車を回す老人。タンボチェの僧侶なのか、定かではない。


シェルパ最大の宗教行事のマニ・リンドゥが、毎年11月にタンボチェ僧院で開かれる。神々の仮面をつけた僧侶達が踊る儀式が見ものだそうだ。

エベレスト街道・ネパール紀行7. 5日目ナムチェ・バザール周辺

2019-07-29 12:22:27 | エベレスト街道2012
エベレスト街道・ネパール紀行7. 5日目ナムチェ・バザール周辺

2012/04/22 22:05


2012.3/26

エベレスト街道3日目
am8:30ナムチェバザール(3440m)~pm10:00エベレスト・ビューホテル周辺(3800m)~pm12:00ナムチェ・バザール

いよいよ、高所へ登ってきました。といっても富士山より少し高いくらいですが。高度に体を慣らし徐々に上がっていきます。




ロッジの窓から目の前にコンデ山群が聳える。左がヌプラ(5885m)
右がクワンデ(6186m)午前中は雲ひとつ無い快晴が続いている。



朝食を済ませくつろいでいると今日降りるというインド系アメリカ人の彼女と記念写真に入ってもらう。なぜかというと彼女はアイランドピーク(6189m)のサミッターだからだ!かわいい顔をしているのにずばぬけた根性の持ち主だ。別れ際に日本の山の歌を歌ってくれた。まことにかわいい日本好きな人だった。



周回で歩くので行きも帰りもナムチェバザールの町を見下ろす。よくもまあこんな所に街が出来たものである。周辺の集落から人が集まり土曜日にはバザールが開かれるそうだ。是非とも見たかったが曜日が合わずザンネンだ。みやげ物屋だけでもあれだけ賑やかなのでさぞかし活気があるんだろうな。





朝、見上げていたコンデ山郡の稜線が近づく



この地方のシェルパ族が聖なる山としてあがめているクーンビラ(5761m)何人もこの山に登ってはならない!(シャンボチェの丘から)




シャンボチェ飛行場の隅っこにロッジがあってここにも土産がたくさん売られている。



タムセルク(6623m)をバックに



エベレストビューホテルのサンデッキでいろんな国からのトレッカーがひと時のコーヒータイムを楽しむ。あまりにも贅沢なひと時。
アマダブラム(6856m右) ローツェ(8516m中央)エベレストはその左に頭を出しているはずだが雲の中だ。

エベレスト街道・ネパール紀行 6. 4日目パクディン~ナムチェ・バザール

2019-07-29 12:20:56 | エベレスト街道2012
エベレスト街道・ネパール紀行 6. 4日目パクディン~ナムチェ・バザール

2012/04/18 20:07


2012.3/25(晴れ)

トレッキング2日目
am8:00パクディン~am11:00Jorasale昼食~pm14:40ナムチェバザール

 トレッキングは毎日一生懸命歩く事です。ですから、自分の体調管理や食欲の有る無しにも気をつけながら一日を楽しむのです。
 今日は、ヒマラヤの雄大な山々が見えるはずだったのだがナムチェ・バザールに到着した頃には町はガスに覆われていた。雄大なヒマラヤの山々が見えるはずだったのだが少しザンネンだった。しかし、写真大好きな僕にはむしろエベレスト街道という生活の道の中に人々の暮らしや花々が咲く地形の美しさ、里山の美しさにも目を奪われてしまいます。



パクディンを出発する朝、朝食前の散歩をする。マニ車を回し登山の安全祈願をする。



街道を歩いていくとモンジョという美しい桃源郷のような小さな集落が現れる。こぎれいなロッジが街道沿いにたたずんでいる。ふと目をやると巨大な山が逆光の向こうに見た。ガイドのダワに山の名前を聞くとクスムカン6370mと教えてくれた。地図を見ると東西の双耳峰だ!ベースキャンプを有する難しい山だ。



ジョルサレという集落で昼ごはんとなる。その街に着く途中に小さな売店があった。お店番かな?(笑) お顔が日本人顔じゃないね。
ナマステと言うとナマステと挨拶してくれた。



