物事が上手くいなかったとき、不平不満や愚痴を吐き出すことで精神衛生上のバランスを取り戻すのはイイことなんだけど、そればっかりというのも良くない。
一昨日からこの方、前向きな事柄に触れていないのっては、それでぞれでマズイ。
ここは気分を換えて、気分が明るくなることを書きます。
[アルビレックス新潟×サンフレッチェ広島]は、結果論的には勝ち点2がスルスルと逃げた形の、実に勿体ないエンディングを迎えたわけだけだけど、まるでダメだったかと言えば、違いますよね。
勝利に直結しなかったんで、〝過小評価〟される向きがあるんだけど、ペドロ・ジュニオールのハットトリック、これ自体は、大いに賞賛すべきこと。
ちなみに、あの日の吾輩は、Sスタンド側、即ちアウェイ側に腰を下ろして応援していたんですよ。
従って、彼の3得点全てを、目の前で堪能できましたわ。
なんたる幸運!
ホーム側で応援するのが専らなのに、単なる気まぐれからSスタンド側で応援することを選択したら、ペドロの3ゴールを相対的に一番近い所で目撃できて!
まあ、柏木のGOALと、オウンゴールもすぐ目の前で観てしまうというオチもあるんですがね。
さて、ハットトリック云々は別にしても、ペドロが久々に得点を決めることが叶ったのは、今後に向けた好材料でもあると思うんです。
彼、FC東京戦と鹿島アントラーズ戦でGOALを記録したものの、大分トリニータ戦から京都サンガFC戦までの公式戦―但し、狭量な出場制限を出している大宮アルディージャ戦は除く―で、一度もゴールネットを揺らしていなかったんですよね。
横浜F・マリノス戦のペドロは、向こうの守備陣が彼対策をちゃんとしてきたせいもあるんだけど、明らかに状態が悪かったし。
ペドロは昨季、開幕戦でうちからゴールを奪ったのを皮切りに、序盤戦は結果を出していたのに、そのうち尻すぼみになって、デニス・マルケスと共存できなくなり、母国に一時帰国しております。
だから、今季のペドロもその二の舞?という心配をしていたので、〝再爆発〟したのは、喜ばしい限り。
ペドロの3ゴールの中で、どれがベストゴールかと問われれば、迷わず3点目を挙げますね。
同点弾も捨て難いけど、3点目にはアルビレックス新潟の「進化」が凝縮されているのだからさ!!
生憎とテレビのスポーツニュースで流れたダイジェスト映像はどこも、矢野貴章のセンタリングにペドロが合わせるシーンしか流さなかったけども、貴章のところにボールが渡るまでに、新潟のパスが恐ろしいほどまでスムーズに、繋がれまくったもんなあ。
吾輩はスカパーとの契約を解除しているので、残念ながら試合映像を再確認できないけども、10本前後のパスが連続して繋がったはず。
パス交換は非常に小気味良くて、サンフレッチェの選手はボールを奪えない。
内田潤にボールが届き、いい加減、この辺でシュートを放つのかな、と予想したら、右サイドでフリーの矢野にパス!
キショーは、そこからマイナスのクロスを入れて、ペドロがズドーンと!!
吾輩は、それを目の当たりにして、あれを思い出しましたよ、2006年のFIFAワールドカップ独大会の[アルゼンチン×セルビア・モンテネグロ]のことを!!
アルゼンチンが、セルビアを「大虐殺」した試合だったんだけど、圧巻だったのが2得点目!
実に25本連続のパス交換に成功して、カンビアッソ選手がフィニッシュ!!
この大会で最も美しいゴール、そう評価された得点でした。
本数で比較すれば、あれに及ばないけども、「美しさ」においては、同等の輝きを放ったと思うよ、うん。
逆に、アルビレックスは過去、ガンバ大阪にそっくりそのままのことをやられていましたね。
2007シーズンの万博記念競技場、ガ大阪の強みである「パス」が繋がり&繋がり、最後はバレーが蹴りこんで、新潟が失点。
20本前後して連続でパスが繋がり、その間、アルビの選手は誰も触れず仕舞い。
挙句に、『やべっちFC』か『スーパーサッカー』のどちらかでの年末振り返り特集で、その模様がピックアップされて、新潟はG大阪の引き立て役にされちまいました。
それがどうよ!
「パスサッカーの上手いチーム」というイメージが薄いアルビが、それを表現して見せたのだから、なんとスゴイことか!!
サンフレッチェがやるなら、いざ知らず、向こうのお株を完全に奪った得点劇に、感慨を覚えますわ。
カウンター、縦に速い攻め、少ないパス交換で得点する―
こういうのが、アルビレックスの攻めのイメージとして強く、パスで崩して攻撃するというのはお世辞にも想像し辛いものがあったけど、やれば出来るんだね。
というか、これまではやろうにも、そこまでの精度・練度が足りなかったってのがあるんだろうな。
まあ、毎度、毎度、ああいうパスサッカーが出来るかといえば、それは相手チームのこともあるから難しいけども、うちの選手たちには大きな大きな自信になったよね。
ガンバやアルゼンチンみたいなことが、アルビにも出来るようになったということを、結果を出して証明したんだから、自信になる!!
防御能力が高くないサンフレッチェ相手だから、それが叶ったという見立ても出来なくはないけども、いや、でもそうであっても、以前のアルビならば完遂できなかったに違いない。
ガンバ大阪戦で、ペドロの3点目のような得点の奪い方、観てみてぇなあ。
いつも家内と楽しみに拝見させて頂いています。
私ら夫婦も土日のスワンで消化不良を起こしていましたが、bartret555さんを始めブロガーの皆さんのペドロの3点目の賛辞に救われていました。
これからもまた、厳しくも楽しいブログを期待しています。
やれば出来るんです、うちの子たちも!
>パス13本
ほほー、そんなにも繋がっていたものですか。
凄いパス精度ですね。
でも、そうなると、改めてアルゼンチン代表のパス廻しが、空恐ろしく感じられます。
18日の試合、「もったいない」試合だった上に、あのブーイングですからね。
モヤモヤした気分になるのが自然です。
でも、だからって全否定するべきゲームではありません。
悪いところは非難し、良いところは褒める―そういうメリハリが大事だと思います。
じゃないと、次の試合まで精神的にもちませんから!
とりあえず録画を見直してもジウトンさんがとーてもおっかない守備をしてるのがよくわかりました。DFが始終最終ライン以外でフリーでいるってのはどーなんだ。
ペドロが出れないときはジウトンをFWで置いとくといいんじゃないかな。とりあえずサテ次節出場停止なちみっこはリーグ戦でがんばってくれるよーに。
広島の佐藤GKは、靭帯を痛めたんですね。
それでも全治1ヶ月なのは、不幸中の幸いと言っていいかもしれませんね。