奥山達之監督は、「第33回全日本女子サッカー選手権大会」の3回戦・準々決勝・準決勝の3試合とも、全く同じスターティングイレブンと、全く同じリザーブメンバーで臨んでいます。
常識的に考えれば、急なケガ人・病人が発生でもしない限り、元旦の決勝戦も〝いつもの先発11人〟と〝いつもの控え5人〟で挑んでくるに違いなく。
彼女たち16人の名前と背番号を今のうちに覚えて、国立霞ヶ丘競技場で、自宅や帰省先などの薄型テレビの前での応援に臨む〝下準備〟をして頂ければと願います。
ゴールキーパー
大友麻衣子選手
2008シーズンから正ゴールキーパーを務めます。
今季も全試合フル出場。
彼女の蹴るパントキック、ゴールキックの飛距離は、プレナスなでしこリーグの全GKのうちでナンバー1.
背番号は1番。
センターバック
東山真依子
アルビレックス新潟レディース史上最高のセンターバック。
身長154センチメートルと小柄なので、CBの適性が無いと思われがちですが、左にあらず。
彼女のお陰で、何度、アルビレックス新潟レディースは救われてきたことか!
背番号は4番。
センターバック
中村楓
高校女子サッカー界の名門「常盤木学園高校女子サッカー部」出身であり、鮫島彩や熊谷紗希の後輩。
高校時代は中盤の選手も、アルビレックス新潟レディースに入団してからはサイドバック、センターバックと最終ラインにコンバート。
12月よりセンターバックとして出場しているけど、実は3月の練習試合などからCBとしての修練は積んでいるので、決して急造じゃありません。
背番号は23番。
左サイドバック
山本亜里奈
アルビレックス新潟レディースのキャプテン。
9月の対岡山湯郷Belle戦まで、70試合連続フル出場を続けた〝鉄人〟。
センターバックとしての素養もあるので、守備力が高い。
守りばかりでなく、クロスも得意だし、セットプレーによる得点も度々記録しています。
背番号は2番。
右サイドバック
口木未来(みく)
今シーズンを以って現役引退。
川村優理・上尾野辺めぐみと共に、2部リーグ時代を知る古参プレイヤー。
FW登録であるけど、今大会ではサイドバック起用。
しかし、昔はサイドバックの選手だったので、いわゆる〝昔とった杵柄〟であり、「本職」と書けば「本職サイドバック」。
投票はしていないけども、選手権3試合を全部観戦したサポーターたちが口々に“今大会のMVP選手は彼女”と絶賛するほど、今はキレキレです。
ニックネームは「ライ」。
背番号は11番。
ちなみに、アルビレックス在籍時の矢野貴章が付けていた背番号は「11」でしたが、矢野も口木も共に静岡県浜松市の出身。
今年夏に、ロングヘアーからショートヘアに髪型をチェンジ。
ボランチ
川村優理
山本亜里奈と並ぶ、アルビレックス新潟レディースが誇る鉄人。
そして本間勲が「ミスターアルビレックス」ならば、彼女は「ミスアルビレックス」。
チーム結成当時から在籍する超ベテラン、だけど年齢はまだ22歳の大学4年生です。
実は〝持っている〟選手で、マリーゼにリーグ戦で初勝利したときも、レッズとベレーザに初勝利した試合も、彼女が決勝点を叩き込んでいるんですよね。
年代別代表の常連で、2010年冬には、なでしこジャパンに選ばれて海外遠征をした経歴もあります。
背番号は5番、髪型はポニーテール。
ボランチ
阪口夢穂(みずほ)
説明不要でしょう。
FIFA女子ワールドカップの陰のMVPは彼女であると高い評価を受けたほどの天才選手。
背番号は20番。
トップ下
上尾野辺(かみおのべ)めぐみ
彼女も説明不要。
アルビレックスの顔である、レフティモンスター。
元日までに、「パンダ目」が癒えますように。
背番号は10番。
左サイドハーフ
上辻(うえつじ)佑実
東京電力女子サッカー部マリーゼより、今季途中から移籍。
少女時代から阪口とは親友で、阪口のコネクションでアルビレックスに移籍したと思われます。
その阪口と上辻とのコンビネーションプレーは、正に実写版「翼君と岬君」。
セットプレーのキッカーを、上尾野辺と共に務めるほど、その精度には定評あり。
アルビレックスも、マリーゼ時代の上辻のプレースキックに幾度も煮え湯を飲まされました。
