5日には、もうそろそろアサギマダラアが来る頃だと思い、白山麓の瀬名へアサギマダラの様子を見に行った。途中の刈り取りの終った他の2番穂の中に何か動くものを見つけた。穂が茂っていてはっきりとは分からなかったが、メスのキジのように見えた。
2番穂の中のキジ、メス
花の咲いたそば畑の中には、アキアカネ、ツマグロヒョウモンなどがおり、小さな水路にはミゾソバが咲いていた。
そば畑のアキアカネ
そば畑のツマグロヒョウモン
水路のミゾソバ
瀬名に着くと、盛りを迎えようとしているフジバカマの周りにアサギマダラが集まり始めていた。
フジバカマの花に集まり始めたアサギマダラ
翅もきれいでこれから南下する意欲満々のように見えた。
去年は10月に入って急に涼しくなり、5日には白山も初冠雪し、6日には邑知潟に流れ込む長曽川に3羽のコハクチョウが渡来したのが見られた【10-10-2023】。
今年は未だ暑さが続いているが、もしかしたらコハクチョウが来ているかもしれないと、去年と同じ6日に出かけてみた。近くの橋の上から白い鳥影が見えたので、車を脇道に止め、カメラを持ってゆっくりと近づいてみた。
長曽川に到着したコハクチョウ
嬉しいことに、去年と同じ3羽のコハクチョウが来ているのが確認できた。ここ3年続いて3羽が、コハクチョウの大きな群れが到着する前に、先遣隊のように渡来している。同じグループかどうかは分からないが、今回も成鳥3羽であり、思い思いに長旅の疲れを癒していた。
旅の疲れを癒すコハクチョウ
潟には未だカモ類は少ないが、カワウ、ホシゴイ、カンムリカイツブリなどが見られた。
潟で日向ぼっこをするホシゴイ、カワウやコサギ
餌を探すカンムリカイツブリ
去年は帰り道で、コウノトリ、ムナグロも観察できたが、今年は観察できなかった。秋が深まれば、もっといろいろな鳥に出会えるだろう。
季節が混在した昨年であったが今年はどうであろう。