あまり天気は良くないが、前回のベニマシコ発見に元気づけられて近くの森に行ってみた。すぐに、キョッ、キョッという聞き慣れたアカゲラの声がした。すぐには確認できなかったが、梢に赤い鳥影を見つけた。
枝被りしたアカゲラ
木を登って虫を探しているようだ。枝被りの少ない所に出るのを待ってやっと捉えたが直ぐに飛び去った。
幹を登るアカゲラ
周りで小さなドラミングの音がした。コゲラだなと思いって探すと、枝をチョコチョコと登るコゲラが見えた。
枝を移動するコゲラ
やっと撮れたコゲラ
枝が混みあっているのでなかなかピントのいい写真は撮れなかったが、ズーム機能を使って焦点を絞りやっと撮れた。
この森では早春にゲラ類が見られる。一度にアカゲラ、コゲラが見られたということは、もう春の繁殖の準備をしているものと思われた。
近くではヤマガラも木の実をコツ、コツと叩いていた。
枝の上で実を叩くヤマガラ
モズやシジュウカラも餌集めが活発になり、春に備えているようである。
何かを咥えるモズ
ヨシの茎で虫を探すシジュウカラ
ハンノキかヤシャブシか自信がないが、いずれにしてももう新芽が緑になって春近しを思わせている。
ヤシャブシ?ハンノキ?の新芽
一方、例年見られるジョウビタキ、ルリビタキ、アトリ、アオジ、カシラダカなどの冬の小鳥には殆どお目にかからない。このまま春になるのであろうか。
森を抜けて小川付近に出ると、かなりの流れのある水辺でアオサギやカワウが獲物を狙い、マガモも群れで泳いでいた。
アオサギ
カワウ
マガモの群れ
電線では、冬も元気なヒヨがけたたましく鳴き、トビも羽毛を膨らませていた。
元気なヒヨとトビ
少しの時間を見つけ、地震の後で草むらに座っていたのが気になっていたコウノトリの様子を河北潟に見に行った。1羽は今回も座っていたが、立っているオスが近づくと、座っていた1羽(メス)も立ち上がり一緒に歩き出したので一安心した。
足を傷めてないことが分かり安心したコウノトリ
潟の田では、邑知潟では地震によって減ったと言われるコハクチョウがそれなりの大きさの群れで生活しており、こっちも安心した。
しかし、コハクチョウ達も浮足立っており、今年の北帰行は早いかもしれない。
地震から3週間も経つが全容はいまだ見えず復興の歩みも遅い。早く復興が軌道に乗り、能登の人達に安心と平穏な生活が戻ることを願っている。