敵にすると厄介だけど、味方になるととても頼もしい存在。
背番号は25番。
右サイドハーフ
佐伯彩
「TASAKIペルーレ」というチームが廃部した際、新潟に移籍。
ペルーレでは伸び悩んでいたけど、アルビレックスで奥山監督の指導を受けてから大きく飛躍。
1季目は控えが主、2季目はスーパーサブに、そして3季目の今シーズンは先発に定着。
そのパワフルなドリブル、複数の相手選手に囲まれても委細構わずに突破していく力強さは圧巻です。
今季の終盤からは、目に見えて守備力も高まり、今大会も右サイドバックの口木とのユニットで危機の芽を摘む素晴らしい守りを見せています。
背番号は24番。
フォワード
菅澤優衣香
「JFAアカデミー福島」で育った、日本サッカー協会が生んだエリートプレイヤー。
高校3年生のときアルビレックスの特別指定選手となり、〝並み居る先輩〟を押しのけて、先発起用されていたほどの大物FW。
チームメートが絶賛する胸トラップによるポストプレーは、一見の価値あり。
そして、なでしこリーガー№1のポストプレイヤー。
大柄な体型から、そんなに足が速そうには見えないのだけど、実は結構な俊足の持ち主です。
年代別代表の常連で、なでしこジャパンに選ばれた経歴もあり。
背番号は9番。
控えゴールキーパー
諏訪江利乃(えりな)
コーチングに関しては、大友以上かもしれない頼れる控えキーパー。
大友が勇気を持ったセービングが出来るのも、ベンチに彼女が控えているから。
背番号は21番。
控えMF
斎藤友里
アイドル顔の見た目から華麗なプレーを連想してしまうけど、実は結構なハードプレイヤー。
練習試合では、サイドバック、ボランチ、FWとしても起用されている万能選手。
背番号は16番。
控えMF
児玉桂子
常盤木学園高校女子サッカー部で育ったスーパールーキー。
香川真司の後輩であり、プレースタイルも似ていることから「女・香川」の異名あり。
胎内市での先発デビュー戦で、観客全員を虜にさせる超絶プレーを連発するなど、今後のアルビレックスを担う希望。
背番号は19番。
控えFW
大石沙弥香
昨シーズン、大ケガを負ってしまい、長い治療・療養を経て今季の途中から復活。
キープ力に優れ、決定力も高い。
今大会は、浦和戦と日テレ戦の最終盤に投入されて、逃げ切り勝ちに大貢献。
決勝では、彼女が交代出場するような展開が理想。
背番号は8番。
控えFW
平井咲奈
10月、サイドバックにコンバートされたことがあるけど、現時点ではFWに専念。
相手の背後を取ることに優れた選手であるけど、決定力が今ひとつ高くないのが課題。
しかし、入団1年目の今季、いきなり先発に抜擢されてハットトリックを決めたり、アルビレックスレディース1部リーグ昇格後の通算100得点目を記録したりするなど、勝負師として必要な運を持ち合わせています。
監督
奥山達之
J2リーグ創設以前まで、アルビレックス新潟でプレーしていたクラブOB監督。
アルビレックス新潟ジュニアユースのコーチ時代、育成と、全国大会での成績、両方で結果を出し、それが評価されたのでしょう、2008シーズンよりアルビレックス新潟レディース監督に就任。
全国的に無名だった選手、伸び悩んでいた選手の潜在能力をどんどん開花させていき、エリート選手の更なる成長にも手腕を発揮するなど、奥山監督の育成指導力はずば抜けて高いです。
一方で、戦術指揮能力は見劣りする部分があったのだけど、今大会では采配がズバズバと的中。
指揮官としても一皮剥けた模様。
常識的に考えれば、急なケガ人・病人が発生でもしない限り、元旦の決勝戦も〝いつもの先発11人〟と〝いつもの控え5人〟で挑んでくるに違いなく。
彼女たち16人の名前と背番号を今のうちに覚えて、国立霞ヶ丘競技場で、自宅や帰省先などの薄型テレビの前での応援に臨む〝下準備〟をして頂ければと願います。
ゴールキーパー
大友麻衣子選手
2008シーズンから正ゴールキーパーを務めます。
今季も全試合フル出場。
彼女の蹴るパントキック、ゴールキックの飛距離は、プレナスなでしこリーグの全GKのうちでナンバー1.
