七夕の短冊「アルビレックスがJ1昇格できますように」を神様は叶えづらい

公民館だとか駅だとかに、七夕の数日前から短冊が吊るされますよね。
その短冊を盗み見るつもりはないんですが、ついつい、その願い事が目の端に入ってきます。

家族の健康、恋愛成就、果ては金持ちになりますようにという祈願が記されがちですが、七夕の神様は決してそういう願い事は聞き入れてくれませんよ。
なぜなら、短冊に書くべき事柄は、芸事の上達に関してだから。

習字が上手くなりように
ピアノが上手に弾けますように
数学の成績が上がりますように
速く泳げるようになりますように

などの願いなら、神様は聞き届けようと努めてくださります。
でも恋愛とか健康とか金儲けとかは管轄外、神様のほうが困ります。

アルビレックス新潟トップチームの低迷を案じて、短冊にJ1昇格祈願を書いた人が少なくない模様です。
アルビレックス新潟レディースやアルビレックス新潟U-18の成績についてもいらっしゃるでしょう。
でも、そういう書き方では、神様は叶え難いはず。

書くのであれば、「新潟の選手たちの技術が高まりますように」「試合運びが上手くなりますように」というふうにすれば適切だったでしょう。
これなら、芸事の上達を願う短冊に相応しい。

恋愛だとか健康だとかは、初詣など〝普通に〟神社仏閣にお祈りして、七夕には芸事・勉学のお祈りを書くようになさってください。
アルビレックス新潟についてなら、成績ではなく、得点の選手、あるいは選手全員の技術の向上などを書かれるのが、七夕の神様の負担軽減のためにも賢明ですよ。