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チョウ・トンボ・野鳥に親しむ

ハス田でータシギ

 1月1日の大地震に次いで輪島、珠洲を襲った今回の豪雨、復興が軌道に乗り始めた矢先の水害には心が痛む。亡くなられた方もいる。冥福を祈らずにはいられない。
 
 9月に入ってすぐ例年通りに鳴き始めたアオマツムシであるが、いつまでも暑いせいか、声の勢いも弱ってきた感じがする。先日の雨に耐えきれなかったのか、庭の草むらで休んでいるアオマツムシを見つけた。

              アオマツムシ

 今回の雨の後、特に朝は涼しくなり、昆虫の世界では、秋への変化がはっきりと見られる。散歩道では、キチョウ、モンシロチョウ、アゲハなどの秋型が出現し冬に備えた準備が始まった。



       朝露の降りた植物で活動準備をするチョウたち

 モンシロチョウやアゲハはこれから産卵し蛹となって越冬するだろう。キチョウは成虫が越冬する。路上を忙しく移動するツマグロヒョウモンの幼虫がいた。

           ツマグロヒョウモンの最終齢幼虫

 蛹になる場所を探し、冬を越すのであろう。

 今年はコメ不足が伝えられているが、此処石川では例年通り、着々と稲刈りが進んでいる。

             刈り取りが進む稲田

 刈り取りの終った田の水辺にはアキアカネがぼつぼつと姿を現し、産卵に備えている。

         田周辺に戻り始めたアキアカネ

 オオシオカラトンボも準備に余念がない。

          休憩するオオシオカラトンボ

 収穫時に落とした籾をめぐってトビとカラスが争っている光景も見られる。

             トビとカラスの争い

 海辺の砂浜では、トウネン、ミユビシギ、メダイチドリ(?シロチドリ)などが見られる。

               トウネン

              ミユビシギ

          シロチドリ?、メダイチドリ?

 ハス田に行ってみると、今年は暑さのせいでハスの収穫が遅い感じがし、開放水面の面積も狭く、シギ達の渡来も少なく感じる。そんな中、ハス田で餌を摂るコアオアシシギ(多分)、タシギを見つけた。


           1羽で餌を探すコアオアシシギ

 コアオアシシギは、その後は見かけていない。





        取り入れの終ったハス田で餌を探すタシギ

 タシギの周りにはハクセキレイ、コチドリ、バンなどもいた。

             タシギとハクセキレイ

                コチドリ

                  バン

 さらに嬉しいことに、近い将来報告するオグロシギを見つけることもできた。


               オグロシギ

 タシギを見ていた時、後方に異なる鳥を見つけた。トウネンのようでもあり、羽毛はキリアイのようにも見える。

          タシギの後ろに見える鳥の後ろ姿

 キリアイならいいのにと思いながら、ピントのいい写真を送って、野鳥に詳しい鳥友さんの意見を求めると、残念ながらトウネンであるとのご判断であった。自分でも頭の白線がないなと思ったりしていたのでやっぱりな!と思った。残念! 
 前回書いたようにその後、鳥友さんからはキリアイのはっきりした写真を送っていただいた。前回、今回と今まで経験のなかった鳥に関して知識を得ることができた。これも鳥友さんのおかげである。今後に生かしたい。
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