背番号は1番。
センターバック
東山真依子
アルビレックス新潟レディース史上最高のセンターバック。
身長154センチメートルと小柄なので、CBの適性が無いと思われがちですが、左にあらず。
彼女のお陰で、何度、アルビレックス新潟レディースは救われてきたことか!
背番号は4番。
センターバック
中村楓
高校女子サッカー界の名門「常盤木学園高校女子サッカー部」出身であり、鮫島彩や熊谷紗希の後輩。
高校時代は中盤の選手も、アルビレックス新潟レディースに入団してからはサイドバック、センターバックと最終ラインにコンバート。
12月よりセンターバックとして出場しているけど、実は3月の練習試合などからCBとしての修練は積んでいるので、決して急造じゃありません。
背番号は23番。
左サイドバック
山本亜里奈
アルビレックス新潟レディースのキャプテン。
9月の対岡山湯郷Belle戦まで、70試合連続フル出場を続けた〝鉄人〟。
センターバックとしての素養もあるので、守備力が高い。
守りばかりでなく、クロスも得意だし、セットプレーによる得点も度々記録しています。
背番号は2番。
右サイドバック
口木未来(みく)
今シーズンを以って現役引退。
川村優理・上尾野辺めぐみと共に、2部リーグ時代を知る古参プレイヤー。
FW登録であるけど、今大会ではサイドバック起用。
しかし、昔はサイドバックの選手だったので、いわゆる〝昔とった杵柄〟であり、「本職」と書けば「本職サイドバック」。
投票はしていないけども、選手権3試合を全部観戦したサポーターたちが口々に“今大会のMVP選手は彼女”と絶賛するほど、今はキレキレです。
ニックネームは「ライ」。
背番号は11番。
ちなみに、アルビレックス在籍時の矢野貴章が付けていた背番号は「11」でしたが、矢野も口木も共に静岡県浜松市の出身。
今年夏に、ロングヘアーからショートヘアに髪型をチェンジ。
ボランチ
川村優理
山本亜里奈と並ぶ、アルビレックス新潟レディースが誇る鉄人。
そして本間勲が「ミスターアルビレックス」ならば、彼女は「ミスアルビレックス」。
チーム結成当時から在籍する超ベテラン、だけど年齢はまだ22歳の大学4年生です。
実は〝持っている〟選手で、マリーゼにリーグ戦で初勝利したときも、レッズとベレーザに初勝利した試合も、彼女が決勝点を叩き込んでいるんですよね。
年代別代表の常連で、2010年冬には、なでしこジャパンに選ばれて海外遠征をした経歴もあります。
背番号は5番、髪型はポニーテール。
ボランチ
阪口夢穂(みずほ)
説明不要でしょう。
FIFA女子ワールドカップの陰のMVPは彼女であると高い評価を受けたほどの天才選手。
背番号は20番。
トップ下
上尾野辺(かみおのべ)めぐみ
彼女も説明不要。
アルビレックスの顔である、レフティモンスター。
元日までに、「パンダ目」が癒えますように。
背番号は10番。
左サイドハーフ
上辻(うえつじ)佑実
東京電力女子サッカー部マリーゼより、今季途中から移籍。
少女時代から阪口とは親友で、阪口のコネクションでアルビレックスに移籍したと思われます。
その阪口と上辻とのコンビネーションプレーは、正に実写版「翼君と岬君」。
セットプレーのキッカーを、上尾野辺と共に務めるほど、その精度には定評あり。
アルビレックスも、マリーゼ時代の上辻のプレースキックに幾度も煮え湯を飲まされました。
敵にすると厄介だけど、味方になるととても頼もしい存在。
