京浜急行 戸部 がら屋

今までうちのＤＶＲ（デジタルビデオレコーダー）は、
つくばのテクニカルセンターから出荷していたのだけれど、
今度横浜にサポートセンターを作って、
キッティングやらエージングやら、全部こっちでやることに
なったのです。
で、今までは筑波なんて、行く気にもならなかったのですが、
今度は近いし、週に何回も行くハメになっております。

で、京浜急行の戸部駅前にある“ガラ屋”
ちょっと匂いに惹かれてしまって、おやつの時間に入って
しまいました。



時間が時間だけに、お客は僕だけ。
でも、店内のセンスはいいぞ。
食券買って、基本のラーメンを頼みます。



おお！とんこつ醤油の、鶏油。
がら屋なんて名前だけに、鶏がら支那そば風をイメージしていたんだけど、
裏切られましたな～。

でも、これがまた、なんともウマイ！
麺は中太ストレート。チャーシューは厚切りとろとろ系。
スープがね、上等なの。
あの家系の下品なまでに豪快なスープとは違う。
すごく繊細な。
鶏油も、しつこすぎず、少なすぎず。
他に具は、揚げにんにくが２～３切れ。
刻みねぎ。貝割れ大根。
そして、岩のり！




乾燥した岩のりをどさっと入れてある。
これがスープを含んで、麺にからんで、なんともかとも、
美味なのですねぇ。
もしかして、ラーメンにおける海苔の使い方は、
これこそ究極じゃないかという。
特に家系最大のウイークポイントが、
表面に張った鶏油のギトギトを、海苔が吸ってしまうことだけに、
家系の海苔の扱いは、悩ましいものがあったのです。
生海苔でもダメ。板海苔もダメ。
この店の海苔の扱いは、おそらく日本ラーメン界の
最高峰に位置するに違いない！！

家系みたいに味・硬さ・油の多さをオーダーできるっていうのは、
親切なようで無責任な感じがするんだけど、
ここは（きっと言えばやってくれるんだろうけど）きちんと
自分の味を守っている。

一言で言うと、センスのいいラーメンだな。
家系の流れを汲みながら、独自路線を行く、
超優れもののラーメンでした。