昨日から5箇所目の吊り橋。これがナムチェ・バザールへの最後の吊橋だ!タウチョがたくさんはためいていた。



3箇所目の入山チェックポイント。
TIMS(Trekkers Information Management System)許可証を提示する。2008年から導入されたシステムでアンナプルナ、エベレスト、ランタン地域へのトレッキングへ出かける場合事前に旅行会社を通じて取得しておく必要がある。ネパール観光局で取得できるそうだが許可を得るのに何日かかるか分からないのであらかじめ依頼しておいた方がよいだろう。申請料はガイド、ポーターを雇う場合は10us$である。労働力雇用の確保である。



ナムチェ・バザールの石畳を駆け下るポーター(ちょっと好きな写真)



夕食までにはまだ時間があるのでバザールの散策をする。色とりどりのネックレスやブレスレットが目を引く。


エベレスト街道・ネパール紀行 5. 3日目ルクラ~パクディン

2019-07-29 12:18:54 | エベレスト街道2012
エベレスト街道・ネパール紀行 5. 3日目ルクラ~パクディン

2012/04/15 17:37


2012.4/15(日)くもり

2012.3/24
ルクラ(2840m)~パクディン(2610m)

 目的地が出発地点より低い。という事は余裕です。散歩が好きな方、スナップ写真が好きな方、お花散策が好きな方なら誰でも歩ける一日です。最初から最後まで石畳の歴史ある街道で道路脇の石積み塀が本当にステキデス!

am5:20ネパール、エコリゾートホテル発→am6:30トリブバン空港→am7:00ルクラ空港着→am8:00ルクラロッジ発→am11:55パクディンロッジ着

 早朝から重たい(と言っても18キロくらい)ザックを担ぎホテルの階段をおりる。ロビーでダワの迎えを待つ間中国の女性2人に話しかけられる。何処まで行くのと言われとっさに行き先が出てこないまだ寝ぼけている。後でディンボチェと伝えたらエベレストBCじゃないんだ、、、みたいな感じだった。ディンボチェだって5000mを越える丘がたくさんあるのに。
ダワは僕達のザックを軽々と車に積み込んだ。さあ空港へ。


am6:00トリブヴァン空港国内線ヒマラヤトレッキングに、またサミッターを狙う人達が行列を作る。




外が白み始めモヤがかかっている。世界一危険な空港ルクラはどうなっているのだろう無事着陸できるのだろうか。・・・懐かしい車が現役で働いていた。



ルクラへはあっけなく着陸できた。ルクラのロッジで朝飯を食べたりポーターに預ける荷物の荷作りをしたり、そしていよいよ出発。
石畳がステキなルクラのメイン道路はすごく異国の色や独特の雰囲気に包まれていた。



お尋ね者ではありません。行方不明者の捜索ポスターです。サガルマータ国立公園のチェックポイントで、入園料支払証明書とパスポートを提示し、いよいよエベレスト街道を進んでいく。



登山靴などいらないほど良いみちです。登ったり下ったりが今日一日続きます。正面の山はKongdeコンデ(4250m)と言う山。歩き始めたばかりなのに剱岳よりかっこいい!


今頃、もっと緑が増えてますます桃源郷のようになっているだろうな。


Chhplungのロッジで早めの昼食。トマトスープと焼きそば風焼き麺。あっさり味ですごく美味しかった。世界中から訪れるトレッカーの為に食事は万全だ!


こぶしの花がきれいに咲いていて日本の山を思い出す。


この花の名前はわかりませんが群生になって咲いていました。


今日、二つ目の長いつり橋。生活物資をロバやゾッキョの隊列が運ぶので丈夫に作られているがかなりゆれる。たなびいている旗みたいなのはタウチョと言って経文が印刷された布旗を祈祷旗(タルチョと言う。


ヒマラヤの何処にでもある(村があれば必ずある)経文石とマニ車と五色のタルチョ


巨岩に経文を掘り込んだり、石のプレートに経文を掘り込んでこのように並べたりサガルマータ国立公園(世界遺産)は巡礼の道のようでもある。





パクディンのここのロッジは日本人のオーナーだと言う。落ち着いた雰囲気が良い。




夕食は定番ダルバート。胃から腸までもう日本食は何処にも入っていない状態になった。よって大便もネパールの匂いになった(笑)