背番号は25番。
右サイドハーフ
佐伯彩
「TASAKIペルーレ」というチームが廃部した際、新潟に移籍。
ペルーレでは伸び悩んでいたけど、アルビレックスで奥山監督の指導を受けてから大きく飛躍。
1季目は控えが主、2季目はスーパーサブに、そして3季目の今シーズンは先発に定着。
そのパワフルなドリブル、複数の相手選手に囲まれても委細構わずに突破していく力強さは圧巻です。
今季の終盤からは、目に見えて守備力も高まり、今大会も右サイドバックの口木とのユニットで危機の芽を摘む素晴らしい守りを見せています。
背番号は24番。
フォワード
菅澤優衣香
「JFAアカデミー福島」で育った、日本サッカー協会が生んだエリートプレイヤー。
高校3年生のときアルビレックスの特別指定選手となり、〝並み居る先輩〟を押しのけて、先発起用されていたほどの大物FW。
チームメートが絶賛する胸トラップによるポストプレーは、一見の価値あり。
そして、なでしこリーガー№1のポストプレイヤー。
大柄な体型から、そんなに足が速そうには見えないのだけど、実は結構な俊足の持ち主です。
年代別代表の常連で、なでしこジャパンに選ばれた経歴もあり。
背番号は9番。
控えゴールキーパー
諏訪江利乃(えりな)
コーチングに関しては、大友以上かもしれない頼れる控えキーパー。
大友が勇気を持ったセービングが出来るのも、ベンチに彼女が控えているから。
背番号は21番。
控えMF
斎藤友里
アイドル顔の見た目から華麗なプレーを連想してしまうけど、実は結構なハードプレイヤー。
練習試合では、サイドバック、ボランチ、FWとしても起用されている万能選手。
背番号は16番。
控えMF
児玉桂子
常盤木学園高校女子サッカー部で育ったスーパールーキー。
香川真司の後輩であり、プレースタイルも似ていることから「女・香川」の異名あり。
胎内市での先発デビュー戦で、観客全員を虜にさせる超絶プレーを連発するなど、今後のアルビレックスを担う希望。
背番号は19番。
控えFW
大石沙弥香
昨シーズン、大ケガを負ってしまい、長い治療・療養を経て今季の途中から復活。
キープ力に優れ、決定力も高い。
今大会は、浦和戦と日テレ戦の最終盤に投入されて、逃げ切り勝ちに大貢献。
決勝では、彼女が交代出場するような展開が理想。
背番号は8番。
控えFW
平井咲奈
10月、サイドバックにコンバートされたことがあるけど、現時点ではFWに専念。
相手の背後を取ることに優れた選手であるけど、決定力が今ひとつ高くないのが課題。
しかし、入団1年目の今季、いきなり先発に抜擢されてハットトリックを決めたり、アルビレックスレディース1部リーグ昇格後の通算100得点目を記録したりするなど、勝負師として必要な運を持ち合わせています。
監督
奥山達之
J2リーグ創設以前まで、アルビレックス新潟でプレーしていたクラブOB監督。
アルビレックス新潟ジュニアユースのコーチ時代、育成と、全国大会での成績、両方で結果を出し、それが評価されたのでしょう、2008シーズンよりアルビレックス新潟レディース監督に就任。
全国的に無名だった選手、伸び悩んでいた選手の潜在能力をどんどん開花させていき、エリート選手の更なる成長にも手腕を発揮するなど、奥山監督の育成指導力はずば抜けて高いです。
一方で、戦術指揮能力は見劣りする部分があったのだけど、今大会では采配がズバズバと的中。
指揮官としても一皮剥けた模様。