しばらく時雨が続き、外出もままならない日が続いた。20日の午後は雨が上がったので意を決して志賀の海に様子を見に行った。風が強く折角出かけたのにカモ達の姿は見えなかった。
イソヒヨドリも民家の軒先で風を避けたり、堤防の上で身をかがめたりして強風に耐えていた。
イソヒヨドリ
ホオジロも風を避け、強風の中を強引に飛ぼうとするクロサギも風に逆らえず途中で引き返したりしていた。
ホオジロ
クロサギ
堤防で囲まれた内海では波もそんなに高くないと見え、普段はあまり近寄らないウミウがあちこちで潜水して餌を摂っていた。
あちこち移動したり潜水したりして餌を探すウミウ
それでもなかなか獲れないと見え、しばらく潜った後岩場に上がりどうしたものか思案顔で荒れた海を見ていた。
岩に上がって荒れた海を見つめるウミウ
どのウも嘴付け根の肌が露出した黄色い部分が尖って白い部分に食い込んでいるウミウの特徴を持っていた。
ウミウ顔の特徴
弁天島の浜では水上を風に飛ばされて走る小さな風船のように、小走りで近づいてくる鳥がいた。やっと止まったところを撮ってみるとミユビシギであった。
波打ち際のミユビシギ
今年もこのあたりで越冬するつもりのようである。季節は本格的な冬に向かう。