大雨が上がって

昨夜は、一晩中バケツをひっくり返したような雨が続きました。

今朝、目覚めてみると雨は上がり、
低く垂れこめていた雲が切れて、青空がのぞいていました。




たっぷりと湿り気を含んだ朝の空気のなかで、
ルイ14世の二番花の蕾が赤く色づいてきていました。



二番花も、他のバラに先がけて咲こうとしているルイ14世の蕾は
一番花のときよりもひと回り小さめで、
枝も細くしなやかです。


そして、ひときわ美しい新葉を展開しているのは
カーディナル・ヒューム。



深い緑の葉のなかから、すうーっと枝を伸ばして、
その花色に似た、赤紫の柔らかな葉を広げています。



ときに輝くような新芽の色にドキッとさせれ、
息を呑んで、しばらく見つめてしまったり…。


花に魅せられ、葉に魅せられて
結局、
一年中、夢中になって過ごしている…
＜虜＞とは、
こういうことを言うのかと
身をもって知った私なのでした。