イバラの道をスキップ

3年前に離婚しました。生涯孤独な57歳おばさんです。
茨の道をスキップで歩けるよう、只今人生を模索中です。

貧乏は貧乏に帰る

2024-02-27 07:41:40 | 日記

今住んでいる家は40年くらい前に親が建てたもの。

一時期空き家の頃もありましたが、

こうして頼りない主を迎えて息を吹き返しました。

 

その前の家はどうかと言うと・・・。

 

母から聞いた話ですが、

元空き家だった住居を父がDIYして住めるようにしたとか・・・。

当時はDIYなんて言葉、多分まだなかったと思います。

父は時代の最先端を行くようなことをしてたんですよね。

驚きです。

 

でも・・・。

 

小屋みたいな小さな小さな家でした。

トイレは「ぼっちょん」だったし、お風呂は炭みたいな牧みたいな?

そういうものを燃やして火を起こしていました。

ガスや電気ではなかったと思います。

 

トイレはすごく嫌でした。

下を覗くと、ウジムシがうようよ蠢いているのが見える。

更に天井には、クモが巣を張ります。

ジョロウグモです。

いわゆる家に住みつく小さいサイズのクモではないんですよ。

それが酷い時には2、3か所に渡り、大きな巣を作るんですよね。

その中央に、でんと居座る巨大グモ。

上から下から、トイレはちょっとしたホラーでした。

 

更に更に・・・。

 

天井に時々ネズミが上がってきました。

そしてそれを狙うヘビも我が家を住居とした模様・・・。

すり~すり~と、世にも恐ろしいへびの足音?も聞こえました。

 

私は一人っ子でしたが、こんな貧乏生活です。

服は母の知り合いの方からのお下がりばかりでした。

今の子供たちはほんとおしゃれですよね。

靴だって、ふつうにブランドもののスニーカーを履いていますし。

 

ここまで書いてきて、私は本当に貧乏だったと思う。

だから元夫と結婚した時、公務員だった彼に心から人生を託しました。

いつか、この人とりっぱなマイホームを構えて幸せに暮らすんだと。

 

でも夫は家に、住居に関して全く興味を示さず・・・。

今も県の公営住宅に住んでいると思う・・・。

お金は山ほどあるのに、つくずく不思議な人です・・・。

 

そして私も、

夢を叶えることなくいつ倒れてもおかしくない古い家に住んでいる。

一応、離婚したその年になけなしのお金をはたき、

外壁だけ塗り替えました。

あまりにみすぼらしく、惨めだったので・・・。

他にも、隣に大手のハウスメーカーが建てた家が建ったのも理由の一つでした。

ぼろさが際立つんですよね・・・。隣がりっぱ過ぎると・・・。

 

貧乏は巡ります・・・。

一時はマンション生活も夢見ました。

外壁を塗り替えて、見た目だけならまあまあ鑑賞に堪えられる我が家を売り、

そのお金でマンション生活なんてどうよ・・・みたいな・・・。

 

しかしながら、やっぱり諦めました・・・。

 

これが私の運命なんだと思う・・・。

夢みたいなことを考えずに、置かれた場所で咲きなさいと・・・。

 

今日もお仕事、頑張ってきます。