5分間で一挙に3ゴール
[1対3]から[4対3]という大逆転劇
素直に“スゲー スゲーよ”という称賛の感情が迸ったけども、冷静に考えたら―
オランダ代表戦で3失点
ガーナ代表戦でも3失点
ガーナとオランダ相手に、無傷で済むとは端から考えていないけども、でも2試合通算で6回もゴールネットを揺らされるというのは……
プラスして、崩されての失点なんかじゃく、「世界規格の技と力」で以ってゴールを奪われたという事実がね……
それと、センターバックコンビを、このオランダ遠征でも中澤と闘莉王とで固定していましたよね。
今後の危機管理を睨んだら、岩政を起用すべきなのに、岡田監督は彼をベンチに置いてたまま。
5・6月の代表戦の時も、槙野を使わなかったしさ。
日本代表の不安要素として、前々から評論家やサッカーライターの人たちが指摘しているのが、「第3のCB」の人選。
田中マルクスとボンバーのどちらか、若しくは両方が故障のために出場できなかったとき、誰を抜擢するのか?
岡田監督だってその重要性は認識しているはずなのに、第3のセンターバックを〝発掘〟することについては怠惰。
キリンチャレンジカップでも同様だけど、強化試合で「新戦力選手」「久々に召集した選手」をテストすることを〝避けて〟ますよねえ、岡田監督。
GKの楢崎が指の骨を折ってしまい、渡蘭できませんでしたよね。
そこでスポーツ新聞等が、楢崎・川口に続く代表ゴールキーパーが〝育っていない〟ことを批判しています。
センターバックにも同じことが言えて、もしも闘莉王が来年の5月に骨折したり、靭帯を損傷したりしたら、どうするのか?
コンサドーレやFマリノスの指揮官時代も含めて、岡田監督はリスクをなるべく回避する傾向があるのに、何故か代表チームのバックアッパーの整備には〝無頓着〟。
2試合で6失点した厳然たる事実も踏まえたら、しっかりきっちり、第3と第4のセンターバック、それも本職のCBを整備しなくちゃいけないと思うんだけど。