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チョウ・トンボ・野鳥に親しむ

河北潟干拓地―タゲリ

 11月に入って朝かなり涼しくなった。朝の散歩道では今までの暖かさで例年より伸びた麦が緑を増していた。カメラを向けると、緑の上に自分の影が長く伸び、朝露で麦が白っぽく光っていた。

           朝日で麦畑の伸びる自分の影

 草むらでは、オオカマキリが産卵場所を探し、アキアカネが翅に付いた露を乾かしていた。中にはちゃっかりと民家の壁で露を凌ぐものもいる。

            産卵場所を探すオオカマキリ

          翅に付いた露を乾かすアキアカネ

              軒下のアキアカネ

 電線やガードレール、梢にはジョウビタキやモズ、カワラヒワ、スズメなども頻繁に姿を現し、民家の軒下には干し柿も見える。



         ジョウビタキ、オス(上)、メス(下)


                 モズ

               梢のカワラヒワ

               電線のスズメ

               軒先の干し柿

 先日訪れた軽井沢では紅葉真っ盛りであったが、こちらでもその盛りは過ぎた。

                雲場池

 河北潟のハス田では、農家の方が肩までつかりながらレンコンの掘り出し作業をしている。

             レンコンの収穫作業

 ご苦労様といいたい。
 近くではコサギが群れているが、今年はコウノトリの姿は見えない。

            ハス田に群れるコサギ

 この時季、意外に遅くまで見られるのはアオアシシギである。今回も2羽が餌を探しているのを見つけた。


             ハス田のアオアシシギ

 1羽はカエルを捕食していた。

           カエルを食べるアオアシシギ

 ここで見覚えのある自動車を見つけた。鳥友さんである。久しぶりの再会でいろいろな情報を教えていただいた。礼を言い、刈り取りの終った田の中の道を帰る途中で、コハクチョウが渡来しているのを見つけた。

         河北潟干拓地の渡来したコハクチョウ

 河北潟干拓地迄コハクチョウが来ると本格的な冬も近い。このような田の一角にタゲリが群れを成しているのに気づいた。

                 タゲリ

 タゲリも冬の鳥である。人が近づくと一斉に飛び立つがまた近くに戻ってくる。

              飛び立ったタゲリ

              戻ってきたタゲリ

 季節の変化を感じながら過ごしている。
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