9月20日過ぎ頃より、千里浜でもトウネンに混ざってハマシギが目立つようになってきた。トウネンなどよりやや大きく、波打ち際で威張ったかのように餌を探す。ミユビシギと同じ程度の大きさである。
トウネンとハマシギ
ミユビシギ
やや下に曲がった嘴は長く、胸には夏羽の名残の黒斑が残っている。
夏羽の名残を残すハマシギ
もう少しすればミユビシギなどと一緒に大きな群れを作り、石川の浜辺でも越冬する。見慣れた鳥であるが、今まであまりにも多くのトウネンが浜を埋めていたので、ハマシギの姿を見ると、季節の変化を感じて何かほっとした気分になる。
今年の浜にはオバシギ、コオバシギ、キョウジョシギ、キアシシギなどは訪れたがソリハシシギなどは未だである。注意して見守っていきたい。
一方ハス田では、コサギなどが活発に活動し、2年続けて子育てに成功しているコウノトリのペアも姿を見せ始めた。
ハス田のコサギ
ハス田で餌を摂るコウノトリ
来春の営巣に向けていい兆候である。今年はハス田にそれなりの種類のシギが訪れたが、以前、アオアシシギの仲間は少なかったと書いた。幸い1日にはアオアシシギがいることを確認することができた。
アオアシシギ
これからは徐々に冬に向かうであろう。