プラムダンディとレディ・メイアンディナです。
この二つは、母の日に子どもたちがホームセンターで売られていたバラのなかから、選んで買ってきてくれたものですが、品種名は表示されていませんでした。
バラの名前を知りたくて、バラの本を手当たり次第に調べたけれど、長いことわかりませんでした。
でも何年か育てているうちに、枝ぶりや花の色・形、香りなどの特徴から、プラムダンディとレディ・メイアンディナだと確信したのです。(違ってたらショック…)
プラムダンディは本当にプラムのような花の色で、ミニバラには珍しく豊かな紅茶の香りを持つバラでした。
バラでした…と過去形で書いたのは、今はもうないからなのです
ミニバラに限らず、鉢植えのバラは冬に古い土をすべて落として根を洗い、新しい用土に植え替えてやる必要があります。
そうしないと次の春、生育が悪くなって良い花が咲きにくくなってしまうのです。
プラムダンディもそうやって根を洗い、植え替えてやっていたのですが、そのときに根からばい菌が入ったのでしょう。根頭がん腫病にかかってしまいました。
がん腫病になると治癒の見込みはなく、枯死するのを待つだけ…という悲しい状態になります。
がん種病にかかってもすぐに枯死してしまう訳ではありません。
株は急激に弱っていきましたが、それでもプラムは力を振り絞って小さな香りの良い花を咲かせてくれました。
厳しい冬を越して翌春、プラムの枝に新芽を見つけたときは、バラの樹が持つ生命力に驚かされ、感動を覚えました。
でもやはり時とともに衰弱が激しくなり、看病の甲斐なく、ついに昨年枯れてしまったのです
写真はプラムダンディが一番きれいだった頃のものです。
株が花で覆われて、近くにいるだけで、うっとりするような香りで包んでくれました。
(プラムダンディの写真は皆サイズが大きくて、ベストなものをアップすることができませんでした。残念。)
プラムの思い出話が長くなったので、レディ・メイアンディナのお話は、また次の機会にします。
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