東京・日本橋人形町と言えば、元は吉原遊郭があったところ。
しかし明暦の大火を期に、こんな江戸城の城下町の真ん中に
遊郭があるのは風紀上けしからんということで、
吉原は当時の江戸の外れのはずれ、上野寛永寺のそのまた先の
浅草の田んぼの真ん中に移転させられてしまいました。
その後は江戸三座のうち中村座・市村座が並ぶ芝居街に。
人形浄瑠璃の人形遣いが多く住んだところから、
通称人形町と呼ばれるようになったといいます。
その芝居小屋も、天保の改革により浅草に移転を余儀なくされ、
そのせいか今でも「水野忠邦の野郎のおかげで・・・」
なんていう会話が日常的に飛び交う変な街(笑)
その天保の改革時に、あまりに厳しい改革では、
町民の不満が爆発して大変なことになる、と、
芝居の全面禁止を阻止し、浅草への移転に留めたのが
当時の南町奉行、遠山左衛門少尉こと、遠山金四郎景元。
通称遠山の金さんだ!いいぞ金さん!!
ということで、そんな人形町に顔を出すと、
つい食べたくなるのが重盛永信堂のつぼ焼き。
ま、元祖な人形焼屋さんなのですが、
人形焼ってのはまぁ人形焼でありまして、
珍しいのを食べたけりゃ、同じ人形町の板倉屋さんあたりにいくと、
戦前から使ってるタンク(戦車)や飛行機の型の
人形焼(戦時焼)なんてありますけれど…
戦前って言っても、日露戦争の後ですよ。
応仁の乱とかじゃありませんからね。
(京都の人は勘違いするかも知れないから…)
僕は断然、重盛のつぼ焼!
以前は150円だったけどなぁ…
「あれぇ、10円上がったの?」って聞いたら、
「あら、そうですか?私は160円になってからしか知りません」
って、ほんまかいな(笑)去年は絶対150円だったぞ!
ま、とにかく、「餡子のつぼ焼」なんですが、
薄い薄い皮の中に、つぶ餡がぎっしり詰まっている。
人形焼の中の人形焼、人形焼のボスキャラだ。
あれ、題名何か間違っていましたか?
つぶ餡じゃなくて「いやあん♪」だとかって思ってました?
あんこが、一口食べるごとに「あん!」「いやあん!」なんて、
つぶやくわけ無い…よね?
それとも、お土産に買っていったら、
一口ごとに言ってくれる?
「もう、あなたったら、すぐにそういう…あん!」
「ダメよ、そんないたずらしちゃ…あん!」
「ほんっとにこの手は悪い手…あああん!」
「ねえ、ここ、ここ押してぇ、あん!」
にほんブログ村
そして押した後は、こちらをお楽しみください…いやぁん♪
あん!あん!あい~や~!!
人気ブログランキングへ
↑こっちもポチッと押してね。ぴぇ~!!
僕は金さんと言えば中村梅之助の丸顔が思い浮かびます。
杉さまが好きぃ